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くだもの歳時記

さくらんぼ「佐藤錦」の温室栽培とは

温室さくらんぼ 佐藤錦 母の日さくらんぼ

 

サクランボに「春が来た」と騙しの栽培方法


自然の状態の落葉果樹ですとサクランボは秋に花芽をつけたまま落葉して、冬になって雪が舞うほどの気温が低くなると休眠(次の活動のため栄養を蓄え活動を停止して眠る)します。

 

積雪の冬を越して、春に一定の気温に達するまで休眠状態を保つと春には花が咲き受粉して果実をつけることになるのです。生産者にお聞きすると「暖冬よりは冬は長く雪が降った方が休眠が充分とれて春からの生育が旺盛で順調のような気がする」といいます。

 

どうも休眠期の寒さの長さと寒さの期間はさくらんぼの樹にとって次年の生育につながる重要な生理要素のようです。

 

山形の温室さくらんぼ生産者はこのサクランボの休眠の原理を利用して栽培する方法です。12月に一定の期間自然の寒さを経験させ、雪が積もるとサクランボが植えられている裸の温室にビニールを被覆させて、休眠を覚ます処理(休眠打破)して暖房器で加温して春の環境を作り出すのです。

 

 

いいかえると、人工的に春の環境をサクランボの樹にあたえて「春が来たと勘違いさせる」だましの栽培方法ともいえます。

 

 

 

 

母の日さくらんぼ 温室さくらんぼ 佐藤錦

さくらんぼ「佐藤錦」は日本のさくらんぼの主役になる


 

 

 

サクランボにとって冬の寒さが貴重な資源に


サクランボの温室栽培にとって休眠は一定以下の寒い気温が一定期間必要となります。11月と12月にかけての寒い気温が重要な要素になっています。この時期に暖かくなると休眠が充分とれなくなり、収穫は遅くなっていくことになります。地球温暖化の問題はサクランボの温室栽培にも大きな影を落としています。この栽培方法にとって「寒さ」大事な資源なのです。

 

休眠(次の活動のため栄養を蓄え活動を停止して眠る)という一定の期間低温を経験したさくらんぼの樹は冬を越したと勘違いして活動を再開。暖房で気温が上げられると春が来たと勘違いして一斉に芽を膨らまし春の準備を始めるわけです。

 

温室さくらんぼの栽培は、冬になると休眠し、春になると覚醒するという原理を使って、この習性を応用したさくらんぼの促成栽培なのです。

 

サクランボ超促成栽培といわれる栽培の原理は、自然の冬の休眠を確保するのは11月12月以前では不可能なため、人工的に冷蔵庫を使用して人工的に冬を作り出す方法になる。ごく一部の生産者が山形県ではこの方法でさくらんぼの1月出荷を実現してお正月の風物詩として毎年話題となっている事例もあります。

 

 

佐藤錦 温室さくらんぼ 母の日サクランボ

室内は15℃前後に保たれサクランボの花が満開、雪に埋もれた外とは想像外。


 

 

 

 

サクランボ促成栽培は2月上旬の満開が限界か


しかし、自然の冬の寒気で休眠を実現して12月下旬にビニール被服し、加温して2月中旬に開花受粉させて収穫する栽培方法で一番早く収穫できるのは、どう見ても3月下旬が限度。それよりは当然遅くなる訳で、温室サクランボの収穫が始まるのは4月上旬からの収穫になるのが「佐藤錦」では限度のようです。

 

これが山形県では人工的な冬ではない自然の冬を利用したいちばん早い時期に収穫できる促成栽培のサクランボになります。もちろん通常の栽培と比べると技術的にも設備の面でも難易度が高くなります。毎年同じような収穫量を確保するにはきめこまな肥培管理と温度調整が決め手になるといわれています。

 

もちろん、通常のさくらんぼ栽培のような雨除けハウスといわれる設備では雪の重みと厳冬の寒さには耐えられません。もっと雪に対して強い頑丈な設備が求められます。自ずと設備投資はかなりの額になるのです。

 

 

 

佐藤錦 さくらんぼ 温室さくらんぼ

サクランボの満開の中ミツバチが活発に飛び回る。これはミツバチの巣箱

 

 

東根市で温室さくらんぼを生産する安達さんの栽培


休眠期間を最高気温7℃以下1600時間確保する事を目安に通常で10月上旬から約70日12月中旬頃に休眠打破処理(休眠から覚醒させる処理)と同時にビニール被覆します。そして開花まで約2ヶ月、収穫まで約2ヶ月を要するのがこの栽培期間です。そうすることで4月にさくらんぼの収穫を迎える事ができます。収穫期間は約30日間4月いっぱいの収穫とします。

