稲の茎の数が確保できると今度は根の働きを活発化させる 5月の田植えから稲はどんどん茎の数を増やしていきます。6月下旬になると目標とする茎の数に株分かれして充分茎の数が揃いますこの頃になると、雑草の心配もなくいなり、稲はあまり水を必要としない時期に入って、むしろ土の中の根はどんどん増えていきます。また、このころは気温も高くなって土の中の有機物の分解もさかんになり、根に害となるガスの発生も多くなるのです。 ...... 続きを読む
山形日記
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お米作り
田植えされた苗を水管理で大きく、太く、多くする 田植えから1カ月はただひたすら植えられた苗を大きく、茎の数を多くすることに心がけます。田んぼの水の量(深さ)を調節して苗を守り茎を増やし、茎を太らせます。具体的には風の強い日や寒い日は水を深く入れ、茎が不足な時は水を浅くします。 この水管理をこまめに続けることで苗は見違えるように大きく、多く成長し稲と呼ばれる大人の姿に変わって...... 続きを読む
苗作りは毎年1年生、要点は直射日光をしっかり取り入れる 4月のお天気は平年より暖かい日が多く、平均気温も高めに推移しているため苗の生育はこれまで順調すぎるほどに推移しています。低温が続くと生育不良からの病気、特にカビによる障害が多くなりますが、今年は暖かく日射量も充分あり生育は旺盛です。 このような年は、むしろ暖か過ぎる障害、高温障害が深刻な結果につながることを充分考慮しないといけません。高温障害は育苗ハウスの換気や遮光...... 続きを読む