[さくらんぼ] アーカイブ
2008年06月07日
- 「月山錦」はデリケートな品種のため収穫量が格段に少なく、なかなか販売できません。
●月山錦(がっさんにしき)

黄色いサクランボ「月山錦」赤色系の品種がほとんどの中、黄色いさくらんぼとして貴重な品種です。
非常に大粒の心臓形で、果皮は明るい黄色です。
甘味が非常に高く、酸味は少なくて食味が良好です。栽培が難しく、一本の木からの収量も少ないために貴重な高級品種となっています。月山錦(がっさんにしき)は果皮が黄色く、甘みの強い大粒のサクランボです。中国から導入された品種で、国内では生産高が少ないため希少価値が高く、味もよいので贈答品としても喜ばれます。
デリケートな品種の為、収穫量が少なく、そして収穫期が短いため、なかなか出回りません。
地元やまがたの人も見たこともない人が多いんですよ。

月山錦と佐藤錦
■果実
大きさは12~15g位と非常に大きく心臓形で、果皮は、前面明るい黄色で魅力的である。果肉は「天香錦」に似て硬く、軟化しにくいため、日持ちがよい。
糖度は完熟時20~24度と高く、酸味が少なく食味が良い。果皮が黄色いため成熟期を判断しにくいが、薄い黄色が次第に黄色を増やし、食味がよくなった時が収穫期で す。降雨による裂果が発生しやすいので雨よけハウスを利用した方が良い。赤色系のさくらんぼがほとんどのなかで、黄色いさくらんぼとして貴重な品種です。
収穫期>
山形県で6月下旬頃 で、「ナポレオン」とほぼ同時期、収穫は6月下旬~7月中旬頃
■隠れファンの多い「月山錦」山形の人でも見たことがないと言う人が多いのです。それくらい市場にあまり出回りませ
でも一度食べると見かけと中味のギャップにビックリ!「え~っ!甘い!」新鮮な驚きがたまらないようです。そのせいか一度食べるとファンになる方が多く「月山錦ない?」「月山錦販売してないの?」とこの時期になるとお問い合わせが絶えません!

■大玉さくらんぼ
「月山錦」は一粒が12~15gと非常に大玉、「佐藤錦」の大きさが大体7~8gくらいなので、比べるとかなり大型で■酸味が少なく甘みが強い品種です
黄色いから酸っぱいと思われがち、でも食べてみると酸味が少なく、甘み充分とっても美味しいさくらんぼです。さすがに「佐藤錦」にはかないませんが、くせになる美味しさです。
ところが、毎年多くの方から問い合わせを頂く「月山錦」、デリケートな品種のため収穫量が格段に少なく、なかなか販売できません。予約をいただいても、お送りすることが出来なくなったりする事態もある為、お客様へのプレゼントだけで提供しておりました。

生産者の松浦さん「今年の成りはいい」と・・・
2008年06月06日
- 本当に佐藤錦は圧倒的に強いのか、各品種の特徴を検証すると・・・
さくらんぼと言えば佐藤錦、20世紀最高の品種と絶賛され、生食用としては他を寄せ付けない圧倒的な支持と人気を得てサクランボの王様の地位はゆるぎないように見えますが・・・。欠点が無い分けではない。またポスト佐藤錦はどんな品種か、候補は紅秀峰、大将錦、南陽、などが候補に。

早生種の紅さやか 晩生種 紅てまり
ルビー色の果樹園の宝石に君臨の「佐藤錦」にも ・・・・・大きな悩みが!・・・・・・ 味は絶品であるが
実が柔らか過ぎ ・・・・日持ちが悪ィ・・・・収穫期が短期過ぎ・・・・・・な どなど!!
1、に、実を(果皮を)少し硬めに・・・・日持ちを良くし・・・遠方への出荷に耐えられる商品に !
2、に、実の張りを大きめに(佐藤錦の実の大きさの平均6~8グラムから8~12グラムへ) 改良、食べ応えの改善!
3、に、実割れし難く収穫期が長い (6月下旬から7月上旬以降に収穫できるもの)改良●美味しいさくらんぼの3つの見分け方をご紹介しよう
1、 実が大きい。他に比較して実に張りがあり大きいほど旨い。
2、 実の色、着色が濃い色のほうが旨い。濃すぎると熟れ過ぎの場合がある。
3、 色の濃いわりに実が硬い。コレは鮮度がいいことと、背中は赤いがお腹の白っぽいところが透明になっていない。コレは熟れ過ぎていないことの現われです。
※【味の農園】ではこのような点を重要視して未熟、過熟のないように選別して発送しておりますが、いますが、どうしても過熟によるクレームは一部発生してしまう現実があります。
◇ どんな改良品種が生まれ・・・ポスト佐藤錦に3品種がノミネートされているが◇


南陽 大将錦 紅秀峰
◇見た目・旨さ・値段のバランスで・・・・・・・紅秀峰が一歩リード ◇結実が良く・・・・・・豊産性に優れ・・・・・・安定した収穫の・・・・・・・お求め易い値段?・・・・・・・・・全ての面でバランスのとれた「紅秀峰」がPost<佐藤錦>の最有力種で・・・・・増植中 !「南陽」は・・・・豊産性・・・・安定収穫面で「紅秀峰」より劣り・・・・果重は大玉だが・・・・価格面で割高感が
「大将錦」は・・・・実着きにムラがあり・・・・実割れ率が高い・・・・実割れ率が高い・・・・果重は超大玉だが・・・割高感!
さくらんぼの有望品種「紅秀峰」
「紅秀峰」は1979年に「佐藤錦」と「天香錦」の交配から生まれました。さくらんぼでは晩生の品種で果肉が硬く、甘味も濃厚で、濃い赤色に着色し、さらに日持ちもいいことから、佐藤錦に次ぐ有望品種とされています。
濃厚な甘みに対して酸味がかなり控えめなため佐藤錦に比べると甘く、サイズも一回り・二回り大きめです。果肉も硬めのため非常に食べごたえのあるさくらんぼです。佐藤錦とは相性が良く互いに受粉樹として栽培されています。欠点は生産面で開花が早い事による受粉効率の低下と遅霜に合いやすく、受粉障害が大きく発生する年がある。
長所は果肉が硬いため日持ちが良く、佐藤錦とは出荷時期がずれるため時期の違う贈り物にも最適です。上記のような理由から今後人気の出る品種として各方面から有望視されているさくらんぼです。発送可能な時期は6月28日頃からです。
2008年06月03日
- 雨除けハウスは山形さくらんぼには欠かせない
何故か?さくらんぼは梅雨時期の果物だからコレがないと商品になりません

サクランボの収穫の最盛期は6月下旬、収穫を前に6月には入ると一斉に雨よけハウスのビニールが架けられます。この設備がサクランボの品質を格段に向上させることを発見したのは今から30年程前。
梅雨時のくだものであるため雨による実割れによる被害の心配がなくなったのです。 - 山形のサクランボは色付き始めました

やはり、例年より3日-4日ほど急いでいる感じがしますね。
生産者の松浦さん

「紅さやか」とうい早生品種は別にして他の品種の少しづつ実に色がつき始めました。
これからの天気にもよりますが、平年よりは収穫が早まりそうです。
と、言っても最盛期は例年通り6月27日から5日間位になるのではというのが
大方の見方ではないでしょうか。
2008年05月24日
- 今年のサクランボは平年収穫量ベースで「やや少ない」

今年は着果は少ないが玉伸びは期待される。山形県さくらんぼ作柄調査委員会は23日、今シーズンの県産サクランボの予測収穫量について、平年収穫量ベースで「やや少ない」と発表した。
収穫盛期は、佐藤錦が6月22日ごろの見込み。枝当たりの着果数は平年値より少ないが、果実の肥大は良好。県農林水産部では「不作だった昨年よりは、現段階では確実に良い状況だ」と分析している。

5月20日頃の状況
2008年04月17日
- 2008年さくらんぼ生育日記
■ 1月のサクランボ園地
1月は、まだ雪もすくなく今年も暖冬かと心配しました。暖冬はサクランボには良くないことは昨年の経験から痛感しています。暖冬が直接原因かは別にしても昨年の山形のさくらんぼの生産量は過去最低でした。場所によっては平年の30%しか収穫できなかった所もありました。

