国産アスパラは年中出回る 国産アスパラガスの春採りは1月から、夏 採りは5月頃から出荷が始まる。1キログラム当たりの小売価格に大きな変動はなく、比較的低価格の野菜として推移している年中出回りの多い野菜です。 そして、簡単な調理でおいしく食べられ、料理の彩りとしても映えることから人気が高まってきています。野菜として利用するのは若芽の部分だが、収穫後も成長を続けることから、出荷時には真空予冷で芯まで冷却して鮮度保持され出荷されています。 ...... 続きを読む
くだもの歳時記
健康野菜アスパラガスの魅力 アスパラガスの原産は、南ヨーロッパからロシア南部。古代ギリシャ時代から栽培され、ヨーロッパで食用になったのは2000年前位からだといわれています。日本に伝わったのは江戸時代。オランダ人によって長崎に伝わり、はじめは鑑賞用とされていました。食用になったのは大正時代からになります。 そんなアスパラガスの語源は、「たくさん分かれる」とか「激しく裂ける」というギリシャ語で、「新芽」という意味もあるとかです...... 続きを読む
アスパラ主要栄養成分とその効能 まずは、アスパラガスの栄養とその効果について紹介します。アスパラガスには、疲労回復に働くアミノ酸の一種・アスパラギン酸、生活習慣病予防やアンチエイジングに効果的なポリフェノールの一種ルチン、DNAや細胞の合成に関与し妊婦さんにもおすすめの葉酸、抗酸化作用や美肌効果を持つβカロテンや各種ビタミンなど、多くの栄養素が含まれています。 そのほかにも、抗酸化ビタミンであるビタミンCやビタミンEなども豊富に含んでお...... 続きを読む
アスパラを美味しく食べるコツ アスパラガスは旬によって料理法を変えてより美味しさを引出すことがホントに美味しいアスパラガスの食べ方になります。茹でる、炒める、焼く、に拘らず、素材にあった調理方を選んで召し上がって下さい。 1,アスパラガスは「包丁で切らない」 アスパラガスだけでなく、他の野菜でも同じなのですが、刃物で切るとアクやエグみが出てしまいます。ですから、手で折ったほうが美味しく仕上がる。もちろん料理によって見栄えをキレイに...... 続きを読む
スパラガス皮を剥く理由 アスパラガスの美味しい食べ方にはいくつかの方法があります。以下にいくつかのポイントとレシピを紹介します。 アスパラガスの皮を剥く理由は、皮が固くて食感に影響を与えるからです。特に根元部分は皮が厚く、炒めるだけでは柔らかくなりにくいのが特徴です。そのため、根元部分の皮をむくことで、全体が均一に火が通り、食べやすくなります。 しかし、皮を剥かないで調理する方法もあります。新鮮なアスパラガスは...... 続きを読む
アスパラガスの冷蔵方法 アスパラガスを長期間保存する方法には、冷蔵保存と冷凍保存があります。どちらの方法も、水分を保つことが鮮度を保つこと、これが重要です。冷蔵保存は、アスパラガスのシャキシャキした食感や風味を楽しむ場合におすすめです。保存方法は以下の通りです。 1,根元の切り口を濡らす: 根元を少し切り落とし、切り口を濡らしておきます。 2,湿らせたペーパータオルで包む: 濡らしたペーパータオルや新聞紙でアス...... 続きを読む
アスパラは栄養価の高い野菜 グリーンアスパラガスは、カロテンやビタミンC、E、B群が多い緑黄色野菜です。疲労回復やスタミナ増強に効果のあるアミノ酸の一種、アスパラギン酸も多く含まれています。穂先に含まれるルチンは、毛細血管を丈夫にする働きがあり、間接的に血圧を下げる効果があるとされています。 また、アスパラガスは栄養価が高く、多様な機能性を持つ野菜として知られています。その主な効果は、美容と健康の両面で発揮されます。まず、アスパラガスに...... 続きを読む
健康野菜としてのアスパラガス アスパラガスは多くの野菜の中でも健康イメージの高い野菜で、調理が簡単、年中手に入ることもあり食べておいしい野菜として人気もあります。比較的低単価でお手頃の人気野菜の健康との関りについて調べてみましょう。 アスパラガスの中で最も栄養価が高いのは、太陽を浴びて育ったグリーンアスパラガスで、ビタミンを豊富に含み、穂先にルチン やアスパラギン酸といったアミノ酸の一種を多く含む。中でも多量に含まれているアスパラギン酸...... 続きを読む
すいかの摂取のしかたの基本 スイカを食べる1日の目安量は、200gです。厚生労働省が定める「健康日本21」では、健康増進のために1日200gの果物を取り入れることを推奨しています。 なお200gは、S玉のスイカだと1/8切れ、3cm角カットにされたパック詰めのもので約6個分に相当します。そして、果物は活動時間が多くなる朝や昼に食べることをおすすめします。 なぜなら夜はエネルギー消費が少ないため、食べた余分なカロリーは体...... 続きを読む
