どうして庄内平野は米づくりが盛んなのですか?

自然の豊かさと豊富な水資源が田んぼを潤す
庄内平野は米処として重要な産地として江戸時代から知られていました。歴史的に見ても旱魃や水害などの自然災害が少ない土地として知られていました。江戸時代の飢饉と言えば「享保の飢饉」「天明の飢饉」「天保の飢饉」の三大飢饉がよく知られています。そのような状況でも庄内平野は比較的安定した収穫をすることが出来たようです。
庄内平野が米づくりに適した場所だからです。稲作に欠かせない豊富な水があること、特に真夏に旱魃にならないためには山々に万年雪をたたえる豊かな水源となる自然の豊かさも欠かせません。そして、稲づくりを支える平らな平野と広い水田がたくさんあること。夏にたくさんの日照時間がたっぷり、天気がよく太陽が照って光合成を活発にしてくれます。
夏の昼と夜の温度格差が大きく、昼の気温が高く、夜は涼しいことも大切です。このような条件がととのっている地方では、米づくりがさかんに行われています。でも、条件がそろっているだけでは美味しいお米は作れません。
おいしいお米を一生懸命に作ろうとする農家の人たちの努力と情熱があってはじめて、おいしいお米ができるのです。

雪に埋まった田んぼの底力
庄内平野の米作りが盛んな理由
- 豊富な雪解け水:鳥海山や月山から流れる水が稲作に適している。万年雪をたたえる山々が夏まで豊富な灌漑水を供給してくれることも大きな要因です。
- 気候条件:昼夜の適度な温度差がお米の成長に良い影響を与える。夏の高い気温は稲の実りに欠かせない要素で、東北の中でも冷害がほとんどない地域として適性があります。
- 農家の努力:当時の行政である、庄内藩が品種改良や技術革新への熱心な取り組みを奨励し、それに生産者が従い努力してきた歴史があります。
庄内平野は、日本全国においしい米を届ける「日本のお米のふるさと」としてその歴史を刻み続けています。
■庄内平野のコメ作り動画
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山形つや姫特集 特別栽培のお米
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その美味しさのルーツは明治時代に冷害の中でしっかり穂を着けた1本の稲から生まれた日本の美味しいお米のルーツといわれる「亀の尾」という品種に由来しています。