一月で花芽は大きく膨らんでいる

雪は少なく上旬は暖冬かと思われたが・・・■ 2月のサクランボ園地
一月の下旬から寒気が強まり、冬らしい冬になり積雪も充分で、時には大寒波に見舞われ毎日雪かきで、一年ぶりの大雪もあって混乱。さくらんぼにとっては、とてもいい状態でサクランボの樹は充分休眠が取れたのでないでしょうか。
しかし、2月は厳しい冬でした。
剪定本番を前に指導者を招いて剪定講習会を開催して・・・
■ 3月のサクランボ園地3月に入って、厳しい冬から春の高気圧が勢力を増して記録的な暖かい3月の陽気は2月と較べると
極端から、極端の変化が気がかりです。この陽気で、桜前線が一気に早まり桜の開花は暖冬の昨年より早まる。サクランボの花も同様に早まりました。
雪解けが始まって足場が悪い
剪定も後半は天気に恵まれて
■ 4月のサクランボ園地4月の天気は20℃を超える温かい日もあり、3月からの暖かい陽気が続き、過去にないサクランボの花の開花の早さに戸惑います。

4月20日今年の開花は平年より5日ほど早い
4月20日に咲き始めた
2008年03月12日
- 「さくらんぼの目利き」味の農園のサクランボは何故旨いのか
さくらんぼと言えば佐藤錦、20世紀最高の品種と絶賛され、生食用としては他を寄せ付けない圧倒的な支持と人気を得てサクランボの王様の地位はゆるぎないように見えますが・・・。
欠点が無い分けではない。ルビー色の果樹園の宝石に君臨の「佐藤錦」にも ・・・・・大きな悩みが!・・・・・・ 味は絶品であるが
実が柔らか過ぎ ・・・・日持ちが悪ィ・・・・収穫期が短期過ぎ・・・・・・な どなど!!一に、実を(果皮を)少し硬めに・・・・日持ちを良くし・・・遠方への出荷に耐えられる商品に !
二に、実の張りを大きめに(佐藤錦の実の大きさの平均6~8グラムから8~12グラムへ) 改良、食べ応えの改善!
三に、実割れし難く収穫期が長い (6月下旬から7月上旬以降に収穫できるもの)改良
●美味しいさくらんぼの3つの見分け方をご紹介しよう
1、実が大きい。他に比較して実に張りがあり大きいほど旨い。
2、実の色、着色が濃い色のほうが旨い。濃すぎると熟れ過ぎの場合がある。
3、色の濃いわりに実が硬い。コレは鮮度がいいことと、背中は赤いがお腹の白っぽいところが透明になっていない。コレは熟れ過ぎていないことの現われです。※【味の農園】ではこのような点を重要視して未熟、過熟のないように選別して発送しておりますが、いますが、どうしても過熟によるクレームは一部発生してしまう現実があります。
◇ どんな改良品種が生まれ・・・ポスト佐藤錦に3品種がノミネートされているが◇


紅秀峰 南陽 大将錦
■見た目・旨さ・値段のバランスで・・・・・・・紅秀峰が一歩リード ■結実が良く・・・・・・豊産性に優れ・・・・・・安定した収穫の・・・・・・・お求め易い値段?・・・・・・・・・全ての面でバランスのとれた「紅秀峰」がPost<佐藤錦>の最有力種で・・・・・増植中 !「南陽」は・・・・豊産性・・・・安定収穫面で「紅秀峰」より劣り・・・・果重は大玉だが・・・・価格面で割高感が
「大将錦」は・・・・実着きにムラがあり・・・・実割れ率が高い・・・・実割れ率が高い・・・・果重は超大玉だが・・・割高感!さくらんぼの有望品種「紅秀峰」
「紅秀峰」は1979年に「佐藤錦」と「天香錦」の交配から生まれました。さくらんぼでは晩生の品種で果肉が硬く、甘味も濃厚で、濃い赤色に着色し、さらに日持ちもいいことから、佐藤錦に次ぐ有望品種とされています。濃厚な甘みに対して酸味がかなり控えめなため佐藤錦に比べると甘く、サイズも一回り・二回り大きめです。果肉も硬めのため非常に食べごたえのあるさくらんぼです。佐藤錦とは相性が良く互いに受粉樹として栽培されています。欠点は生産面で開花が早い事による受粉効率の低下と遅霜に合いやすく、受粉障害が大きく発生する年がある。
長所は果肉が硬いため日持ちが良く、佐藤錦とは出荷時期がずれるため時期の違う贈り物にも最適です。上記のような理由から今後人気の出る品種として各方面から有望視されているさくらんぼです。発送可能な時期は6月28日頃
■知ってる?さくらんぼの「背中」と「おなか」…。
もらって大感激の、きれいに手詰めされたさくらんぼ。鮮やかに赤く、容れ物にすき間なくきっちりと並べられた様子は、さながら名人芸を見るよう。一つ一つサイズプレートと合わせて大きさを選別し、同サイズのものだけを並べていくが、熟練した腕がないとこうはいかない。ところでこの時のさくらんぼ、実は背中を上に向けて手詰めされているのだ。おなか側にはタテにスジが一本。さて、粒揃いの美しさを見せるためには、すべての背中が赤く色付いていることが条件。そのため収穫時には、背中も確認しながら摘む…という手間をかけている。
■生産現場での研究とは
「さくらんぼは最初から最後まで人間の手をかけてやらないとね」と、生産者。収穫の後も肥料を与えたり、冬のさなかの枝の整理、芽かきと続き、1年中世話をする。これで「果樹園の宝石」といわれる理由も納得できよう。山形県の農業生産技術試験場では、省力化のために木をコンパクトにする「わい化栽培」の技術開発をはじめ、佐藤錦を親とした次世代の優良品種も開発している。新品種では「紅秀峰」「紅さやか」「紅てまり」などが有望株だ。
さらに雪国ならではの、雪室を利用したユニークな抑制栽培、ハウスでの超促成栽培なども実用化が進められている。クリスマスやお盆に食べる真っ赤なさくらんぼも楽しみだ。
ところで、さくらんぼは鮮度が落ちるのが早い。買ったらすぐ!か、さくらんぼ狩りで、摘んだらすぐ!食べてほしい。せっかくのルビー色の輝きが色あせないうちに…。 - 味の農園 私達のさくらんぼ通販に架ける想い


