葡萄
山形県のぶどうの生産量は山梨・長野に次いで第3位を誇り、
ワインやジュースの原料となると、山梨県にも出荷するぐらいの大産地です。
なかなか一般的に知られることは少なかったのですが、
近頃では、食味・品質的にも高水準で統一され、
都心の高級百貨店でも並ぶようになりました。
日当たりが良く、夜風の冷たさが美味しさの秘密
山形のぶどう栽培の歴史は古く、江戸時代初期から栽培が始まったといわれています。
果樹栽培は、昼夜の寒暖の差が大きいから美味しさが際立つという視点があります。山形県の山に囲まれた地形は、梅雨期も雨量が全国的に少ない果物の生育に好適な条件の一つです。ぶどうは排水の良い土地を好みます。日照が十分あり、昼夜の寒暖の差が大きく、成熟期に雨が少ないなどの条件も、県内のぶどう産地は満たしており、山梨の勝沼地方ともよく比較されるほど。8~9月に吹く夜風の冷たさは、ぶどうの成熟度と甘みを助けてくれるといいます。
果樹王国山形県は
全国有数のワイン生産地
ぶどう生産量で全国第3位を誇る山形県は、全国有数のワイン生産地でもあります。明治6年頃、山梨県で日本初のワイン製造が行われたのとほぼ同時期に、山形県でもワイン作りが始まりました。以来、地場産のぶどうにこだわった醸造技術が磨かれてきました。現在、県内には11社のワイナリーがありますが、全社とも原料には地元で栽培したぶどうを100%使用していることが大きな特徴です。また、それぞれ風土や個性を生かした味づくりがなされ、バラエティーも豊か。どんなワインを作るかによって、ぶどうの品種を選び、その品種の特性をうまく引き出していきます。醸造の技術がいかに進歩しても、良いぶどうからでしか良いワインは作れません。そのため、ぶどう作りは醸造以上に重要であると言えるでしょう。
ぶどうの生育には人一倍神経を使います。その年に雨が多く、日照量が少ないとぶどうの生育が悪くなり、そこから出来たワインは糖分が乏しく腐敗果の混入の恐れが増えてしまいます。逆に日照が良すぎ、生育が早すぎると糖分が強くなりすぎ、酸味とのバランスが悪くなります。また、ぶどうが生育するに当たり、樹が大きくなりすぎたり、あるいは房になる実の数が多くなりすぎると一つ一つの粒の栄養が少なくなり、ワインの品質を下げることになります。そのため、多くの場合は、樹の剪定や房の間引きを行い、栄養が効率よく行き渡るようにするのです。
美味しい食べ方
乾燥を防ぐため新聞紙やビニールで包んで野菜室へ。
2~3時間ほど冷やしてから表面を軽く洗い流してお召し上がりください。
冷やしすぎてもせっかくの甘味が感じられなくなりますので、注意が必要です。
ぶどうの糖度は肩の部分(ツルに近い方)が甘くなる傾向にあるため、下から食べていくとだんだん甘みが強くなって、最後まで美味しく食べられます。
シャインマスカット
「パリッ!」「サクッ!」と程よい食感、濃厚な甘み、芳醇で高貴な香りが口いっぱいに広がり、しかも皮ごと食べられる。まさに、「奇跡」のぶどうです。
優れた特性と外観の美しさを兼ね備えたシャインマスカットは、「ぶどうの女王」と呼ばれたマスカットオブアレキサンドリアを超えるぶどうと言われています。
マスカット系ぶどう特有の香りが上品な味わいをさらに引き立てます。
脱粒は、よく熟した甘くておいしいぶどうの証です
ぶどうは、熟してくると糖度が高くなり脱粒する性質があります。
届いた時に脱粒していると見た目がよくないので、「傷んでいるぶどうが届いた」と思われがちなのですが、実は逆で“熟していて甘いぶどう”の証なんです。
お届けするぶどうは、ギリギリの収穫時期を見極め、最高の状態でお送りするため、届いた時に脱粒している場合があります。
脱粒は甘くて美味しいぶどうの証拠なので、脱粒している粒も捨てずに召し上がって下さい。
ぶどうの品種によっては脱粒しないものもあります。脱粒していないから甘くないというわけではありませんので、ご安心下さい。
美味しさを保つ働きがある「ブルーム」
ぶどうの果皮表面に白っぽい粉が付着している事がありますが、これはブルーム(果粉)と言って、果実が雨や病気から見を守るために自身で出している天然物質です。
このブルームが付いている果実は鮮度が良い証拠。食べても無害なのでご安心ください。