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さくらんぼについて 質問と回答

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さくらんぼの樹から何個のさくらんぼ?


樹の大きさによっても違いますが、成木1本からは5千から1万個のさくらんぼが収穫できます。生産者の方は、脚立などを使い、ひとつひとつ丁寧に、手で収穫していきます。

 

元々もっとたくさんの実がつきますが、実を大きくするために芽が出たころ(2月、3月頃)に芽欠きといって芽の数を減らす作業をします。

 

また、実がついたころに余計に着いた実は摘果といって実の数を減らします。いずれも大きな美味しい実を収穫するためにする作業になります。


 

▼さくらんぼ佐藤錦 豊作の条件

さくらんぼ佐藤錦 豊作の条件

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さくらんぼの収穫期は梅雨期と重なるため病気と害虫の対策



山形県の木が「さくらんぼ」とは本当?


昭和45年に大阪で開催された万国博覧会を記念して県の木を定めることになり、昭和41年に山形県になじみの深い木の中から3種類の木を選び、その中から県民のみなさんに募集し、その結果さくらんぼが県の木になりました。(昭和57年3月31日制定)

 

現在は東京の国会議事堂の前庭にも植え付けられ、季節になると赤い実をつけて、視察者をよろこばせているようです。国会議員の皆さまが、毛バタキを使って国会議事堂近くで人工授粉している様子が紹介されることがあります。

 

雪のない東京でさくらんぼはなるかという単純な疑問がありましたが、聞いてみると実がなって収穫しているということです。

 

天候はもちろんですが、山形よりは、もちろん手入れも十分でないこともありますが、収穫できているということです。主にさくらんぼの花を咲かせて干渉するのが目的のようですが。


 

▼山形さくらんぼ150年の歴史

山形さくらんぼ150年の歴史

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紅てまりは大粒の晩生種弾力のある食感に人気が集まる



さくらんぼの栽培は何時からなの?


日本では1868年(明治1)にプロシア(ドイツ)人のR・ガルトネルが元北海道七飯町を開拓し、他の果樹と共に6本のさくらんぼを試植したのが始まりとされています。

 

山形県には、1875年(明治8)に内務省勧業寮により3本の苗木が山形県庁に配布されて構内に試植されました。

 

さらに1876年(明治9)に初代県令三島通庸が北海道開拓長官黒田清隆の手を通じて、さくらんぼ、りんご、ぶどうの苗木300本を取り寄せ山形市香澄町の試験地に植え付けたのが始まりです。

 

そのころ、全国にさくらんぼの苗木が配布されて栽培を始めてみたということです。その中でもしっかり収穫できたのは、山形県と北海道ということで、環境がどの地方に適合しているのか中央政府では適地を模索していた向きはあったようです。

 

台風などの風害や降雪の状態。収穫期の梅雨期の降水量などが大きな障害となり適地は絞られて、現在のような全国のさくらんぼ産地が形成されていくことになります。日本に導入された明治元年以来、150年が経過しました。


 

▼山形のさくらんぼ物語

山形のさくらんぼ物語


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2023年頃には販売が始まるやまがた紅王に大きな期待が



さくらんぼと桜桃の違いは?


一般的に「おうとう」は果実を含めた樹全体を表し、「さくらんぼ」は果実を表します。諸説ありますが、「さくらんぼ」は、赤ん坊と同じように可愛らしい様子を表現したとも言われています。「さくらん坊」というイメージでしょうか。

 

「おうとう」とは桜桃と書きます。桜の桃といえるかもしれません。サクランボの樹木を指して「おうとう」と呼ばれているようです。ですからサクランボは愛称といった方が呼び名としては合っていますね。

 

さくらんぼは「桜ん坊(さくらんぼう)」とも呼ぶとおり、「さくらんぼう」の「う」が落ちた名前で、「ん」は「の」を表す。 さくらんぼの語源は、ミザクラの果実を擬人化したか、その形を坊主の丸い頭に見立てたとされる。 その他、漢字で「桜桃」と書くことから、「さくらもも(桜桃)」の転訛という説もあるようです。

 

さくらんぼとは学術的にはセイヨウミザクラの実を指しています。


 

▼さくらんぼの美味しい季節

サクランボの旬 美味しい季節はいつ

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さくらんぼ生産現場の情報をご利用される方々と共有していく



山形県はさくらんぼ生産が何故さかん?