山形県の特産品や農産品を全国にお届けして多くの皆様にお客になってもらいたいとの思いから、昭和62年に郵便局の「ふるさと小包」事業に参加することから始まりました。
参加してみると「さくらんぼ」はとても全国的に人気の高い商品であることが解かりましたが、さくらんぼの通販は一方でお客様からのクレームも多い商品であると知らされました。特に品質に対しての苦情は「腐っていた」「痛んでいた」「つぶれていた」などの内容がありました。
つくづく、品質管理が難しいデリケートな商品であることは明確でしたが、さて問題解決を図るにはどのようにしたらいいのか、それほど簡単な問題ではない事が段々判ってくるのでした。一方で、解決策を模索しながら大切なこととしての第一に
「お客様に山形の美味しいサクランボを収穫したそのままの美味しさを届けたい。」との想いで今まで、この言葉を目標に取り組んできました。私たちが20年余り取り組んできたサクランボに対する思い入れをご紹介しながら、サクランボの扱い方など考え方をご紹介してご理解を深めていただければと思います。
■「完熟したサクランボは美味しいが・・・」やはり、「腐っていた」「痛んでいた」を簡単に解決するには早捥ぎ、「早めに収穫する」と思うのですが、それでは味が今一で「美味しい」さくらんぼは届きません。
ギリギリまで木の上で完熟で収穫させた美味しいサクランボをお届けしたいと思いで収穫すると、一部に過熟のものが混じる事もあるが現実です。ほぼ完熟してしかも美味しく「傷んでいた」「腐っていた」がない状態の品が理想なのですが、この勘どころがお客様にとってのベスト状態であり私たちにとっての何より難しい状態であり、ここにプロとしての意識が高まるところでもあります。
発送を開始する前に生産者から集まってもらい予め、色合い、大きさ、熟度を出荷前に「芽揃い会」という研修会を開いて品質について申し合わせます。そして発送時にはベテラン担当者1箱ずつ品質を確かめるために箱の中身を開けて検品してから発送する体制になっています。
問題があれはすぐに返品、出荷停止もあります。このような体制が完成して多くの問題は解決されていきましたが、全てが解決された訳ではありません。
それ以外の問題としてはパッケージと輸送の問題があります。
■「発泡スチロール箱に保冷財」は保冷財による結露が痛みの原因に私たちは、「鮮度の良いままでお届けしたい」という問題意識から山形県でいち早く、発泡スチロール箱に蓄冷蔵剤を入れて取り組みましたが、5年ほど続けた結果断念しました。
問題は、外気と箱の内部との温度差が大きいと、湿気を呼び結露して内部のサクランボが傷みやすくなる事でした。湿気を防ぐ新素材なども試してはみましたが内部の湿度を下げる決定的な解決はできないことがわかりました。一見、冷やす事で鮮度を保持できると思いがちですが、その日の気温や湿度が大きく関わっているのです。ゴミ処理の問題からも「紙」という素材の吸湿性という機能を改めて見直しているところです。
ここでの教訓としては「サクランボは温度変化による湿気に傷む」でした。■「クール宅急便は万能ではありません。」
多くの生鮮食料品にクール便宅急便は有効な手段です。私たちも積極的に利用しますが、全面的に信用しているわけではないのです。それはクール便による事故が起きるのは、こんなケースです。ある日りっぱなサクランボを自信を持ってクール便で発送してお客様から翌日「ひどいサクランボが送られてきた!」とお叱りの電話を頂くことがあった。
担当者が何とかサクランボの状態をお聞きすると「みんな黒ずんで痛んで食べられない」というお話しが。まずはお客様にお侘びして、代品を」すぐに手配してお送りする旨をお伝えします。
そして、すぐに同じ日に同じ便で発送したお客様にお電話して、ご贈答であれば、客様のご了解を得て、贈答先へ電話して確かめます。すると決まって同じこと起きていることをあるとき発見しました。原因は、冷蔵庫の冷気の強すぎることによる「冷気ヤケ」という現象です。集配の小型の車ではならないのですが、各地のセンター間に走らせている大型の冷蔵車に積まれてから冷気の吹き出し口に近いところや直接冷気がかかるところにおかれると、サクランボはこのような被害に会うことがあります。
サクランボは生鮮食品の中でも一番デリケートな果物です。温度が高くても、低くても、いずれにも敏感で温度変化に弱い性質を備えているのです。
私たちもこの事実が判明するまでは不思議でしょうがなかったのですが本当に信じられなかったのが本音といえます。ヤマトさんとの長いお付き合いの中で、互いにこのような事故は、起こりえる事、お互いに歩み寄って問題解決にのぞむ事も今では、互いに話し合われるようになっていますが、長い時間この問題についてはもめて来た経緯があり時間がかかりました。

■温度変化は湿気をよび痛む原因に・・・クール便で届いたらすぐ冷蔵庫に発泡スチロールのところでお話した原理はクール便でも同じです。「サクランボは温度変化に弱い」ことです。クール便で届いたサクランボを玄関に、またはマンションの管理人の部屋に2時間ぐらい放置されたら痛みやすくなります。温度変化で湿気を集めて結露してしまうと一気に変色などの傷みが生じる事になります。
常温便で届いたものは、室温でも構いませんが、クール便で届いたサクランボはすぐに冷蔵庫に入れて下さい。
■ギリギリまでクール便を使いたくない本音とは
私たちは長年の経験から、クール便のリスクも知っていますから、できるだけクール便を使わないようにしています。シーズン当初はお客様のご希望がない場合は常温便でお送りするようにお勧めしています。
後半は、気温が30℃を超えてくるとクール便に切り替える決定を下します。一番いいのは現場の判断にお任せいただくことだと思っています。こちら山形の天気と全国の天気予報を入念に調べながら、いつからクール便にするのか決めています。
何度も申し上げますがサクランボは「温度変化に弱い」です。理想的には生産した場所の温度で輸送してお召上りいただくことが一番の方法になりますが、そして冷蔵庫ではなく冷暗所、風通しのいい場所。冷蔵庫に入れるならば、冷蔵庫から出したらすぐ召し上がる事をお勧めします。
サクランボのもう一つの特徴は「湿気に弱い」です。ですから、冷蔵庫に入れるリスクは冷やして「温度変化に弱い」状況になり、冷蔵庫から出して「湿気に弱い」ことで結露して傷むことになります。それよりは鮮度を重視してお早めに召し上がっていただくことです。
私たちは品質調査のため試験的に行いますが、温度と湿度を調節できる冷蔵庫に入れて日保ち試験をすると、1週間から1ヶ月まで保存が出来ます。
味も、痛みも穫りたてとは違いますが問題なく食べる事が出来ます。「温度と湿度を低くして変化を出さない」ことを維持できると格段に日保ちは格段に長くなりますが、もちろん少しずつ鮮度は下がっていく事には変わりません。

■「もっと赤くなるかと思って冷蔵庫に1週間、入れていました!」
こんなお客様もいました。驚きましたが、私たち販売する方がしっかりとご案内して、正しい情報をお伝えしていく事がサクランボの場合は大切だと感じました。
私たちは、ある意味においてお互いに知らない事ばかりです。私たちは20年以上サクランボの通販に関わってきました。生産に関わる問題、パッケージに関わる問題、輸送に関わる問題、いずれも問題意識を持って改善に努めてきましたが、まだまだ道なかばで解決に至っていません。
今後もどんな小さなことでも地道に改善を続けていくことが大切な目標へ近づく道だと思っています。
そのためにもお客様が気づいたこと、私たちが気づかずにいることを是非お知らせいただきたいものと思います。それが今後の私たち取り組みの向上心の原動力になります。私たちの目標と問題意識は20年間まだ変わっていません。
「お客様に山形の美味しいサクランボを収穫したそのままの美味しさを届けたい。」ということなのです。

満開のサクランボ佐藤錦 - 山形がさくらんぼ王国になるまでの話

さくらんぼの収穫風景
サクランボが日本に渡来したのは明治元年のこと、山形県へは明治9年に入ります。この時は全国で試作されたのでしたが、山形県のほかではほとんどが霜害・梅雨・台風被害のため失敗。被害が比較的少ない山形県だけが実績を上げることができたのですが、時代背景的には米、穀物などの基礎食料が優先の時代であり、果物ではリンゴ、梨などの大衆消費が重要であり嗜好品的な果物には、重みが無かった時代でした。その後さくらんぼ栽培はリンゴ、洋なし、桃などの果物とともに山形県内で普及し、官民一体となっての努力も実り、現在、山形県のさくらんぼ生産量は全国生産量の75%を占めるまでの「さくらんぼ王国」ができあがりました。
そこには、それぞれに違った分野の2人が展開した革新的な事業に負うところが大きいのです。佐藤栄助氏(1869-1950)が品種改良した秀逸な品種「佐藤錦」の登場と、ヤマト運輸の小倉昌男氏(1924-2005)か昭和51年に開発した全国配送革命といわれる全国を対象に小口で個別の配送システム「宅急便」が出逢ったところから山形のサクランボは急速に全国に広がるようになったのです。
■佐藤錦の生みの親は、山形県東根市の篤農家、佐藤栄助氏(1869~1950)。氏は、さくらんぼの品種改良に夢をかけていた。というのも、明治時代は「日の出」「珊瑚」「若紫」などを栽培していたが、せっかく収穫したのに日持ちが悪くて腐らせてしまったり、出荷の途中で傷んでしまったりと、生食の需要は無く、ほとんどが缶詰などの加工用の需要でした。大正元年に栄助氏は、日持ちはよくないが味のいい「黄玉」と、酸味は多いが固くて日持ちのいい「ナポレオン」をかけ合わせてみる。この未知なるものはやがて実を結び、氏の夢をはらみながら、すくすくと育ちます。やがて実った実から種をとり、それを翌年にまいて50本ほどの苗を作り、その中から葉が大きく質の良さそうな苗だけを選び抜いて移植し、約20本を育てることにしました。 いよいよ10年後の大正11年に初めて新しい木に実が成りました。
これこそ世紀の発見である。「食味も日持ちもよく、そして育てやすいさくらんぼ」の夢に手が届きそうな実ができて、ここで氏は、さらに良いものを選び抜き、最終的に一本にしぼって原木に決定することになりました。
この時までずっと栄助氏とともに情熱を傾けてきたのが、友人であり苗木商を営んでいた岡田東作氏は岡田氏はこのすぐれた新品種の将来性をいち早く見抜き、昭和3年に「佐藤錦」と名づけて世に広め、実質的には育ての親となる。大正元年から苦節16年、ここに山形生まれの比類なき品種が誕生したのでした。

