[2007年04月] アーカイブ

佐藤錦ばかりではない山形ならではの少し珍しい晩生種さくらんぼをご紹介 (4月14日)

山形ならではの少し珍しい晩生種をご紹介しましょう。
コルト苗佐藤錦は品種は佐藤錦なのですが、台木が違う(普通は青葉桜だがコルト台を使用)これによって大玉の完熟の食味の濃厚な一味違う佐藤錦をお楽しみ頂けます。

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        果実の軸(柄:ステム)が太く大玉になる

紅秀峰:晩生種の紅秀峰は女王「佐藤錦」に対抗できる晩生の品種として期待されて開発された品種です。

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           佐藤錦に匹敵するか新星、「紅秀峰」


 そして期待の新星は「紅秀峰(べにしゅうほう)」。山形県園芸試験場が独自開発し、91年に正式に名前が付いた。 
 ここ数年で栽培面積も増え、消費者の心をとらえつつある。特徴は「極上の甘みと秀でた食べごたえ」。果実が大玉、ぴちぴちしてまさに『旬』。収穫期は佐藤錦よりやや遅い6月下旬から7月上旬となっている。


★「佐藤錦」と「天香錦」の交配から生まれた品種で、佐藤錦より少し後に出荷されることから「お中元商品として」、近年佐藤錦をしのぐ人気です。鮮やかな濃赤色に着色し、濃厚な甘さと実の締まった歯ごたえが特徴です。果肉が硬めで、日持ちが良いのでご贈答品として喜ばれます。

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     実がしっかりの大将錦          大玉でしっとりジューシー南陽


 このほかに、お奨めの晩生種としては「ナポレオン」「佐藤錦」「高砂」の混植園で偶然に実生の中から見つけられ育成された品種「大将錦」です。実は10gと大粒で、果肉が硬め、日持ちがいいのが特徴で、色鮮やかで、糖度が高く、甘さタップリなのでお中元などのご贈答としても人気の商品です。
 
「南陽」は他の品種と比べると大粒で10~13gのジャンボサイズ、赤黄色の鮮やかな色のとても果汁タップリのさくらんぼです。糖度14~15度くらいのすっきりとした甘さが特徴で食べ応えのある品種です。

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   晩生の「紅てまり」                  早生の「紅さやか」


佐藤錦ばかりがさくらんぼではありません
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佐藤錦発祥の地にある樹齢70年を超える佐藤錦の大樹 (4月11日)

佐藤錦の発祥の地山形県東根市に見つけた樹齢70年を超える大樹は今も現役でしっかり収穫を迎えようとしていました。

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 サクランボの樹は苗から育てて、約10年位からさくらんぼの収穫が出来ます。最初は収穫も少なく20年から30年が最盛期と言われますが、手入れの上手な達人となると70年過ぎてもこの通り現役生活を続ける事が出来るのです。

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 生産者の阿部巌さんはこの道50年のベテランさくらんぼの達人。
佐藤錦の生い立ちから、その前の品種からを知り尽くし、先代がこの畑に佐藤錦を植えて70年その後この果樹園内を国鉄、奥羽線が横断する事に、果樹園を分断して今は山形新幹線が走ります。

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「列車の振動もさくらんぼの樹には良い振動なのかも・・・」と言っていますが。
真意はどうでしょう。じつはこの畑からは宮内庁御用達の献上のさくらんぼも生まれました。


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     この樹だけでこれまでどれだけ収穫した事か


それも何度もご献上品を収穫したとか。それにしてもこの佐藤錦の大樹からは有に200kg以上の収穫もあるのでは、トトロの樹の様な神がかったサクランボ大樹にすっかり圧倒されました。

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     今年も立派な佐藤錦を実らせてくれるでしょう。

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さくらんぼ・佐藤錦の果実に日光を沢山当てる反射シート (4月 9日)

雨よけハウスが出来ると今度はさくらんぼ・佐藤錦の美味しさも素になる日光を大量に吸収させる工夫がされる。一度こずえを通り抜けた日光を有効利用するために考えられた。

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           敷き始めはこんな色だが


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            鮮やかな色付きを見せてくれる助っ人だ


樹の周囲や通路の地面に敷き詰めて反射光を利用しようというもの、梅雨時の日光は貴重だからと納得できる資材だ。これによって20日から25日ぐらいで果実の肥大も進み色も美味しい色に仕上がっていくのだ。

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        樹の周囲に敷き詰めて反射光を有効利用


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          通路に敷き詰めるだけでも違いが


あの輝くような佐藤錦独特のルビーの色は反射シートが一役担っているのだとは知る由もないが。縁の下の力持ちの目立たない大きな活躍だ。

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      佐藤錦特有のルビーの輝きを生む


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さくらんぼの収穫を前に雨よけハウスで佐藤錦が・・・。 (4月 9日)

