だだちゃ豆の花は小さくて可愛い白い花
だだちゃ豆の花は小さくて可愛い白い花、ようく注意してみないと確認できません。そうういえばインゲンなどの豆の花も小さくて白い花だったことを思い出させます。
だだちゃ豆はもとを辿れば大豆に属しますから大豆の花をみると品種によって白、ピンク、紫とあるようですが、その花の色によって大豆にどんな特徴があるかはわかりませんが
だだちゃ豆と同じ白い花の咲く大豆はどんな特徴があるのか興味があるところです。いつか調べてみたいと思います。
5月上旬に定植した早生のだだちゃ豆(早生白山)の花が咲きました。通常は7月上旬頃からですから、今年も順調に育ってくれています。
だだちゃ豆の花は小さくて可愛い白い花、実はだだちゃ豆は収穫頃の実のなった状態だけが印象深いため、このようにじっくり観察するのは恥ずかしながら初めてです。
生産者の伊藤 稔さんにお聞きしても、この時期は栽培にとっては大事な時期、中耕(土寄せ)や除草の作業が忙しい時期でもあるので、日々の作業に追われ、毎日見ているつもりなのですが、じっくり観察することはあまり無いということです。
きっと日々の忙しいだだちゃ豆の仕事に追われて大変なんだと思いました。とても頷けるとことですね。

だだちゃ豆の畑と生産者の伊藤さん
「だだちゃ豆」は伝統野菜の在来種です
だだちゃ豆は、鶴岡周辺の限られた地域、白山(大泉地区)で江戸時代から農家が大切に守り生産されてきた枝豆の「在来種」で、サヤが茶毛で、くびれも深いため見た目は良くありませんが、他にない独特の甘みと風味があります。
地元鶴岡市、庄内地区でもお盆になると多くの人たちがこの地区にある産直センターに並んで買い求める人でいっぱいになります。
生産地や生産量が限られており市場への出回り量も少ないため「まぼろしの枝豆」とも言われおり、稀少価値が人気をよんでいます。
収穫時期は、早生豆など一部早く出回る品種もありますが、8月の旧盆の頃から9月上旬までのごく短い期間です。
だだちゃ豆の生産は鶴岡周辺の大泉地区の土地条件にマッチしており、この種子を他地域で生産してもだだちゃ豆の品種特性が消されて美味しく出来ないという「わがまま」な作物であり生産地・生産者を限定して栽培しています。
だだちゃ豆の生産者、大泉地区の伊藤稔さんは同じ畑で40年だだちゃ豆を栽培しています。生産者である伊藤さんたち農家自らが種子を採取し、良質堆肥と有機質肥料を中心とした施肥体系とできるだけ減農薬に努め美味しさの向上と安全な「だだちゃ豆」づくりをめざしています。
開花からサヤが出来るまでが同じだだちゃ豆の株に同時にみられます
だだちゃ豆や大豆は花の咲き方が段ぞろいで、一斉に開花するわけではありません。花が咲く状態から花が終り豆のサヤになったのまでが同じ株の中に見つけられます。これは大豆類の特徴で長い期間かけて花が咲いていて実(サヤ)が出来る特徴的なことになります。
1、だだちゃ豆の花が咲く

だだちゃ豆の花は小さくて可愛い白い花
2、だだちゃ豆の花が終わった状態

開花授粉が終わったばかり花の跡
3、小さな小さなサヤの赤ちゃん

この頃からだだちゃ豆の特徴の産毛がいっぱい
4、だだちゃ豆のサヤが豆らしくなってきた

小さなだだちゃ豆のサヤがはっきり確認できます。
5、サヤが大きく育ち、だだちゃ豆に見えてきます。これから20日程で収穫します。

これからだだちゃ豆は後20日程で収穫の時期をむかえます
茹でるとトウモロコシのような香ばしい風味が強く伝統の枝豆はあまい香りが広がり、やめられない独特のおいしさが特徴。
だだちゃ豆の種子は自家で選抜淘汰を繰り返し自家採種し、白山地区では門外不出の家伝の宝として扱っています。
長い期間に渡り生産者の情熱と地域がこぞって競い合って「だだちゃ豆」の栽培に努力してきた人気の在来種「だだちゃ豆」。
だだちゃ豆、白山だだちゃ豆は鶴岡市白山地区(大泉地区)に伝わる伝統野菜であり庄内地方で愛される夏の風物詩です。
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