樹齢70年になる佐藤錦
「何かに夢中になると、なりふりかまわずのめり込む人でした」と振り返るのは、栄助氏の孫にあたる佐藤栄泰氏。「佐藤錦の原木は、大がかりな雨よけテントなどをかけられ、とにかく大事にされていたようです」とのこと。「ほかの木に比べると本当に甘くてうまかった」と貴重な思い出を語ってくれます。
その特長は、見た目がきれいな鮮紅色で光沢もあること。甘みが多く、果皮が厚くて遠地輸送にも耐え、さらに収量が安定していることなど。また重さは一粒7~8gだが、このごろでは12~13gの大玉も見られます。
佐藤錦誕生秘話より―東根市―■この後、佐藤錦は少しずつ出荷量を伸ばし、昭和50年頃から生食用の需要が高まって一気に全国区に躍り出る。そこには生食で魅力を発揮する新品種「佐藤錦」の登場と「鮮度がいのち」である生鮮食料品を全国にスピーディーに配達するヤマト運輸の「宅急便」(昭和51年誕生)の出会いを見逃す事はできません。宅急便の誕生でさくらんぼの「生食」としての価値が一気に全国規模に広がるのです。
■ヤマト運輸「宅急便」誕生
全国のトラック台数が204台だった1919年、ヤマト運輸は銀座でトラック4台を保有する自動車輸送専門会社としてスタートしました。そして、創業11年目には、日本初の路線事業を開始。数年後には関東一円に輸送ネットワークを作り上げるほどに成長したのです。時代は高度成長期で、路線トラック事業が爆発的な伸びを示した時期でもありました。ところが、暗い影が忍び寄ってきたのもそのころ。60年代半ば以降、高速道路が次々に完成し他社は長距離輸送にどんどん参入していきました。しかし、ヤマト運輸は市場の変化を見逃し、出遅れてしまったのです。気付いた時にはすでに手遅れで、荷主さんは先発業者を利用していました。そんな時、73年にオイルショックが発生。繁栄の道から一転し、経営危機がささやかれる会社になってしまったのです。
1971年に社長になった小倉昌男氏は、ヤマト運輸が低収益である理由を追求します。そして、それまで業界の常識だった「小口荷物は、集荷・配達に手間がかかり採算が合わない。小さな荷物を何度も運ぶより、大口の荷物を一度に運ぶ方が合理的で得」という理屈が誤りだと気付いたのです。小倉は「小口の荷物の方が、1kg当たりの単価が高い。小口貨物をたくさん扱えば収入が多くなる」と確信し、75年の夏「宅急便開発要項」を社内発表しました。この要項には「基本的な考え方」として[1]需要者の立場になってものを考える
[2]永続的・発展的システムとして捉える
[3]他より優れ、かつ均一的なサービスを保つ
[4]不特定多数の荷主または貨物を対象とする
[5]徹底した合理化を図る
が記されていました。

当時の宅急便のマニュアルこの宅急便の原点とも言える「5箇条」をもとに、若手社員を中心としたワーキンググループが新商品開発を進めたのです。
そして1976年1月20日「電話1本で集荷・1個でも家庭へ集荷・翌日配達・運賃は安くて明瞭・荷造りが簡単」というコンセプトの商品『宅急便』が誕生したのでした。
― 宅急便30年のあゆみ ヤマト運輸― よりこのように生食の「さくらんぼ」の全国に拡大していく生産と需要の推移は東根市の篤農家、佐藤栄助氏(1869-1950)が品種改良した秀逸な品種「佐藤錦」の登場と、ヤマト運輸の小倉昌男氏(1924-2005)か開発した全国配送革命といわれる新商品である全国を対象に小口で個別配送システム「宅急便」が出逢ったところから急速に全国に広がるようになったのです。この二人の存在なしには「山形さくらんぼ王国」の完成は語れないといえるのです。
■30年前、当時の荷物の送り方
当時、一般個人がモノを送るためには郵便局に荷物を持っていく必要がありました。それでも郵便局が受け付けてくれるのは6kgまで。それ以上の場合は、しっかり梱包し紐をかけ、荷札をつけて国鉄の駅に持ち込まなければいけなかったのです。こうした状況を振り返って小倉は「私は、このマーケットは大変おもしろいと思っていた。なぜなら、競争相手がいないのです。一応2社あるが、どちらもあまりサービスが良くない。田舎から柿を送っても、東京にいつ着くのかはっきりしない。ここへ参入すれば、必ず成功すると確信しました(後略)」と述べています。
2008年03月08日
- マニアが喜ぶ珍しさ月山錦は収穫量も少ない貴重なさくらんぼ
●月山錦(がっさんにしき)
赤色系の品種がほとんどの中、黄色いさくらんぼとして貴重な品種です。非常に大粒の心臓形で、果皮は明るい黄色です。甘味が非常に高く、酸味は少なくて食味が良好です。栽培が難しく、一本の木からの収量も少ないために貴重な高級品種となっています。月山錦(がっさんにしき)は果皮が黄色く、甘みの強い大粒のサクランボです。中国から導入された品種で、国内では生産高が少ないため希少価値が高く、味もよいので贈答品としても喜ばれます。収穫は6月下旬~7月中旬頃。デリケートな品種の為、収穫量が少なく、そして収穫期が短いため、なかなか出回りません
地元やまがたの人も見たこともない人が多いんです!
生産者の松浦さん夫妻
毎年多くの方から問い合わせを頂く「月山錦」、デリケートな品種のため収穫量が格段に少なく、なかなか販売できません。
予約をいただいても、お送りすることが出来なくなったりする事態もある為、お客様へのプレゼントだけで提供しておりました
ところが、、今年は収穫量が増えそうだ!!との連絡が入り、急遽販売決定!!
今年を逃すと来年は手に入るか分かりません。毎年こんな感じで、収穫が皆無のときもあり、販売まで収穫量が確定しないのでとても販売しづらい。
ところが食べてみると、こんな美味しいサクランボはありません。甘味がソフトでしかも強い甘味で香り高く、独特の風味を醸し出します。
収穫が皆無もあるから貴重な月山錦■幻のさくらんぼ「月山錦」
山形の人でも見たことも聞いたこともないと言う人がほとんど、それくらい市場に出回りません。■大玉さくらんぼ
「月山錦」は一粒が10~12gと非常に大玉、「佐藤錦」の大きさが大体6~8gくらいなので、比べるとかなり大型です■新鮮な驚きの味!酸味が少なく甘みが強い品種
食べてびっくり「驚きの味!」黄色いから酸っぱいと思われがち、でも食べてみると酸味が少なく、甘みが強いとっても美味しいさくらんぼです。
さすがに「佐藤錦」にはかないませんが、さくらんぼならではの甘ずっぱい美味しさを楽しめます。サプライズに!プレゼントに大変喜ばれますよ!
収穫期が短い為、期日指定は承れません!
期日指定は大変申し訳ございませんが、受けることが出来ません。時間指定はご相談下さい
2008年02月16日
- 超早出しサクランボの栽培の決め手は受粉にあり

剪定したさくらんぼの枝を受粉用として有効利用
満開のときに大事なのは、なんといっても受粉、交配という仕事になります。
さくらんぼは、1本の樹では受精しない性質、「他家受精」の交配をする果樹なので、例えば同じ品種の佐藤錦は佐藤錦だけでは何十本あっても受精しない性質があり、佐藤錦に対しては正光錦、ナポレオン、紅さやか、といった違う品種が同時に開花しないと受粉がうまく出来ないのです。

蜜蜂は 休まず花粉を受粉樹から運んでくれるこの交配の相性の良し悪しを「親和性」といいますが、相性のいい品種が同時期に開花している事が大事な条件となってきます。ことに、設備投資と暖房コストが高い温室栽培では、限られた空間の中でたくさんの収穫をすることが、大きくコストに関わってきますから、受粉を効率よく行い、たくさんの実を、着果させることが収穫量を高める第一歩になります。

空中の空いた空間を無駄なく使い交配を助けるそこで、受粉の効率を高めるために蜜蜂を沢山準備したり、毛バタキで人工受粉したり、一番重要なのは、沢山の品種の花を同時に開花させる事に神経を使うのです。
安達さんのアイディアとして、剪定で切落とした色んな品種の枝を集めて樹の周辺にバケツに入れて吊るしたり、満遍なく受粉できるように気を使った管理につとめています。

