だだちゃ豆の中耕培土とは だだちゃ豆は植付けが一段落すると中耕培土(ちゅうこうばいど)という土寄せ作業を始めます。6月中旬ころからの作業で、一部は同時並行的に植え付け作業とも重なってしまうこともあります。 中耕、培土とは植え付けられた畝と畝の間を耕しながら土を寄せていく作業です。作物の栽培において、作物の株際(かぶぎわ)に土を寄せる作業をいい、土寄せともいいます。だだちゃ豆の茎の基部を土で押さえて倒伏を防ぐ物理的効果のほかに、培土に...... 続きを読む
くだもの歳時記
摘蕾、摘花、摘果のタイミング りんごの栽培では、つぼみ時に行う摘蕾(てきらい)開花時に行う花を採る摘花(てきか)、実がまだ小さい時に行う摘果(てきか)があります。 摘蕾、摘果の目的は、美味しいりんご、品質の良い、充実した程良い大きさのりんごを作るためにする作業 りんごの摘果の時期は着果が確認され作業が出来る状態であれば早いほど効果的になります。 1、摘蕾(てきらい) 余計な蕾を取...... 続きを読む
アンデスメロンの由来 ネット系メロンの中で大衆メロンとして人気のあり多くのメロン好きを喜ばしているアンデスメロンとアムスメロンですが、生産量でアンデスメロンの方が頭一つリードしています。 アンデスメロンの名前は南米のアンデス山脈に縁があって命名されたのかと言うとそうではないということなのです。アンデス山脈や南米には全く関わりのないことから名付けられたちょっと面白いお話です。 それは、このメロンのシーズンならどれを買って食べ...... 続きを読む
だだちゃ豆の播種と定植 田んぼの田植えを早々に終えた5月15日頃からだだちゃ豆の定植(植付け)が始まります。種を播いて2週間くらいの苗を植えるので5月になるとだだちゃ豆の播種は始まることになります。15センチほどに育った苗が専用の植え付け機械によって一列ずつ丁寧に1ヵ所に1本ずつ植えられていきます。 そして、播種と定植を繰り返し続けて6月いっぱいまで続きます。定植後、10日後には中耕(土寄せ)という作業も同時に始まってだ...... 続きを読む
女性育種家 森屋初が育成 だだちゃ豆の下地は江戸期にあったとしても現在に残る正式な由来としてはより現在のものに近い形になったのは、具体的に「だだちゃ豆」は明治の後期に誕生したとされる記述もあります。 当時の大泉村白山に帰農した士族、森屋藤十郎の娘初が、隣村の寺田から貰い受けた早生種の茶豆の種を畑に植えたところ、なかに晩生で味の良い豆があったため、その種を大切に保存して自分の畑で増やしていき、現在のだだ...... 続きを読む
紅秀峰の生産と栽培上の特徴 紅秀峰は寒河江市にある山形県立園芸試験場(現山形県農業総合研究センター園芸試験場)において昭和54年に佐藤錦に天香錦を交配して得られた実生から選抜育成され、平成3年に品種登録されました。 樹勢はやや強く、樹姿は中位である。枝の発生が多く、花芽の数も良好で、結実良く豊産性である。開花は早く、4月下旬で佐藤錦より数日早い。果実の大きさは8グラムから9グラムで極めて大粒で食味が良好なサクラン...... 続きを読む
ラフランスの花は純白で丸み 5月の上旬になるとラフランスの花が咲きはじめます。ラフランスの花の色は純白。花ビラは円形でつくりがしっかりして風になびくような感じはありません。指輪の宝石のように5本の爪に真珠が挟まれているように見えます。 小さなバラのつぼみにも似ています。西洋梨もサクランボ、桃と同じ「バラ科」とは信じがたい気がします。 ラフランスは真っ白な花を咲かせます。ソメイヨシノなどの桜とは違...... 続きを読む
総合で1位は川中島白桃 「桃栗三年、柿八年」という言葉があるように桃は身近な果物のひとつ。日本では古くから栽培されてきた果物で馴染みがあり人気の果物のひとつです。品種が多く覚えずらいのが玉にキズで、桃は全国で100種以上が栽培されると推測されているようです。 7月の下旬頃から出荷が始まる山形産の桃。果物の中でも特に人気が高いとされますが、真夏から秋にかけてのくだものだけに日持ちが短く傷みやすいという完...... 続きを読む
美味しい桃をつくるために 美味しい桃をつくるには生産者の方々が工夫をして、いろんな方法が試されているようです。これは果樹園のある地域の違いや気候や土壌、肥料のやり方、果樹の品種や樹齢、剪定や摘果のやり方など様々の要因によって異なりますので一概に言うことはできません。 あくまでも、標準的な例をお話すれば、桃の畑10アール(a)あたり24本の木を植えて、大体10000から12000個、桃の栽培は、つまり一本の樹で平均500個くらいの果実を収...... 続きを読む