サクランボの収穫の最盛期は6月下旬、収穫を前に6月には入ると一斉に雨よけハウスのビニールが架けられます。この設備がサクランボの品質を格段に向上させることを発見したのは今から30年程前。
梅雨時のくだものであるため雨による実割れによる被害の心配がなくなったのです。

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 雨よけハウス              6月に入ると作業が一斉に

そして運送手段が発達して宅配便が日本全国に行き渡るようになると缶詰などの加工中心の需要が生食での需要に変わり一気に雨よけハウスはサクランボ栽培には必須の条件になったのです。

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       高いところで6mにもなるので作業には熟練が

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      ビニールの内部は天気がいいと40℃にもなる。 

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こんなスグレモノの昇降機も効果を発揮します。

 東根市を中心にサクランボの中心地域ではこの季節6月上旬になると一斉に雨よけハウスのビニールが拡がり山形の風物詩になっています。

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山形の風物詩梅雨時前になると一斉に雨よけハウスの傘が開く

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この景色が見え始めると山形はさくらんぼの季節の到来だ!

「もっと早くから準備できないの?」とよく訊かれることもあるが、ビニールによってハウス内が高温になりさくらんぼの樹が弱るために収穫ギリギリまで待ち、収穫が終わるとすぐに取り外します。中々サクランボは細かな管理の必要な作物です。

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      この頃はあの佐藤錦もまだ色づかない

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さくらんぼ栽培の決め手は受粉時期の天気が大きい影響 (4月 7日)

さくらんぼの収穫に大きい影響を与えるのはさくらんぼの開花前後の天気だ!そこには受粉という大事な作業が必要となる。「さくらんぼは自身の花粉では受粉できない」という大きなハードルがある。他の種類の花粉が生殖には必要なのである。たとえば、佐藤錦にはナポレオン、紅秀峰には高砂というように・・・。

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       蜜蜂の巣を園地に持込むことも

満開時期にどれだけ受粉できるかの鍵を握るのはこの時期の小さなヒーロー蜂たちだ。天気が悪く温度が上がらないと蜂たちも活躍できない。通常15℃といわれている。風が強かったり、雨が降っていれば蜂は蜜を集めに活動しなくなるからだ。

温室であれば人為的に温度を上げ蜜蜂を活動を促す。人の手でも毛バタキで人工授粉する。これもまた大変な仕事になる。

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蜂たちの仕事を人がやろうとすると大変な仕事だと気づく

この時期は通常ソメイヨシノの満開から10日後だから山形では4月の下旬から5月の上旬になる。
まして、遅霜は最悪の天候となる。蜂の活動よりも雌しべが死んでしまうという最悪のシナリオになるのだ。「遅霜」を含めたこの時期の天候がさくらんぼの収穫量を決定付ける事はかなりの割合である。

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      マメコバチの巣を園地に据え付けている


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     マメコバチの巣はヨシの茎でをそろえてしつらえ

ここの満開のころの主役は主に蜜蜂と、地蜂のマメコバチだ。マメコバチは果樹園に小さな箱のような巣箱を作って繁殖を助けて毎年受粉を助けてもらう。蜜蜂はこの時期だけ用法業者の助け借りる。
香りの高いさくらんぼ、佐藤錦や紅秀峰はきっと養蜂業者もよろんで収集するものと言える。


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蜜蜂は良く働き人を援ける


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さくらんぼの栽培の冬は休眠期に選定作業が (4月 7日)

高砂、正光錦、佐藤錦、紅秀峰、大正錦、と美味しいさくらんぼも冬に見れば寂しい裸の樹木にしか見えませんが、冬は雪の中で休眠して樹木に充分に栄養分を蓄えて春からの活動期に備えます。

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         とにかくこの時期は冷え込む

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温室さくらんぼ佐藤錦
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生産者は寒いこの時期(1月から3月)厳しい冬の天気を読みながら雪の合間を縫って、選定作業に追われます。雪が多い年は、脚立が使いやすく雪が締まる2月下旬から仕事になります。一月はまだ雪が柔らかいので脚立が使えないからです。

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  剪定は時間が止まったような孤独な仕事だ

何といっても厳寒期の仕事だから寒さとの戦いになる事はやむを得ません。

 さくらんぼの剪定は、一年に二回行います。一回目は夏剪定と云い、日光の通りを見て大きな枝を来年の樹の姿をイメージして剪定します。(9月)そして冬にする冬剪定となる訳です。


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