受粉と湿度は大きな関わりがあるという
山形の果樹農家も高齢化の問題も抱え現実化していることから、喜んでもらえるなら、他の農場の剪定も無料で請け負って受粉樹を確保することも視野に入るなど、積極的に地域の農家に提案するなどして必要な条件を整備して、地域貢献を視野に入れています。
同時に問題解決に向けてできるだけ受粉効率を上げることで収穫量を高める解決策を模索しているのです。
限りない工夫で収穫量を高めて安定した経営を目指す。
2008年02月15日
- 今が満開の超早出しさくらんぼの取材に行ってきました。

この冬いちばんの寒気団が東根市の果樹地帯を包み込む
雪に埋まって静に休眠するさくらんぼの樹
◆◆ 東根市で超早出しさくらんぼを生産する安達さんの場合 ◆◆休眠期間を最高気温7℃以下1600時間確保する事を目安に通常で10月上旬から約70日12月中旬頃に休眠打破処理(休眠から覚醒させる処理)と同時にビニール被覆する。そして開花まで約2ヶ月、収穫まで約2ヶ月を要する。そして4月に収穫を迎える事ができる。収穫期間は約20日間4月いっぱいの収穫となる。

欠かせないのが暖用ボイラー燃料費が気にかかる
そして、休眠打破処理をずらした温室を3通り準備して4月から5月30日までの2ヶ月を加温ハウスでの栽培、6月上か中旬に出荷できる無加温の温室でも栽培を同時進行していく。
その温室栽培の収穫を終了してからが本番の6月下旬からの最盛期のさくらんぼの収穫、晩生種の収穫と最終的には7月中旬までさくらんぼ栽培を続け、段階的に労働力を長期間に分散した理想的な栽培体系を完成させている。
ボイラーからホースで温風が奥まで送られていく。
開花期の温度設定は15℃、だが16℃以上でないと果樹の生育が進まない。20℃を超えると高温障害による結実が阻害され、収穫に影響する。この間の温度帯で開花受粉を終え、果実の成育を守っていく。この期間、いちばん大事なのは温度と湿度の管理ということのようだ。
休み無く動き回る蜜蜂の活躍が欠かせない

自分の考えにこだわらないで素直な心が大切という安達さん毎日毎日、さくらんぼの樹と向かい合って会話をしながら日々の仕事を進めていくのが、何より大事と、この道12年の先駆者は自身を戒める。「温室の中だから管理は毎年同じと思われがちだが、それでは失敗する。」「毎年、日照、外気温、湿度はまったく違うから、毎年一年生のつもりで慎重に、素直に学ばないと失敗する事になる」と過去の経験を交えて語ってくれた。

外の雪は現実の世界のように厳しい寒さが当分続く
雨除けハウスのさくらんぼの樹は雪に埋まっている
2008年02月13日
- 超早出しサクランボは4月上旬から収穫が始まる

落葉果樹のさくらんぼは秋に花芽をつけたまま落葉して、温度が低くなると休眠して冬を越して、春に一定の気温に達するまで休眠状態を保つと春には花が咲き受粉して果実をつけることになる。
さくらんぼ生産者はこの原理を利用してビニール温室と暖房を利用した促成栽培が展開されるが、肥培管理、温度管理などの高い技術が求められるのは確かだ。超促成栽培といわれる栽培の原理は、自然の冬の休眠を確保するのは12月以前では不可能なため、人工的に冷蔵庫を使用して人工的に冬を作り出す方法になる。ごく一部の生産者が山形県ではこの方法で1月出荷を実現している。

厳冬期、外は1メートルの積雪、ビニールハウス内はさくらんぼの花が満開

昼の温度は18度前後にして蜜蜂が活動できる温度だしかし、自然の冬の寒気で休眠を実現して12月下旬にビニール被服し、加温して2月中旬に開花受粉させて収穫する栽培方法で一番早く収穫できるのは、それよりは当然遅くなるのだが、超早出しサクランボの収穫が始まるのは4月上旬からになる。
これが山形県では人工的な冬ではない自然の冬を利用したいちばん早い時期に収穫できるサクランボになる。
2008年01月17日
- さくらんぼの超促成栽培は冷蔵庫で休眠を確保して樹をダマス?
落葉果樹は秋に花芽をつけたまま落葉して、温度が低くなると休眠して冬を越し春に一定の気温に達するまで休眠状態にある。さくらんぼ生産者はこの原理を利用してビニール温室を利用した」促成栽培が展開されるが、肥培管理、温度管理などの高い技術が求められるのは確かだ。
温室サクランボは12月からの低温で休眠に入ったことを確認して20日から30日間の休眠期間を取って1月にビニール被覆して人工的に春の気象を作り出して、休眠を覚醒させて早期に収穫しようという原理になる。超促成栽培といわれる下記の栽培方法も原理は同じだが、自然の冬の休眠を確保するのは12月以前では不可能なため、人工的に冷蔵庫を使用する方法になる。
この方法だとさくらんぼの樹木自体を移動可能につくる必要がある。所謂、大きな鉢植えのようなポット栽培に拠らないと冷蔵庫への出し入れが出来ないからだ。
そしてコンパクトな移動可能な仕立てと経済的要因を満たす収穫量もあわせて確保しなければならない。
もうひとつの難しさは、高い栽培技術もさることながら、難しい技術とさくらんぼに機能性という全く別の要因が求められる事になるからだ。こちらはコストいう高いハードルになるこの原理を利用するのが温室さくらんぼで一度寒さを経験させその後の温室にビニールを被覆して加温するといっきに花芽の活動が活発化して生育が促進します。寒さを経験させる時間が短いと開花受粉もうまくいきません。雪のある冬の寒さはさくらんぼにとってとても大切な要素になるのです。
温暖化が叫ばれている現在、いぜんでは考えられなかった自然の「寒さ」が非常に貴重である事がクローズアップされてきました。

外は氷点下の白銀の世界だが温室の中はさくらんぼの花が咲き蜜蜂が飛び交う「サクランボの超促成栽培に取り組む天童市下荻野戸の農業花輪和雄さん(58)が4日、ビニールハウスで丹精込めて育てた佐藤錦を関東地方の主要市場に向け初出荷した。
超促成栽培は、夏場にサクランボの木を冷蔵保存し、秋に温室ハウスに移して開花、結実させる。花輪さんは240本の佐藤錦を栽培、高さ2.5メートルほどの鉢植えの木を去年6月から約3カ月間、大きな冷蔵庫で低温保存した後、10月上旬にハウスに移動し授粉した。
花輪さんによると、今年は、去年2-4月ごろまでのハウス内の温度管理の手違いなどで着果量が極端に少なく、収穫量は去年の5分の1程度だが、品質は上々という。
この日は、天童市内の天童市農協ラ・フランスセンターで初出荷式を行い、収穫したばかりの真っ赤なサクランボを関係者に披露。きり箱に一粒一粒丁寧に詰めた300グラム入り十数箱を、関東の5つの市場に向け発送した。5日に初競りにかけられる。去年の競りでは1箱約3万円の値が付いたという。」
◆以上山形新聞1/4の記事より◆
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- 超早出しサクランボ初出荷~桐箱入りで関東へ
早くもサクランボ初出荷・天童の農家

県内で最も早くサクランボを出荷する超促成栽培に取り組んでいる天童市の花輪和雄さん(56)の温室で4日、真っ赤に色づいた「佐藤錦」の摘み取り作業が行われ、全国主要市場の初競りに合わせ、出荷された。超促成栽培は、夏場にサクランボの木を冷蔵保存し、秋に温室に移して開花させる手法で、天童地区では1987(昭和62)年から取り組んでいる。現在は、花輪さんが県内で唯一の実践者で、2棟のハウスで約120本を栽培している。花輪さんによると「今回の収穫量は約80キロとやや不作だったが、実が大きく、品質は最高」と話していた。
収穫された実は、一粒一粒丁寧にきり箱に並べられ、赤い宝石のように輝いていた。昨年、市場では、1箱300グラムが約4万円で取引され、店頭価格はその倍になったという。
―山形新聞1/4より―
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2008年01月14日
- 年末寒波以来の真冬日になりサクランボの樹は眠りについている
さくらんぼの樹にとって冬の寒さは大切な要素です。2月の天気を観ながら剪定が始まります。

