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世界一のりんごの品種「ふじ」とは

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「ふじ」りんご世界で最もたくさん生産される品


ふじりんごは「国光(こっこう)」と「デリシャス」を交配し育成された品種です。また1962年に品種登録されて以来日本で最も沢山作らてるようになったリンゴです。

 

その人気は海外でも広がり、中国やアメリカなど各国で作られるようになり、世界でも最も沢山生産されているといわれています。

 

その人気の秘密はまさに「味」にあること、「ふじ」の美味しさは多くの人の認めるところで、「世界一」といわれても頷けるところではないでしょうか。

 

 

 

 

「ふじ」の親りんご、国光の由来


ふじりんごの親となる国光(こっこう)は米国生まれで1871(明治4)年に開拓使によって導入された品種です。

 

導入当初は英語名だったこともあり「雪の下」「晩成子」など地域によって様々な名称で呼ばれていましたが、1900(明治33)年に「国光」に統一されました。

 

国光 は、日本の風土に適していたことはもちろんですが、冷蔵施設が不十分だった時代に保存性が良かったことは大きな魅力として普及、浸透しまし要因に上がられます。

 

明治、大正、昭和にかけて基幹品種として、また大衆まで浸透した、りんご業界を紅玉とともに100年間にわたって支えてきた実績のある品種です。

 

 

 

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なつかしい国光いまは見ることもなくなった


 

 

 

 

「ふじ」りんごもう片方の親は「デリシャス」


原型のデリシャスは、現在、存在はしているものの、流通していないようです。デリシャスの枝変わりとしては「スターキングデリシャス」が有名です。

 

スターキングデリシャスが日本に来たのは1929(昭和4)年に導入されましたが、当時は人気が出ず栽培が進まなかったようです。

 

ところが、その後1960(昭和35)年頃に千疋屋がこのリンゴの美味しさを見良いだし販売に力を入れた事などから人気に火が付きました。

 

国内の果物店でこのリンゴを売っていないところは無いくらいにまで広く一般に親しまれるまでになりこの時代を一世風靡しました。

 

それまでの人気品種の紅玉や国光になない「真っ赤で甘いリンゴ」という印象のリンゴです。今中高年の方には懐かしいリンゴではないでしょうか。

 

 

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スターキングデリシャスはデリシャスの枝変わりお尻のデコボコがシンボル


 

 

 

 

 

「ふじ」りんごの誕生は東京オリンピックの前々年1962年


ふじりんごの大きさは300~400gほどで、果汁が豊富なうえ味のバランスが良く甘味と香りはしっかりとしています。歯触りもシャキシャキと心地よく人気が高いリンゴです。

 

国光の甘さ、スターキングデリシャスの香り高い甘さ、国光の実のしまりと貯蔵性の良さがまさに長所を引き継いでいます。

 

しかし、いかに品種が優秀であろうとも、それだけで世に広がるものでないことは歴史が知るところです。

 

この「ふじ」には人生を賭けて栽培技術を完成させて普及した人物が登場します。

 

 

 

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ふじは枝変わりなどから次世代のあたらしい品種も生みだしし続ける


 

 

 

 

 

「ふじ」にすべてを賭けた育ての親 斉藤昌美氏


「ふじ」の食味は優れているものの、着色が悪いなどの理由から青森県では普及に踏み切れずにいたところのお話です。

 

「ふじ」の素晴らしい素質を見抜いていた生産者がいました。その「ふじ」りんごを栽培技術の確立によって一人前に育てたのが齋藤昌美という人です。ふじの類い稀なその可能性に賭けて普及にも貢献していきました。

 

多くの果樹農家の人々から「りんごの神様」と呼ばれていました。

 

「ふじ」に否定的な見方が多かった頃ですから多く栽培されていない頃に、齋藤昌美氏はいち早くその優位性を見抜き、「ふじりんご」の栽培に力を入れ栽培方法を確立したのです。

 

 

だんだんと「ふじりんご」の名が知れ渡ってくると、全国のリンゴ農家の人たちもふじを栽培したいとやって来て、教えを乞うようなことになっていったのです。

 


そして「ふじ」を栽培したいと願い出る生産者に対し、自分が育てた「ふじ」の木から枝を分け与えてあげました。これが「ふじ」が広まるきっかけとなったのです。


 

その後「ふじ」の食味の良さが消費者に受け入れられ、今では世界中で最も多く栽培される品種となっているのです。


 

弘前市のりんご公園には、齋藤昌美氏が多くの生産者に枝を分け与えた木である『準原木』を植栽しています。

 

 


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