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啓翁桜

啓翁桜の生け花

山形から一足早い春を運ぶ
「啓翁桜(けいおうざくら)」

山形県が全国一の出荷量を誇る啓翁桜は、冬に花を咲かせる「桜」です。しなやかな細い枝にたくさんの花が咲きそろう姿がとても華やかで、お正月の飾りや結婚式、卒業式などのハレの日を演出する花として注目を集め、12月中旬から3月まで、春を彩る鑑賞用の切り枝として全国各地に出荷されます。

啓翁桜は、つぼみが開花すると薄紅色をしたボリューム感のある花がキレイに咲き揃い、明るい華やかさを演出してくれます。また、枝がスプレー状になるため、現代的なフラワーアレンジにもとても適しています。

「啓翁桜」は、1930年に福岡県久留米市山本の良永啓太郎が中国系のミザクラを台木にしてヒガンザクラを接いだところ、穂木として使ったヒガンザクラの枝変わりとしてできたものです。「啓翁桜」の名前の由来は、啓太郎の一字をとって啓翁桜と名付けられました。

冬に桜を開花させるメカニズム

啓翁桜は、秋になって気温が下がると休眠に入ります。その後、冬の低温期を経験すると休眠が覚醒し、気温が上がれば開花できる状態になって春を待つ状態(出荷できる状態)になります。その枝を温室に入れて加温すると、桜は春が来たものと勘違いして花を咲かせるのです。
啓翁桜を咲かせるには、まず気温8℃以下の環境で3週間以上を過ごさせ、十分な寒さにあてます。その後、切り出した啓翁桜の枝にお湯で処理を施し温室に入れて開花を促進させます。寒い時間が短いと桜は花を咲かせてはくれません。
秋の訪れが早い山形県では、桜も早い時期から休眠状態に入るため、早くに桜を目覚めさせることができ、お正月に合わせた開花が可能になります。

啓翁桜のつぼみ
生産者/高橋さんご一家

試行錯誤を重ねながら
栽培してきました生産者/高橋さんご一家

生産者の高橋さんが啓翁桜の栽培を始めたのは、昭和40年代後半からです。全国ではもちろん、県内でも啓翁桜の栽培方法がまだ確立されておらず、試行錯誤を重ねながら栽培してきました。
現在、高橋さんが生産している啓翁桜の約7割をお正月にあわせて全国各地に出荷しているため、12月が一年で1番忙しい時期になります。

啓翁桜を切り出す株は山間地に広く植えられていて、そこで充分な休眠期間を過ごした啓翁桜は枝を切り出され、作業場に運ばれてきます。木全体が花芽で覆われたら切り出し、温室に入れられます。温室の中の温度は日中は20度、夜は10度程度に保たれ管理されます。
啓翁桜は、花芽の膨らみ方と枝の水上げの状態のバランスが大切です。これによって花の良し悪しが決まってきます。これらの栽培から開花までの技術はとても繊細で気が抜けません。啓翁桜栽培の長年培ってきた経験と技術が全国トップクラスの啓翁桜の産地を支えています。

啓翁桜の咲かせ方〜長く楽しむためのコツ〜

啓翁桜の花びら

啓翁桜は、少し開花した状態でお届け致しますので、開花から満開、そして葉桜まで長い間お楽しみ頂けます。
桜の色は、気温が15度から20度以下ですと「ピンク」に、20度以上ですと「白」になります。桜の花の色もお楽しみ下さい。

啓翁桜は、玄関先や床の間など、エアコンやヒーターの温風が当たらない涼しい場所に飾ると、1ヶ月は花を楽しむことができます。玄関先などに飾る場合は、できるだけ温度が低く乾燥しないところに。花瓶の水は、なるべく頻繁に交換して下さい。

気温が高いところに飾る場合は、開花を楽しむ期間が短くなってしまいます。花が咲きながら葉も開いてきますので、葉桜を楽しんでみて下さい。この場合もなるべく水の交換をして下さい。
気温が0度以下になりますと凍結する可能性があります。凍結しますと花が咲かなくなってしまいますので、ご注意下さい。

啓翁桜の梱包

お手元に届いてからの取り扱い方法

お手元に届きましたら枝の下の部分に十字に切り込みをいれ、水につけて水揚げをしてください。開花を早めたい時、暖かい場所に置いて温度調節をしてください。つぼみ状態の時、一日一回くらい霧吹きで水をかけていただき、まめに水をかえてください。
葉桜まで長くお楽しみいただけます。

啓翁桜の取り扱い方法

お届けできない地域について

商品凍結の恐れがあるため、北海道へのお届けは承っておりません。
また、沖縄県や離島へのお届けは、到着までの日数を考慮し品質保証が出来かねると判断した場合、ご注文をキャンセルさせていただく事がございます。ご了承下さい。

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