1月13日のさくらんぼ畑。年末寒波以来の真冬日になりサクランボの樹は眠りについている
サクランボの生理的なメカニズムはサクラの開花と同じメカニズム
(さくらの開花予想)
気象庁では、起算日から「温度変換日数」を積算して、サクラの開花予想を行っています。
温度変換日数とは、「標準温度」15度での1日分の成長量と、その前後の温度と比較して、花芽の成長速度を日数で計算したものです。1日の平均温度が5度の時は、温度変換日数は、約0.3日となっています。また、平均温度が15度以上の場合は、温度変換日数は、約3.3日となります。つまり3.3日分成長するということです。温度変換日数は、予想式で求めていますがこれは、1961~1990年の開花日と気温のデータを利用しているとのことです。
積算を開始する起算日は、観測点によってことなり、過去のデーターより、平均開花日の15日前から、最適な起算日が選ばれます。
このように、起算日から温度変換日数を積算して、開花予想日が求められます。気温が急激に高くなると、花芽は何日分も成長することになり開花が早まるということになります。
低温のの中で花芽は休眠します。
このように冬が寒く花芽が休眠する期間が一定期間必要になります。異常気象などでこの休眠期間が短かったりすると花芽が正常な生育を妨げられる事になり、開花受粉に支障をきたします。

昨年は暖冬でサクランボの花芽が動き出すのが早く不作の原因の一つといわれました。この原理を利用するのが温室さくらんぼで一度寒さを経験させその後の温室にビニールを被覆して加温するといっきに花芽の活動が活発化して生育が促進します。寒さを経験させる時間が短いと開花受粉もうまくいきません。雪のある冬の寒さはさくらんぼにとってとても大切な要素になります。

さくらんぼの花芽は枝にの途中にある手の形のような膨らんだ部分
2007年06月16日
- 今年の山形さくらんぼのMVPは紅秀峰だねえ。
女王の「佐藤錦」新星の「紅秀峰」

紅秀峰の特徴は酸味も糖度も高い味の濃さだというそして今では初夏の果物の人気ナンバーワン。実はその種類は全世界で1,350種以上とされ、日本で経済栽培(商品として栽培)されている品種も約30種に上る。この中から選びに選び抜かれ、山形が誇る「宝石」はなんといっても「佐藤錦(さとうにしき)」。粒の大きさと爽やかな甘さ。短心臓形の容姿も美しく「小さな恋人」の名にふさわしい。6月の下旬に最盛期を迎える。
そして期待の新星は「紅秀峰(べにしゅうほう)」。山形県園芸試験場が独自開発し、91年に正式に名前が付いた。ここ数年で栽培面積も増え、消費者の心をとらえつつある。特徴は「極上の甘みと秀でた食べごたえ」。果実が大玉、ぴちぴちしてまさに『旬』。収穫期は佐藤錦よりやや遅い6月下旬から7月上旬となっている。
生産者の仲野さん
「今年の紅秀峰は違う!」と言うのはこの道33年の熟練生産者、仲野秀昭さんだ。
今年は、実の着きがまばらで一粒が充実している。もともと着色と食味は「佐藤錦」を
上回る品種だから、「例年のように実が着き過ぎて品質を落とすこともない。」
とお墨付きだ。
東根市でさくらんぼを栽培を研究する果樹の専門家。
●収穫が7月上旬とお中元に贈るには最適!価格もお手頃価格でお送りできるから安心。
- 粒の大きさNO1、大正錦は一度食べたら忘れない食感!
この品種の欠点は霜に弱く、実の着きが極端に少ない。
「だから、その反面、粒が大きくなるんだよ」●皮がしっかりして傷みにくいく食感がパリパリ。
●食味は甘く佐藤錦に匹敵する。
●お中元に最適の7月10日前後の収穫になる。

このような理由でお奨めするのは、大正錦の生産者の鈴木達夫さん

あまり出回らない大正錦はマニアにはたまらない「さくらんぼ」で
毎年、大正錦だけを指定して注文する人も多い。一様に
「大粒でパリパリの食感、しかも佐藤錦に匹敵する甘さが・・・」
と口をそろえる。
2007年04月14日
- 佐藤錦ばかりではない山形ならではの少し珍しい晩生種さくらんぼをご紹介
山形ならではの少し珍しい晩生種をご紹介しましょう。
コルト苗佐藤錦は品種は佐藤錦なのですが、台木が違う(普通は青葉桜だがコルト台を使用)これによって大玉の完熟の食味の濃厚な一味違う佐藤錦をお楽しみ頂けます。
果実の軸(柄:ステム)が太く大玉になる紅秀峰:晩生種の紅秀峰は女王「佐藤錦」に対抗できる晩生の品種として期待されて開発された品種です。

佐藤錦に匹敵するか新星、「紅秀峰」
そして期待の新星は「紅秀峰(べにしゅうほう)」。山形県園芸試験場が独自開発し、91年に正式に名前が付いた。
ここ数年で栽培面積も増え、消費者の心をとらえつつある。特徴は「極上の甘みと秀でた食べごたえ」。果実が大玉、ぴちぴちしてまさに『旬』。収穫期は佐藤錦よりやや遅い6月下旬から7月上旬となっている。
★「佐藤錦」と「天香錦」の交配から生まれた品種で、佐藤錦より少し後に出荷されることから「お中元商品として」、近年佐藤錦をしのぐ人気です。鮮やかな濃赤色に着色し、濃厚な甘さと実の締まった歯ごたえが特徴です。果肉が硬めで、日持ちが良いのでご贈答品として喜ばれます。

実がしっかりの大正錦 大玉でしっとりジューシー南陽
このほかに、お奨めの晩生種としては「ナポレオン」「佐藤錦」「高砂」の混植園で偶然に実生の中から見つけられ育成された品種「大正錦」です。実は10gと大粒で、果肉が硬め、日持ちがいいのが特徴で、色鮮やかで、糖度が高く、甘さタップリなのでお中元などのご贈答としても人気の商品です。
「南陽」は他の品種と比べると大粒で10~13gのジャンボサイズ、赤黄色の鮮やかな色のとても果汁タップリのさくらんぼです。糖度14~15度くらいのすっきりとした甘さが特徴で食べ応えのある品種です。

晩生の「紅てまり」 早生の「紅さやか」
佐藤錦ばかりがさくらんぼではありません
佐藤錦以外のさくらんぼのお取り寄せはこちら
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2007年04月11日
- 佐藤錦発祥の地にある樹齢70年を超える佐藤錦の大樹
佐藤錦の発祥の地山形県東根市に見つけた樹齢70年を超える大樹は今も現役でしっかり収穫を迎えようとしていました。

サクランボの樹は苗から育てて、約10年位からさくらんぼの収穫が出来ます。最初は収穫も少なく20年から30年が最盛期と言われますが、手入れの上手な達人となると70年過ぎてもこの通り現役生活を続ける事が出来るのです。
生産者の阿部巌さんはこの道50年のベテランさくらんぼの達人。
佐藤錦の生い立ちから、その前の品種からを知り尽くし、先代がこの畑に佐藤錦を植えて70年その後この果樹園内を国鉄、奥羽線が横断する事に、果樹園を分断して今は山形新幹線が走ります。
「列車の振動もさくらんぼの樹には良い振動なのかも・・・」と言っていますが。
真意はどうでしょう。じつはこの畑からは宮内庁御用達の献上のさくらんぼも生まれました。

この樹だけでこれまでどれだけ収穫した事か
それも何度もご献上品を収穫したとか。それにしてもこの佐藤錦の大樹からは有に200kg以上の収穫もあるのでは、トトロの樹の様な神がかったサクランボ大樹にすっかり圧倒されました。
今年も立派な佐藤錦を実らせてくれるでしょう。最高級のさくらんぼ佐藤錦はお取り寄せはこちらから
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2007年04月09日
- さくらんぼ・佐藤錦の果実に日光を沢山当てる反射シート
雨よけハウスが出来ると今度はさくらんぼ・佐藤錦の美味しさも素になる日光を大量に吸収させる工夫がされる。一度こずえを通り抜けた日光を有効利用するために考えられた。

敷き始めはこんな色だが

鮮やかな色付きを見せてくれる助っ人だ
樹の周囲や通路の地面に敷き詰めて反射光を利用しようというもの、梅雨時の日光は貴重だからと納得できる資材だ。これによって20日から25日ぐらいで果実の肥大も進み色も美味しい色に仕上がっていくのだ。
樹の周囲に敷き詰めて反射光を有効利用

