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よくある質問

米づくりに雪はいいことですか?

雪は水稲単作地域において重要な資源であり、その解けた水は栄養供給や品質向上にプラスに働きます。
鳥海山 庄内平野

自然の豊かさと豊富な水資源が田んぼを潤す。鳥海山


同じ場所でお米をつくり続けると、稲が育つために大切な栄養分が田んぼからだんだん少なくなっていきます。そうすると、稲が病気にかかりやすくなったり、稲が倒れやすくなったり、お米の味が悪くなったりします。化学肥料も使いますが、収穫が終わる晩秋から冬に堆肥など土壌改良のために行います。

 

そのため、庄内平野の農家の人たちは、おいしいお米に育てるために、また、病気にかからない稲を育てるために、田んぼの土づくりを工夫しています。山形県の冬は雪が降りますから作物は作りません。5月の田植えまで田んぼを休めることも土作りのように、土壌にはいいことと捉えられます。

 

雪と水稲単作の関係性


雪と水稲単作の良さには、いくつかの重要な関係があります。以下にそのポイントを説明します。雪が水稲単作に与える恩恵は多く、次のようなことが考えられます。

 

1,雪解け水とミネラル成分の働き

豪雪地帯では、冬に積もった雪が春から夏にかけて溶け出し、水田を潤します。この雪解け水はミネラルを豊富に含み、土壌を活性化させるとともに、稲の栄養供給を助けます。雪は水稲単作地域において重要な資源であり、その解けた水は栄養供給や品質向上に寄与します。また、雪解け水による昼夜の寒暖差や保温効果は、お米の食味や生育環境を改善する一方で、適切な管理が必要です。雪と水稲単作は地域特有の自然環境を活用した農業形態として密接な関係があります。

 

2,昼夜の寒暖差による品質向上

雪解け水は夏でも冷たい状態を保ち、昼夜の寒暖差を生じさせます。この寒暖差が稲の糖分濃度を高め、お米の食味を良くする要因となります。例えば、魚沼産コシヒカリの美味しさは、この昼夜の温度差の原理によるものです。

鳥海山の雪

鳥海山は秋田県境に位置し2236mの庄内平野のシンボル


3,お米の収穫と品質そして冷害の防止にも

万年雪をたたえる東北の山々、山形県では月山、鳥海山、蔵王山、飯豊連峰、朝日連峰は夏の暑い稲が穂を出す8月まで雪解け水を供給します。これは、米の収穫量や品質に大きな影響を与えます。

また、水には「熱しにくく冷めにくい」という性質があり、水田に水を張ることで稲を寒さから保護することができます。特に田植え直後や低温期には、水の保温効果が冷害から稲を守る役割を果たします。

 

庄内平野 鳥海山 田植え

鳥海山2236mと庄内平野の田植え



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亀の尾と庄内平野のコメ作り|味の農園

 

■鳥海山を背景に稲刈はじまる

 


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つや姫の一番の特徴は、なんと言ってもその「美味しさ」です。際立つ「粒の大きさ」、「白い輝き」「旨さ」「香り」、「粘り」は、ごはんそのものがご馳走。
白ごはんで勝負できるお米を目的につくられました。つや姫の開発は、ごはんの旨みで勝負するために白いご飯が限りなく好きな人のためにと想いが込められています。
また、生産の方法は限定の田んぼと限定された生産者だけに許された厳しい認定制度の中で生産されています。「栽培適地」「生産者認定」「特別栽培」「品質基準」という4つの厳しい基準をすべてクリアした安心で美味しいお米だけが「つや姫」として流通できます。
(財)日本穀物検定協会の食味官能試験(実際に食べてみて、食味を判断する)において、外観については「艶がある」、「粒が揃っている」など、味については「甘みがある」、「うまみがある」などの評価が得られました。
その美味しさのルーツは明治時代に冷害の中でしっかり穂を着けた1本の稲から生まれた日本の美味しいお米のルーツといわれる「亀の尾」という品種に由来しています。


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