 

 

そして、休眠打破処理をずらした温室を3通り準備して4月から5月30日までの2ヶ月を加温ハウスでの栽培、6月上か中旬に出荷できる無加温の温室でも栽培を同時進行していくのです。

 

その温室栽培の収穫を終了してからが本番の自然栽培のサクランボが6月下旬からはじまり。最盛期のさくらんぼの収穫、晩生種の収穫と最終的には7月中旬までさくらんぼ栽培を続け、段階的に労働力を長期間に分散した理想的なさくらんぼの栽培体系を完成させています。この場合のさくらんぼの作業は直接的な作業で12月から7月が通常の繁忙期になるのです。

 

こうなるとサクランボ以外の作物は当然出来ませんから「サクランボ専門」となり集中出来るメリットもありますが、8月から12月まで次年のさくらんぼの準備をしないといけませんから、生産者から見ると一年中、休みなく「さくらんぼ」の仕事をしている感覚になっています。

 

 

 

 

温室サクランボ 母の日さくらんぼ 佐藤錦

温室さくらんぼの達人は毎年安定した収穫で技術力が高い。生産者安達さん


 

 

 

 

さくらんぼ温室栽培は気を抜くと全滅の危機に


 冬は温度管理がすべて、ちょっと気を抜くとすべてが水の泡になります。雪の中の温室の管理は、前半はほとんど温度管理、後半は温度管理と換気を使って湿度を合わせて管理しています。温度管理は気を抜けません。ひとつ間違うと一晩でサクランボがひとつの温室ごと全滅してしまうこともあります。

 

もうひとつ大きな管理は雪害対策。栽培期間の前半は積雪が多い時期、ドカ雪が降ったりすると、温室のビニールが損傷したりしますから除雪も考慮しないといけません。

 

開花期の温度設定は15℃、ですが16℃以上でないと果樹の生育が進まないのでこのへんが微妙なさじ加減のようです。20℃を超えるとミツバチの活動が低下しはじめ、25℃前後になると高温障害による結実が阻害され、着果に影響します。

 

この期間は夜と昼の温度のちがいを自然のように再現することが必要となり、この間の適正な温度帯で開花受粉を終え、果実の成育を見守っていきます。この期間、いちばん大事なのはサクランボの樹に対する適正な温度と湿度の管理ということになるのですが、開花、授粉を過ぎるまではミツバチの動きもしっかり観察していないといけません。

 

 

 

温室さくらんぼ 母の日さくらんぼ 佐藤錦

寒さと雪はサクランボ栽培には欠かせない資源です。


 

 

 

さくらんぼ「佐藤錦」の温室栽培とは まとめ


毎日毎日、さくらんぼの樹と向かい合って会話をしながら日々の仕事を進めていくのが、何より大事と生産者の安達さんは云います。この道12年の先駆者は自身を省みて語ります。

 

温室栽培で生産される「母の日さくらんぼ」は母の日のギフトとして定着しました。生産者もこの「母の日」の需要に合わせて加温して温室栽培サクランボの収穫をピークにすることを考えています。年々経験を積んで多くの生産者は技術が向上して生産が安定してきました。

 

「温室の中だから管理は毎年同じと思われがちだが、それでは失敗する。」「毎年、日照、外気温、湿度はまったく違うから、毎年一年生のつもりで慎重に、素直に学ばないと失敗する事になる」と過去の経験を交えて語ってくれたことが印象的でした。さすが毎年安定した実績を残している達人の言葉ですね。

 

この温室栽培で収穫されたさくらんぼの収穫期間は4月上旬から5月下旬位まで続きますが、このような温室栽培によって収穫された多くのサクランボは「母の日」のギフトとして出荷されていきます。

 

 

 

 


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温室育ちのサクランボ『佐藤錦(さとうにしき)』特集

4月、5月に収穫するサクランボは収穫から逆算すると2月中旬頃から雪の中にサクランボの花が満開をむかえることになります。

「佐藤錦」は糖度が高く、甘さ十分、そして酸味とのバランスが抜群に良い品種です。赤く色付いた果実は甘さが濃く、プリプリのさくらんぼが口の中ではじける食感はたまらない美味しさです。温室栽培だからできる体系ですね。

 

<お客様の声>

味の農園の皆様へ。ただ今新鮮なさくらんぼを受け取りました。早々にお手配くださったことに心から感謝申し上げます。誠にありがとうございました。「佐藤錦」とっても甘くおいしくいただきました。

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