通路に敷き詰めるだけでも違いが
あの輝くような佐藤錦独特のルビーの色は反射シートが一役担っているのだとは知る由もないが。縁の下の力持ちの目立たない大きな活躍だ。
佐藤錦特有のルビーの輝きを生む
お取り寄せはこちらから
http://www.ajfarm.com/cherry_saiseiki.html - さくらんぼの収穫を前に雨よけハウスで佐藤錦が・・・。
サクランボの収穫の最盛期は6月下旬、収穫を前に6月には入ると一斉に雨よけハウスのビニールが架けられます。この設備がサクランボの品質を格段に向上させることを発見したのは今から30年程前。
梅雨時のくだものであるため雨による実割れによる被害の心配がなくなったのです。

雨よけハウス 6月に入ると作業が一斉にそして運送手段が発達して宅配便が日本全国に行き渡るようになると缶詰などの加工中心の需要が生食での需要に変わり一気に雨よけハウスはサクランボ栽培には必須の条件になったのです。

高いところで6mにもなるので作業には熟練が
ビニールの内部は天気がいいと40℃にもなる。
こんなスグレモノの昇降機も効果を発揮します。東根市を中心にサクランボの中心地域ではこの季節6月上旬になると一斉に雨よけハウスのビニールが拡がり山形の風物詩になっています。

山形の風物詩梅雨時前になると一斉に雨よけハウスの傘が開く
この景色が見え始めると山形はさくらんぼの季節の到来だ!「もっと早くから準備できないの?」とよく訊かれることもあるが、ビニールによってハウス内が高温になりさくらんぼの樹が弱るために収穫ギリギリまで待ち、収穫が終わるとすぐに取り外します。中々サクランボは細かな管理の必要な作物です。

この頃はあの佐藤錦もまだ色づかない
2007年04月07日
- さくらんぼ栽培の決め手は受粉時期の天気が大きい影響
さくらんぼの収穫に大きい影響を与えるのはさくらんぼの開花前後の天気だ!そこには受粉という大事な作業が必要となる。「さくらんぼは自身の花粉では受粉できない」という大きなハードルがある。他の種類の花粉が生殖には必要なのである。たとえば、佐藤錦にはナポレオン、紅秀峰には高砂というように・・・。



蜜蜂の巣を園地に持込むことも満開時期にどれだけ受粉できるかの鍵を握るのはこの時期の小さなヒーロー蜂たちだ。天気が悪く温度が上がらないと蜂たちも活躍できない。通常15℃といわれている。風が強かったり、雨が降っていれば蜂は蜜を集めに活動しなくなるからだ。
温室であれば人為的に温度を上げ蜜蜂を活動を促す。人の手でも毛バタキで人工授粉する。これもまた大変な仕事になる。

蜂たちの仕事を人がやろうとすると大変な仕事だと気づくこの時期は通常ソメイヨシノの満開から10日後だから山形では4月の下旬から5月の上旬になる。
まして、遅霜は最悪の天候となる。蜂の活動よりも雌しべが死んでしまうという最悪のシナリオになるのだ。「遅霜」を含めたこの時期の天候がさくらんぼの収穫量を決定付ける事はかなりの割合である。
マメコバチの巣を園地に据え付けている

マメコバチの巣はヨシの茎でをそろえてしつらえここの満開のころの主役は主に蜜蜂と、地蜂のマメコバチだ。マメコバチは果樹園に小さな箱のような巣箱を作って繁殖を助けて毎年受粉を助けてもらう。蜜蜂はこの時期だけ用法業者の助け借りる。
香りの高いさくらんぼ、佐藤錦や紅秀峰はきっと養蜂業者もよろんで収集するものと言える。

蜜蜂は良く働き人を援ける

- さくらんぼの栽培の冬は休眠期に選定作業が
高砂、正光錦、佐藤錦、紅秀峰、大正錦、と美味しいさくらんぼも冬に見れば寂しい裸の樹木にしか見えませんが、冬は雪の中で休眠して樹木に充分に栄養分を蓄えて春からの活動期に備えます。

とにかくこの時期は冷え込む
温室さくらんぼ佐藤錦
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生産者は寒いこの時期(1月から3月)厳しい冬の天気を読みながら雪の合間を縫って、選定作業に追われます。雪が多い年は、脚立が使いやすく雪が締まる2月下旬から仕事になります。一月はまだ雪が柔らかいので脚立が使えないからです。
剪定は時間が止まったような孤独な仕事だ何といっても厳寒期の仕事だから寒さとの戦いになる事はやむを得ません。
さくらんぼの剪定は、一年に二回行います。一回目は夏剪定と云い、日光の通りを見て大きな枝を来年の樹の姿をイメージして剪定します。(9月)そして冬にする冬剪定となる訳です。
2007年03月28日
- 山形さくらんぼ、佐藤錦は一年かけて大事に育てられる。
★山形さくらんぼ、佐藤錦はこんな作業で一年間大事に育てられて美味しい「山形さくらんぼ」になって皆様のところにお届されていくのです。
さくらんぼ「佐藤錦」の一年を追ってみましょう


2007年03月20日
- 「温室さくらんぼ」は何故美味い?
◆徹底した理想の天気を作り出す温室から生まれる◆
ー「温室さくらんぼ」は何故美味いか?ー
温室のさくらんぼは美味しいっていうけどホントなの」というご質問が多いので。どういうことかというと・・・。★最盛期のさくらんぼは梅雨時が収穫期に重なるため実割れしやすいために雨よけハウスで雨を防ぎ品質を確保しているんです。
こちらは6月ですから、早くから雨よけハウスにビニールを覆けるのは室内が高温になって木を弱らせないように収穫の約2週間前です。サイドは高温を避けるため開放されています。

ビニールを覆けると天井は40℃にもなるからサイドは開放する。ただ美味しいものは人ばかりではなく鳥たちも狙うからネットを張って防御する。
★一方、温室さくらんぼは冬の雪を経験させた後、真冬の雪の中で温室を設営していきます。
温度を確保するために完全に密閉状態の温室にして、もちろん冬に暖房を使うので、ロスは防ぎたいですから当然です。3月に開花する頃は20℃ほどに保ち満開の花の受粉を蜜蜂が助けます。
その間、何ヶ月も雨がない状態ですからもちろん灌水して水分補給をしますから温度ばかりでなく水分もコントロールして栽培していくことになり、生育期から収穫期の天気が人為的に理想に近い天候が徹底的に作り出せるというわけです。

温室の中には暖房用のボイラ-が春を作り出す。
●この時は温度18℃にセットされていた。外はまだまだ雪がいっぱいだというのに、蜜蜂が飛び回る春だ。このことが温室さくらんぼの美味しさの秘密といえるのですね。
もちろん、設備費も人件費も普通の栽培より高くつきますから、栽培する面積も限られてきます。その分が価格に反映するのも致し方ないということですね。味も価格も濃くなることになります。だから、6月の最盛期のさくらんぼがお天気まかせな「自然児」に対して徹底した人為的なお天気管理された「箱入り娘」の違いが多くの人を魅了することに・・・。
「箱入り娘だから味が濃い」とも言えてます。決して「化粧が濃い」のではありませんからね。

3月の中旬に満開を向かえ、4月の後半になると収穫が始まる。
温室さくらんぼの
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2007年03月18日
- さくらんぼ狩りは最高ーっす!
★さくらんぼ狩りで盛り上がる人たち
6月の中、下旬の日曜日は山形県内の主要な道路はとても込み合います。それは県内外からの「さくらんぼ狩り」の行楽客がどっと繰り出すからです。
ファミリーで繰り出すグループ、友達グループ、みんな予約を入れたり、クチコミで探したり、それぞれです。
どうゆうわけか「さくらんぼ狩り」はみんなをハイにしてしまう。
大人も楽しい

子供はもっと楽しい

外国人の留学生も美味しさにびっくり!

