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山形ぶどうの発祥の地とは

ぶどう 山形ぶどう ピオーネ

急勾配 山形ブドウの発祥地


実際に南斜面のぶどうってみると傾斜に驚きます。「作業は大変だろうなあ」と思わず口に出てしまうほど。この急傾斜のぶどうでの作業をたすけるためにどこの畑にも運搬用モノレールの設備がみられます。そして一定の間隔で石積みがされ畑をささえているのです。

 

高いところにあるぶどうの眺望は見事です。置賜盆地全体を眺められるほど高いところにあります。時折足元から吹き上げる風がぶどうのあまい香りを運んでくれ、こんなところに育つぶどうはさぞかし旨いだろうなと素人でも容易に想像がつきます。

 

国内でも有数のぶどう産地である山形県。中でも南陽市赤湯、周辺は、県内のぶどう栽培発祥の地とされ、山形新幹線の車窓から見る十分一山・鳥上坂(とりあげざか)一面に広がるぶどう畑は「山形のぶどう」を象徴する風景のひとつでぶどう栽培が古くから行われてきた場所です。

 

ぶどう 山形ぶどう デラウエア

南陽市のブドウは石積みの畑これなら排水は充分急傾斜に驚く


 

南斜面で急勾配の石垣の畑


山形県のぶどう栽培の歴史はかなり古い。南陽市鳥上坂のぶどうの碑には、「ここは江戸時代初期にぶどう栽培が始まった山形県ぶどう発祥の地」とあります。

 

そして地区内の大洞鉱山が隆盛していた頃、①甲州(現、山梨県)の鉱夫が甲州ぶどうを持ち込んだ説、②また出羽三山に通じるこの街道を通って、修験者がぶどうを持ち込んだ説の2つが伝えられています。

 

いずれにせよ甲州の地とこの現在の南陽市辺りの地形に、昔人は共通する風土を見いだしたに違いないと思われます。その結果、江戸の後期にはすでに、このあたり一帯で甲州ぶどうが作られていたことからも明らかになっています。

 

明治になって欧州種や米国種のデラウェアなどが入ると、いよいよ産地として盛んになる。大正初期には、米より高い値が付き、ぶどう景気に沸いたという。現在、山形県はぶどう生産量で全国3位を誇っている。

ぶどうは排水の良い土地を好む。日照が十分あり、昼夜の寒暖の差が大きく、成熟期に雨が少ないなどの条件も、県内のぶどう産地は満たしており、山梨の勝沼地方ともよくにているといいます。

 

8~9月に吹く夜風の冷たさは、ぶどうの成熟度と甘みを助ける大事な要素です。ここでも山形県の内陸部の温度格差が葡萄づくりの大切な地の利を得て恵まれた環境ということになります。

 

ぶどう 山形ぶどう ぶどうセット

人気が高くなっているシャインマスカット


 

品種はシャインマスカットなど


明治になって欧州種や米国種のデラウェアなどが入ると、いよいよ産地として盛んになる。大正初期には、米より高い値が付き、ぶどう景気に沸いたという。現在、山形県はぶどう生産量で全国3位を誇っています。

 

南斜面の傾斜地は排水の良い土地を好む高品質ブドウ栽培には最適。日照が十分あり、昼夜の寒暖の差が大きく成熟期に雨が少ないなどの条件も、県内のぶどう産地は満たしています。山梨の勝沼地方ともよく比較されます。

 

山梨に劣らない内陸部特有の温度格差と8~9月の傾斜地に吹く夜風の冷たさは、ぶどうの成熟度と濃厚な味を助けるといわれています。栽培されているのは、大粒種は巨峰、ピオーネ、シャインマスカット、ゴルビー、瀬戸ジャイアンツ、高雄、安芸クイーン、藤稔、ロザリオビアンコ、オリンピア、翠峰、伊豆錦、ロザリオロッソなどなど。

 

ぶどう 山形ぶどう ピオーネ

石交じりの急斜面の土壌ぶどう以外の作物は無理


 

山形の古いワイナリー南陽市


明治時代の半ばから昭和初期にかけ、ぶどう栽培は大いに発展しました。それに伴って南陽市赤湯には多くのワイナリーが開業されました。戦中・戦後のめまぐるしい時代の変化を乗り越え、現在では県内に12社あるワイナリーのうち4社が集積する「ワインの里」となっています。

 

寒暖差の大きい気候・日当たりのよい急斜面・排水性に優れた土壌が高品質なぶどうを育て、味わい豊かなワインが醸造されています。ブドウ畑から見上げる背後の高ツムジ山(標高700m)には南陽スカイパークがあって、パラグライダーファンが集まります。

 

ブドウ畑の上空を飛び白竜湖を眺めながらゆっくり漂います。そこにはワイン造りに欠かせない熟成に似たゆったりとした非日常の時間が流れています。

 

シャインマスカット ぶどう 山形ぶどう

シャインマスカットは実が硬く大粒で甘く歯ごたえがいい


 

大粒品種のシャインマスカット


日本では、「巨峰」・「ピオーネ」などの大粒品種、種無しぶどうに対する需要が大きいといえます。生で食べるブドウの種類は主にアメリカブドウとヨーロッパブドウがありますが、ヨーロッパブドウは病害に弱く、生理障害も出やすいため、生産が少ない状況です。

 

しかし、ヨーロッパブドウの持つ「かみ切りやすくて硬い肉質」やマスカット香に対して大きな消費需要があります。そこで、肉質がかみ切りやすくて硬く、マスカット香を持ち、大粒で種なし栽培できる上、裂果などの生理障害を発生せず、一定の耐病性があって栽培しやすい品種の育成を行いました。市今人気のシャインマスカットです。

▼シャインマスカットの主な特徴

果皮色が黄緑色で、マスカットの香りがあり、かみ切りやすくて硬い肉質の大粒ブドウです。甘味が高く酸味の少ないブドウです。ジベレリン処理により種なし栽培が可能です。 果皮が比較的薄く、皮ごと食べられます。日持ちは「巨峰」・「ピオーネ」より長いブドウです。黒とう病には強くありませんが、べと病や晩腐病には「巨峰」に近い耐病性があります。短梢剪定栽培ができます。

 

▼山形のブドウ栽培 シャインマスカットなどの品種

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