二百十日(にひゃくとおか)、お米が実る大事なとき
9月8日穂が垂れ、秋風の中に稔りの季節をむかえます。もうすぐ稲刈り!
立春から数えて二百十日(にひゃくとおか)。
この時季は稲が開花・結実する大事なときですが、台風が相次いで襲来し、農作物 が被害を受けてしまうことがよくあります。
厄日とか荒れ日などといわれています。
今年は8月31日ということですが何とか二百十日も乗り越えて山形、庄内平野のはえぬき、ササニシキ、ひとめぼれ、コシヒカリそしてつや姫も収穫の季節がもうすぐとなってきました。
今年の東北は台風の当たり年のようですが、何とかいい収穫の秋をむかえたいと強く思っています。
味の農園の事務所近くにある田んぼのはえぬきも今年も順調に育っています。
肥料がやや多かったので出穂は1-3日程遅れましたが、その後順調に育ち穂が垂れなかなかりっぱな稲になってきました。
毎年のことなのですが、今年こそそはと今までにないほどの美味しいお米がとれるのではないかと期待しています。
ほかの田も猛暑、台風にさらされながら黄金色の穂が垂れてきました。秋らしい美しい景色になって楽しませてくれます。
最低気温が下がってくれるとお米の品質、食味は高くなる
8月のお盆過ぎからの猛暑は稲の事だから熱帯性の作物だから問題なかったのですが夜の気温が特に8月下旬から下がらず気がかり。
理想は20℃以下。稲のでんぷんを貯めるのに大事なことは、日中のお天気が良くて光合成が旺盛になり、夜に気温が下がると呼吸量が低下して栄養の蓄積が多くなる状態です。
このように理想的な状態だと、透きとおってきれいな美味しいお米になります。
昨日あたり(9月7日)から秋らしい夜温が下がり時はじめ良い状況になってきました。
稲刈りまであと2週間ほどになってきましたが秋晴れの空に夜露がしっかり降りるような冷たい朝を望んでいます。
稲としては日中は猛暑の高温でも構わないから、たっぷりの日光を浴びて、夜ぐっすり爆睡できるような
「天高く馬肥ゆる秋」のようなイメージでしょうか。もちろんそれは私たち人間も同じですね。