ワンちゃんも思わずワンダフル
えっつ!天気が心配。さくらんぼ狩りについては問題ありません。それは、全てに雨よけハウスが設備してあるので、雨でも中は濡れることは無いのですね。

たまの休みに点数稼ぎも最適!
早く行きたい。それならば、温室さくらんぼの「さくらんぼ狩り」もあります。それだと時期は4月の下旬からオープンのところもあります。こちらは寒い日でも大丈夫。
暖房完備だから温室の中は20℃以上の初夏の天気の中で楽しめますよ。その分価格は少し高くなりますが。

すごいでしょ、こんなに取れた!★番外編として、一番多い欲張りコース
山形の蕎麦屋との掛け持ちコース、遅い朝食を終えて出発して、まっすぐお好みの蕎麦屋へ
ゆっくり蕎麦を食べ、帰りにさくらんぼ狩りして、さくらんぼのお土産もって帰宅というコース
コレはけっこう多いと見受けられる。
狙いは地元の人の行く人気蕎麦屋だ。さくらんぼ狩りの情報はこちらから

さくらんぼナビ(さくらんぼ狩り適期案内システム)は、山形県のさくらんぼの旬の時期と果樹園をご案内するシステムです。
さくらんぼ生産者が登録した収穫時期の情報が,ほぼリアルタイム※で地図上に表示されます。さくらんぼのアイコンが赤くなったら収穫適期です。
お気に入りの果樹園の地図をズームアップして,さくらんぼ狩りにお出かけください。
2007年03月15日
- 20世紀の最高品種といわれる「佐藤錦」はこうして生まれた!
「佐藤錦」の誕生秘話

山形県におけるさくらんぼの栽培面積は、約2,500haである。このうち、品種構成では「佐藤錦」が約8割を占めている。 昭和50年代までは、加工向け生産がほとんどであったため、果肉が固く豊産性のナポレオンを中心に栽培され、佐藤錦は雨による実割れが多いため、一部生食向けに栽培されている状況であった。
山形県は、梅雨時の降雨が全国で最も少ない地域ではあるが、それでも降 雨は避けられないため、赤く熟す前の「黄色いさくらんぼ」を収穫していたのである。
昭和60年代から、パイプハウスの屋根部分にビニールを被覆する「雨除けハウス」が普及すると、完全に熟すまで収穫期が延ばせるため、佐藤錦本来の真っ赤で美味しい食味が出せるようになり、佐藤錦への改植・新植が進み、今日の王座を築いたのである。佐藤錦は、大正始めに東根市で生まれたが、その誕生秘話を紹介しよう。
東根町三日町に生まれた佐藤栄助氏は、明治41年に株投資に失敗して家業(醤油醸造)を廃業し、家屋敷を整理し松林を開いて果樹園経営を始めた。
明治のはじめに、時の政府は欧米から輸入した桜桃(さくらんぼ)を全国20県に配布し、栽培を試みたが、収穫期が日本特有の梅雨の季節と重なるためことごとく失敗し、山形県内で細々と試作されているに過ぎなかった。栄助氏は、この苗木数種を買い取り、自分の果樹園に植裁し、当時開通したばかりの鉄道により関東方面に出荷できないかと考え、甘いが果肉が柔らかく保存の利かない「黄玉」と、酸味は多いが果肉が固く日持ちがいい「ナポレオン」を交配し、大正元年ころに質の良さそうな20本を選抜した。
さらに育成試験を繰り返し、大正11年に「食味も日持ちもよくて、育てやすい」新品種の育成に成功し、栄助氏の友人である現・(株)天香園(苗木商)初代、岡田東作氏はこの新品種の将来性を見抜き、昭和3年に佐藤栄助氏の名を取って「佐藤錦」と命名し、世に送り出したのである。栄助氏は、「出羽錦」との案を出したが、初代、東作氏は「発見者の名前を入れた佐藤錦がいい」と押し通したといわれており、新品種の育成からおよそ80年、今もさくらんぼの王様に君臨する比類なき特性を持つ「佐藤錦」によって、今日の果樹産業の隆盛を築いたといえるのである。

★佐藤錦の「3つの良し」と云われるのは
1、味良し(食味) 2、贈って良し(保存性) 3、見た目良し(外観)
- ■桜桃(さくらんぼ)の種類
●さくらんぼの品種は全世界で1000種を超えると言われています。
●大きくは、
(1)甘果桜桃(かんかおうとう)または西洋実桜(せいようみざくら)(2)酸果桜桃(さんかおうとう)または西洋酸実桜(せいようすみのみざくら)
(3)中国桜桃または支那実桜(しなのみざくら)
の3系統に分けられます。このうち、日本で栽培されているのはほとんどが甘果桜桃です。酸果桜桃はほとんど加工用に用いられます。
●現在日本で経済栽培されている品種は約30種類ぐらいだそうです。●佐藤錦(さとうにしき)
1912年に「ナポレオン」と「黄玉」が交雑して生まれたと考えられる日本生まれの品種です。6月中旬から下旬にかけて熟します。
形は短心臓形で大きさは中くらい、果皮の色は黄色地に鮮やかな紅色で「赤いルビー」と呼ばれています。
果肉は乳白色で、果肉、果汁ともに多くて甘みと酸味の調和がすばらしく、品質は国内最高級です。
1990年頃から「ナポレオン」をしのいで生産量も1位となり、今では名実ともに日本のさくらんぼの代表品種となっています。名前は育成者の山形県東根市の佐藤栄助氏にちなんだものです。

佐藤錦 紅さやか(早生) ナポレオン(晩生) 大正錦(晩生)

紅秀峰(晩生) 月山錦 香夏錦(早生) 高陽錦

南陽(晩生) 高砂(早生) 正光錦 レーニア

マドンナの瞳 紅てまり(晩生) 天香錦 山形美人
果樹苗についての詳細はこちらから
http://www.tenkoen.co.jp/index.htm
●ナポレオン
(別名)ナポレオン・ビガロ(Napoleon Bigarreau)、ロイヤル・アン(Royal Ann)
日本には1872年にアメリカから導入されました。起源は不明ですが栽培歴は長く、18世紀始めからヨーロッパ諸国で栽培されているという古い品種です。晩生種で、6月下旬~7月上旬頃熟します。長めの心臓形の大粒で、果皮は黄色に赤い斑を帯びています。果肉はややかたく淡い黄色、酸味はやや強いですが、完熟したものは甘くて濃厚な味です。生食にも加工にも向きます。品種名は、ナポレオンの没後の1821年にベルギー王がナポレオンにちなんで命名したそうです。明治時代の日本では「那翁」と呼ばれていました。●高砂(たかさご)
(別名)ロックポート・ビガロ(Rockport Bigarreau)、伊達錦
1872年にアメリカから導入された品種です。6月中旬頃に熟します。形は短心臓形、果皮は黄色地に赤みを帯びており、果肉は乳白色です。甘みは中くらいでやや酸味が強いのですが、食味は良好です。核が大きく、果実がやわらかいので輸送中に傷みやすいのが欠点です。●南陽(なんよう)
1957年、山形県農業試験場で、ナポレオンが自然交雑したものから選抜して育成した品種です。6月下旬頃、「佐藤錦」と「ナポレオン」の合間に収穫されます。
形は短心臓形の大粒、果皮は淡紅色、果肉は黄白色でややかためです。酸味が少なく、とてもあっさりとした食味は極めて良好で、「さくらんぼの王様」と呼ばれることもあるほど高級な品種です。●黄玉(きだま)
アメリカ原産で1872年に日本に導入されました。果皮は黄色地に赤斑があり、果肉は乳白色、多汁でやわらかくて甘みが強い良品種です。現在は交配種として残されるのみで市場には出回りません。●紅さやか
1979年に「佐藤錦」と「セネカ」の交雑によって育成した品種で、1991年に品種登録された新しい品種です。収穫が早く、6月上旬~中旬頃には収穫されます。形は短心臓形の小粒で、果皮は朱紅色を帯び、果肉は赤い色をしています。糖度は高いのですが、酸味もあり、果汁も多くて食味はなかなか良好です。●桜頂錦(おうちょうにしき)
「佐藤錦」や「ナポレオン」などの混植園で偶然できた品種で、1988年に登録されました。6月上旬~中旬頃に収穫されます。形は心臓形で、果皮は黄色地に赤い斑を帯びています。果肉色乳白色、ほどよい甘さで酸味は少なく、果汁も多くて食味はすぐれています。●高陽錦(こうようにしき)
「ナポレオン」「佐藤錦」等の混植園で偶然発見された品種で、1989年に登録されました。7月上旬頃に収穫されます。短心臓形で大粒です。果皮は黄色地に赤い斑を帯びています。果肉は乳白色で固く、甘味・酸味ともに多くて濃厚な味です。●大将錦(たいしょうにしき)
「ナポレオン」「佐藤錦」等の混植園で偶然発見された品種で、1990年に登録されました。7月上旬~中旬頃に収穫されます。短心臓形で大粒です。果皮は黄色地に赤い斑を帯びています。果肉は乳白色で極めて固く、甘味が多くて酸味は少なめです。●紅秀峰(べにしゅうほう)
山形県園芸試験場で「佐藤錦」と「天香錦」を交配して育成された品種で、1991年に登録されました。