1875年に内務省勧業寮からは全国各県にもさくらんぼは配布されましたが、山形県以外の地域ではうまく育たず定着しませんでした。山形県の気象条件や土壌条件等が非常に適していたとも言われています。

 

この他にも「佐藤錦」に代表される品種開発や雨よけ栽培などの技術開発など、先人達のたゆまぬ努力により日本一のさくらんぼ産地を築いてきました。日本のさくらんぼの歴史がもうすぐ約150年です。

 

サクランボが日本に渡来したのは明治元年ことの、山形県へは明治8年に北海道を経由して今あるナポレオンや高砂などの品種が入ってきました。

 

山形さくらんぼは佐藤錦を中心に、その中で大きな役割をしてきました。佐藤錦の誕生は、大正11年(1922年)とされ100年を経過しました。初輸入された明治元年から150年という歴史が刻まれています。


 

▼さくらんぼの産地になった訳

さくらんぼ産地に山形は何故なったか

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紅王は佐藤錦と比べると実の硬さと大粒が魅力



さくらんぼの木は一本では実がならないの?


さくらんぼは他の品種の花粉が付かないと実がならない特性があります。そのため、さくらんぼ園では複数の品種が栽培されています。ミツバチなどの昆虫が花粉を運ぶことによりさくらんぼは結実します。

 

例外として、山形県が育成した「紅きらり」という品種は自分の花粉だけでも実を結ぶ特別な性質を持っています。サクランボは同じ品種同士では実を結ばないことから、他の品種が近くで開花することが実を結ぶ条件です。

 

佐藤錦が順調に受粉するには、「ナポレオン」や「紅さやか」「高砂」「紅秀峰」など他の品種の開花の時期が重なることも重要なのです。この授粉樹(授粉を効率化するための別品種の樹)組み合わせは、佐藤錦を中心にした組み合わせになります。

 

しかし中々難解な問題で、そこに毎年の天候の変化などが絡み合って決定的な法則がないのです。一般的には主要な、佐藤錦に対して20%から30%の授粉樹(別の品種)が必要といわれています。

 

そして、毛バタキによる人工授粉や蜜蜂、開花した花から花粉を集めて授粉するマメコバチによる受粉が大きなウエイトを占めることになります。


 

▼さくらんぼの作柄を決める条件

佐藤錦 作柄を決める3つの条件

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筆蜂の強みは行動範囲が広いこと気温が上がると飛び回る



さくらんぼの花はどんな特徴があるの?


さくらんぼの花は、ソメイヨシノの満開から約1週間後に咲き始め、開花後4~5日で満開を迎えます。山形ではゴールデンウイーク期間頃にさくらんぼの花が開花します。つぼみの入った花芽の塊を「花束状短果枝」といいますが、この塊から20輪前後の白い花が咲くと同時に数枚の葉っぱが出てきます。白い可憐な花と鮮やかな緑の葉を同時に楽しむことができます。

 

山形県の今年の桜(ソメイヨシノ)は毎年県内でいちばん開花の早い山形市の霞城公園のソメイヨシノがほぼ満開になっているほか県内各地の桜は今週末4月20日くらいに満開と思われます。さて気になるのはサクランボの開花ですが、ソメイヨシノより約1週間から10日遅れで開花するのが平年のサクランボです。ですから佐藤錦で4月下旬頃と見られています。


 

▼さくらんぼの満開風景

さくらんぼの 満開風景

 

 

 

資料参考:山形県 農林水産部園芸大国推進課

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