紅秀峰の生産と栽培上の特徴 紅秀峰は寒河江市にある山形県立園芸試験場(現山形県農業総合研究センター園芸試験場)において昭和54年に佐藤錦に天香錦を交配して得られた実生から選抜育成され、平成3年に品種登録されました。 樹勢はやや強く、樹姿は中位である。枝の発生が多く、花芽の数も良好で、結実良く豊産性である。開花は早く、4月下旬で佐藤錦より数日早い。果実の大きさは8グラムから9グラムで極めて大粒で食味が良好なサクラン...... 続きを読む
くだもの歳時記
大粒品種 紅秀峰は期待の新星 紅秀峰(べにしゅうほう)は晩生種で、佐藤錦の後に収穫が始まります。佐藤錦より2週間ほど遅い、露地物は山形県辺りでは6月下旬~7月中旬に収穫されています。 『佐藤錦』よりも約2週間ほど遅れて収穫される晩生種の品種です。 簡単に紹介しますと、紅秀峰は昭和54年に山形県で、『佐藤錦』と『天香錦』という品種を交配して開発された比較的新しい品種で、最も人気の『佐藤錦』に比べて大粒で、果肉が...... 続きを読む
山形さくらんぼの現状は 日本のさくらんぼの歴史がもうすぐ約150年です。サクランボが日本に渡来したのは明治元年ことの、山形県へは明治8年に北海道を経由して今あるナポレオンや高砂などの品種が入ってきました。山形さくらんぼは佐藤錦を中心に、その中で大きな役割をしてきました。佐藤錦の誕生は、大正11年(1922年)とされ100年を経過しました。初輸入された明治元年から150年という歴史が刻まれています。 改めて、さくらんぼの源...... 続きを読む
佐藤錦を超えるサクランボは さくらんぼと言えば佐藤錦、20世紀最高の品種と絶賛され、生食用としては他を寄せ付けない圧倒的な支持と人気を得て山形サクランボの王様の地位はゆるぎないように見えますが、ようく見ると本当は欠点が無い分けではありません。 初夏のルビー色の果樹園の宝石に君臨する「佐藤錦」にも 大きな悩みがあります。完熟の佐藤錦の 味は絶品であるが。美味しいものほど命は短く劣化しやすいのです。日持ちが短く過熟になりやす...... 続きを読む
くだもの果樹園のお花見 サクラ(ソメイヨシノ)の満開が終わるころ、果樹園のさくらんぼの花が徐々に満開を迎えます。山形県の桜は満開から葉桜へと姿を変え、お花見の舞台は「果樹園の花々」へと移り変わります。 山形県ではソメイヨシノが4月中旬に満開になり、約1週間後にサクランボ、桃、ラ・フランスの花の開花がはじまります。サクランボの花が終わる5月上旬にはリンゴの花も満開になって来ます。 それぞれの花は1...... 続きを読む