日本の桃は岡山の白桃から 世界的には桃は中国が原産で紀元前から食べられていたとされています。日本の桃の元祖は岡山県の「白桃」で、この白桃を改良して「白鳳」や「浅間白桃」、「あかつき」などの多彩な品種が誕生しました。 つるつるした肌の黄色のネクタリンは桃の変種とされていて、中央アジアのトルキスタン地方で6~7世紀に誕生したといわれています。ネクタリンが日本に導入されたのは明治時代です。そして缶詰用に果肉の固い黄桃、ネクタリ...... 続きを読む
くだもの歳時記
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白桃の旬は7月から10月まで 山形県でつくられるももの品種は、実の肉質が緻密な「あかつき」、大玉の「川中島白桃」、晩生種の「ゆうぞら」ほか。特に生食用の50%を占めるのが川中島白桃で、上品な香りに加えて日持ちも良く、質と量ともにトップにランク。8月下旬から9月上旬まで出荷されます。 白桃は早い順に、7月下旬のあまとう、あかつき、川中島白桃、9月だて白桃、10月上旬の夢かおりと続きます。 ところで、「ももの実」の表面...... 続きを読む
昼は猛暑で夜涼しい温度格差が 桃は温暖な気候を好む作物なので大産地では山形県がほぼ北限となります。ところが、この北限の桃が、その完成度の高さで評判になっており、品質、生産量ともに全国でも5本の指に数えられます。 北限の桃だけにゆっくり、じっくり育つことが「果肉の締まり、ツルっとしたきめ細かさ」に大きな影響しているとみられます。山形の桃の畑に行くと、ふわっと甘くかぐわしい桃の匂いが鼻をくすぐる。まさに天然のアロマセラピーそ...... 続きを読む