
くだもの食を食生活に取り込む
はじめに「毎日くだもの200 グラム運動」とは、日本人の毎日の食生活に果物を定着させるために、果物の小売業者、生産団体、その他の関係機関等が、各々独自の果物の販売活動や果物に関する知識の普及啓発活動に際し、毎日くだもの200グラム運動の指針やホームページの情報を活用することで、関係者が一体となり果物の消費拡大に取り組むための運動です。国民の健康をめざし、生活習慣を改善していくために生まれました。
「毎日くだもの200 グラム運動」の始まりは、運動指針の初版が発行された平成13 年8 月までさかのぼります。前年策定された「食生活指針」や「健康日本21」で毎日の果物摂取が推奨され、「5 A DAY」等の海外情報も考慮して「毎日くだもの200 グラム」を運動指針として位置づけました。

毎日果物2つ200gで健康に
食事バランスガイドが策定され、毎日果物2つ(およそ200g)と示されるのは4 年後の平成17 年6 月です。最近の研究で、「食事バランスガイド」に沿った食生活を送ると、健康増進、生活習慣病予防、死亡率の減少につながることから、食事バランスの中で毎日果物を摂取することの重要性が明らかになってきています。
しかし、国民1 人1 日当たりの果物摂取量は、運動目標の半分あまりで、特に20~40 歳代では目標の1/3程度に止まり、深刻な状況です。「毎日くだもの200グラム運動」とは?
「毎日くだもの200グラム運動」とは、1人1日200g以上のくだものの摂取を推進する運動です。近年の研究により、くだものにはがんをはじめさまざまな生活習慣病に対して予防効果が高いことが分かっています。1人1日200g以上のくだものを食べて、健康で豊かな生活を送りましょう。
▼「5 A DAY」とは「1日5皿分(350g)以上の野菜と200gの果物を食べましょう」をスローガンにした健康増進運動です。

くだもの、フルーツの力を健康に
フルーツ食、始まりのきっかけ
平成12年3月、文部省(現文部科学省)、厚生省(現厚生労働省)、農林水産省が決定した食生活指針において、くだものは野菜と同様に毎日の食生活にとって必需品であると位置付けられました。
しかし、くだものはまだまだ嗜好品としての意識が強く、特に若年層でのくだもの離れにより、摂取量の不足が続いています。国際的にみても、我が国のくだもの摂取量は先進国の中で最低の水準にとどまっています。
このような中で、生産、流通、消費の関係団体、並びに農学、医学、食生活指導、料理等の専門家から構成された「毎日くだもの200グラム推進全国協議会」は、くだものを毎日の食生活に欠かせない品目として定着させるため、「毎日くだもの200グラム運動」を開始しました。

毎日フルーツ くだもの200gを食べよう
広げようくだもの200g運動
「毎日くだもの200グラム運動」は、小売業者、生産者団体、くだものの需要促進を進める団体、その他の関係機関等により、全国に広められています。それぞれの運動参加者には、くだものに関する知識の普及・啓発活動やくだものの販売促進活動に際し、当協議会が作成した各種資料をご活用いただいております。
科学的知見に基づき作成された「毎日くだもの200グラム運動指針」をはじめとした冊子等、本ホームページには、くだものに関するさまざまな情報が満載です。くだものの推進運動や販売に、ぜひご活用ください。
先ほどのページ内容(果物200g・朝の果物は金)を 最新の栄養学の知見と照らし合わせて、「どこが正しいか」「どこに注意すべきか」「どう取り入れるのがベストか」を整理して解説します。

毎日フルーツ くだもの200gを食べよう
くだもの栄養学が一致している点
大切な気付きとして果物は朝食に向いている点です。朝は血糖値が低く、脳や体がエネルギーを必要とする。それは、くだものに含まれる果糖・ブドウ糖は吸収が早い点があります。
「朝の果物は効率の良いエネルギー源」は正しい理解に基づいています。
- ビタミン・ミネラル補給として有効
果物はビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富。特に日本人は カリウム・食物繊維が不足しやすい ため、果物は有益。
- 100gあたりのカロリーは低め
果物は• 水分が多い•脂質がほとんどないため、ケーキやスナックより圧倒的に低カロリー。
▼くだもののカロリー
りんご100g → 約52kcal
みかん100g → 約45kcal
ケーキ100g → 約350~450 kcal
➡ 「果物=太りやすい」は誤解という点は正しい。

毎日フルーツ くだもの200gを食べよう
1日の目標摂取量「200g」の妥当性
日本の食事摂取基準(厚労省)でも 200g以上の果物 が推奨されている。
🟦 最新栄養学から見た「最適な果物の取り入れ方」
⭐ 基本ルール
- 1日 200g を目安に
- 朝 or 昼に食べる
- 夜に食べるなら歯磨き前に
- ジュースではなく「丸ごと」がベスト
- 種類をローテーション
- 食事代わりではなく、食事の一部として
⭐ 200gの例(目安)
- りんご 1個(小)
- みかん 2個
- バナナ 1.5本
- キウイ 2個
- ぶどう 20粒
何か一種類ではなく、複数組み合わせてもOK。
⭐ ダイエット視点
果物は間食としても優秀。
おすすめはGIが低く・繊維が多いもの:
- りんご
- ベリー類
- キウイ
- 柑橘類

毎日フルーツ くだもの200gを食べよう
くだもの200g最終まとめ
最新の栄養学での補足される内容とは
◎ 正しい点は朝の果物は理にかなっている
→ビタミン・食物繊維補給に最適
→適量なら太りにくい
→200gの推奨は妥当
- 注意点
- 食べすぎると糖質過多になる場合もある
- GI値の高い果物もあることも知っておく
- ジュースは果物の代用にならないことを理解
- 夜食べる時は歯や口内環境への影響に注意する




