佐藤錦が通信販売のきっかけ 味の農園の通信販売を始めるきっかけは、山形県の特産品や農産品を全国にお届けして多くの皆様にお客になってもらいたいとの思いから、昭和62年に郵便局の「ふるさと小包」事業に参加することから始まりました。 参加してみると「さくらんぼ」はとても全国的に人気の高い商品であることが解かりましたが、さくらんぼの「ふるさと小包」は一方でお客様からのクレームも多い商品であることも思い知らされました。 特に...... 続きを読む
くだもの歳時記
さくらんぼ 魅力を知ってほしい 一言でいうとサクランボは足の早い日持ちの悪いくだもの。私たちは生産に関わる者として、サクランボの特性と正しい扱い方をよく知っていただきたい。多くの皆様に山形特産のサクランボを美味しく召し上がっていただきたいものと考えています。1人でも多くの皆さんにサクランボの魅力をお伝えできればと思うのです。 そこで サクランボ特有の性質からみた取扱い方とは、サクランボの生産現場からみた取扱い方とは、サク...... 続きを読む
サクランボの摘果作業とは サクランボの満開から授粉作業が終わり、さくらんぼの結実状態の確認ができると、摘果作業に移ります。生理落果と云って開花後に少し実が膨らんだ位で落果してしまう実が沢山あるからです。この時期を待たないと最終的な着果数が読めませんから、サクランボの実を間引く摘果作業ができないのです。 確実に残る実なのかを確認できるのが、サクランボの花の満開から20日後といわれています。生理落果が終り、それぞれの枝にどれくらい実が着いているかを確認...... 続きを読む
傘に入れないサクランボ さくらんぼ生産者にお聞きすると露地サクランボが数本ある。というお話が時々耳にします。露地サクランボとは雨除けハウスの設備がないサクランボのことです。何本かがまとまった畑から離れているとか、雨除けハウスが架けられない傾斜地とか。中途半端な畑にみられるようです。 このような環境のサクランボは産地全体からすると結構な面積になります。そして雨除けハウスのサクランボが出回る前に、収穫され市場に出回ります。その数量は正確な集計がなく把握...... 続きを読む
サクランボが交配して実を成らせるには、受粉は同じ品種同士では受粉しないという性質があります。そして、違う品種でも受粉には相性があって相性がいいものとそうでないものの間には大きな受粉効率の違いがあります。その違いは花の咲くタイミングであったりその年の天候であったり、その畑の条件であったりします。どのような品種の組み合わせがいいのか、佐藤錦を収穫の中心に他の品種が1-2割、授粉用の品種が必要とされています。 [caption id="attachment...... 続きを読む