西瓜には健康効果が期待できる スイカは夏が旬のウリ科の果物で、さまざまな品種があります。 皮膚の健康維持に役立つビタミンAやビタミンCなどのビタミン、血圧の調節に役立つカリウムなどのミネラルが多く含まれています。 さらにシトルリンというアミノ酸も含まれており、血流を改善する効果が期待できます。 スイカは、βカロテンを多く含みます。 また、トマトと同じくリコピンも多く含まれており、その含有量はトマトと比べて1.5倍と非常に高いです。 βカ...... 続きを読む
すいかは種を取って冷凍する 西瓜は冷凍保存して美味しく食べることができます。スイカの冷凍保存とは、スイカを切って冷凍することで、保存期間を延ばす方法です。冷凍したスイカは、そのまま食べたり、スムージーやシャーベット、フルーツポンチなどに活用できます。 冷凍スイカを美味しく食べるには、特別な食べ方が必要となります。完全に解凍してしまうのではなく、半解凍でシャーベット状のまま食べたり、スムージーやフルーツポンチなどに加工した...... 続きを読む
大粒紅てまり軸抜け訳あり品 大粒さくらんぼ、佐藤錦が終わり、紅秀峰の後半に出てくる一番遅い品種です。大粒で日持ちが良い美味しいサクランボなのですが、マイナス面が一つあります。それは、「軸抜けしやすい」サクランボの柄が取れてしまうのです。特に完熟すると抜けやすいという困りもの、悩みの種です。 本来の品質規格ですと、軸のない、柄のないサクランボは規格品になりませんので、自家消費されています。「大粒の紅てまり」をこれではもったいないので、この...... 続きを読む
早捥ぎと樹上完熟のねらいとは もともと、山形りんごは嘗てから「完熟が取り柄」といわれていました。それは、りんごの大産地であるわけでもないので、特にサンふじは12月に完売するために、蜜たっぷりの完熟が狙いになっていました。 りんごは早捥ぎすると未熟のため酸味が残り保存性が高まります。また、特殊な方法で劣化のもとになるエチレンガスの発生を抑制。そうすることで、春を過ぎるころまでの保存が可能になります。これは保存性を高めるため...... 続きを読む
鶴岡市からの月山の春風景 明治8年から150年目のふり返り 1875年(明治8年)に明治政府からさくらんぼや西洋なしなどの果樹の苗木が配付され、山形県庁の敷地に植えられました。2025年(令和7年)...... 続きを読む
山形県のさくらんぼ栽培は2025年に150周年を迎えます。この記念すべき年に向けて、山形県の果樹栽培の歴史と現状を紹介します。 さくらんぼ栽培始まりは明治期 山形県でのさくらんぼ栽培は、一般的に1875年(明治8年...... 続きを読む
江戸期に始まる在来種、だだちゃ豆 だだちゃ豆の下地は江戸期にあったとしても現在に残る正式な由来としてはより現在のものに近い形になったのは、具体的に「だだちゃ豆」は明治の後期に誕生したとされる記述もあります。 当時の大泉村白山に帰農した庄内藩の士族、森屋藤十郎の娘初が、隣村の寺田から貰い受けた早生種の茶豆の種を畑に植えたところ、なかに晩生で味の良い豆があったため、その種を大切に保存して自分の畑で増やしていきました。 ...... 続きを読む
さくらんぼの双子果は今年多い 5月、寒河江市の園地で、高品質なサクランボの出荷に向けたキャラバンの出発式が行われ、山形県やJAの担当者など約30人が参加した式では、サクランボの生育状況の確認や、実を落とす摘果の実演が行われ対策が丁寧に説明されました。 山形県によると、今年は4月の開花時期に晴れて気温が高い日が多かったため、サクランボの生育は平年より5日~7日ほど早く、霜による被害は少なく推移しました。しかし、今年は生産者を悩ませる「双子...... 続きを読む
山形県のさくらんぼ栽培と特徴 山形県のさくらんぼ 山形県のさくらんぼの栽培面積は3,050ha(2019年)で全国の約7割、産出額は374億円(2018年)で全国の8割以上を占めています。 山形県はでは明治8年頃からさくらんぼの栽培が始まったとされています。雨に弱いさくらんぼにとって、山々に囲まれ空梅雨になることが多い山形の環境が非常に適していたことが、栽培が始まった大きな要因となりました。 また、山形県の地形...... 続きを読む
さくらんぼ狩りの後はお蕎麦を サクランボ狩りが終われば、観光地に行くもよし、美味しいもの食べるのもよし、道の駅や産直市場を廻るのも楽しみのひとつです。山形は蕎麦処、お蕎麦屋さんの数は全国でもトップクラスの蕎麦好きの地域です。名店も多いので蕎麦屋に足をのばすのも趣向があります。 さくらんぼの主産地東根、天童、寒河江、上山などの村山盆地では、蕎麦の産地でもあり、蕎麦の名店が数々あります。文化的にも蕎麦の文化圏であり蕎麦がきのお店も残っている...... 続きを読む
山形県果樹の凍霜害について 山形県では、さくらんぼをはじめ、りんご、ぶどう、西洋なし、もも、かきなど、多くの樹種が栽培されています。栽培面積は、さくらんぼと西洋なしが全国1位、ぶどうが3位、りんごとすももが4位、ももが5位、かきが7位(令和3年現在)と、全国有数の果樹産地であり、まさしく『果樹王国』として全国的に知られています。 一方で、近年は、気候変動・温暖化の影響と考えられる被害が頻発するよう...... 続きを読む