猛暑で収穫量も品質も低下する現実 登熟期の気温が高すぎて品質が低下する「高温登熟障害」が、近年、西日本を中心に、年によっては全国にわたって発生し、大きな問題となっています。その症状は、米が白く濁る「白未熟粒」、偏平となり縦溝が深くなる「充実度の低下」、亀裂が......続きを読む
お米作りする人がいなくなる ここ数年の食用のお米の問題は深刻で、価格、品質、収穫量、生産力、生産体系、温暖化による気候変動、風水害など多くの問題を巻き込んで見直しが求められています。大きな問題としては、もちろん地球温暖化という、地球規模の問題そして、日本の農業が抱える問題、特に高齢化と......続きを読む
高温耐性があり美味しい多収穫品種 山形県では、2023年の夏の猛暑の影響で県内のお米生産が品質低下の被害を大きく受けました。そのため、温暖化対策として、暑さに強く安定した収量が得られる新品種山形142号として山形県の研究所で生まれました。 そして「ゆきまんてん......続きを読む
令和のコメ騒動から見えてくるもの 米不足、米価格の高騰が止まりません。今年2月以降、政府は数度に分けて備蓄米の放出を行ってきましたが、市場の不足感はいまだ極めて大きく、価格もほとんど下がっていないのが現状です。 政府はこれまで「投機目的による買い占めなど流通に問題が生じているだけ......続きを読む