りんごのシャリ感 硬さの目安 旬のりんご、どれもおいしそうですが、年を越した春まで品質を維持したりんごを選ぶのは、見た目だけで判断できないので意外と難しいものです。 りんごにも個体差がありますから産地、品種、栽培方法、大玉で美しい外見でも、「ボケりんご(果肉が柔らかくなり粉質化した状態)」になっていたりします。りんごのボケとはシャリ感が無くなり柔らかく味がボケてしまうことをいいます。 小玉で肌(果皮)が荒れあり...... 続きを読む
くだもの歳時記
りんご 葉でつくられる味 りんごの甘さは、光合成により葉で作られたソルビトールが果実に運ばれ、果実内で果糖やブドウ糖、さらに果糖とブドウ糖が結合してショ糖に変換されます。 また、生育期の果実内ではソルビトールからブドウ糖を経由してデンプンに合成され、果実に蓄積されます。成熟するにつれてデンプンが分解されるとともにショ糖が著しく増加してきます。 そして、成熟にともない、酸っぱい元となるリンゴ酸も減少して、糖度が増...... 続きを読む
蜜りんごの美味しさ成分 サンふじ、こうとくなどのりんごを切ったとき蜜があるとこれは美味しいリンゴと断定してしまいます。それは蜜りんご食べて美味しい経験を今までしてきたからにほかなりません。しかし、それは何が美味しくしているのか具体的には根拠はありませんでした。 何故そんなに美味しいのか。何が美味しさの本体なのか。考えていませんでした。この機会にその本質に迫ってみたいと思います。 蜜入りリンゴを切った瞬間に甘い濃...... 続きを読む
りんご 鳥の集まる木 中国の呼び名「林檎(りんちん)」をりんきん、りんき、りうごうなどと呼んでいたのが転化したと思われる。 漢字の林檎は、鳥が好んで集まる木という意味があるとされます。 りんごに限らず果物の甘い味や香りは鳥を呼び寄せることができると思いますが、その中でもりんごが特に鳥を呼び寄せていたのかもしれません。 そしてりんごという名前についても「檎」という漢字が漢音で「キン」呉音で「ゴン」と呼ばれていた事...... 続きを読む
りんご一日半分~1個食べる 習慣的にりんご(1/2個程度)を毎日食べるようになると、りんごに多く含まれている水溶性食物繊維のペクチンが消化を促進させ、胃酸のバランスを整えてくれます。 便秘や下痢にりんごがよいといわれるのはこのためです。またペクチンはアレルギー性疾患の予防に有効だという報告もされています。 さらにりんごに含まれるポリフェノールの一種「カテキン」には抗酸化作用があり、高血圧やがん予...... 続きを読む
りんご八千年の歴史から りんごが最初に栽培されたのは新石器時代で、8000年ぐらい前の炭化したりんごがトルコで発掘されています。野生種のりんごの採集から、りんごの栽培の歴史が始まり約4,000年前には人為的に栽培されていたと言われています。 そしてその後、紀元前1300年にはエジプト、ナイル川デルタ地帯に果樹園の跡が発見されます。ギリシャ時代にはりんごの野生種と栽培種を区別し、接ぎ木で繁殖させる方法が書かれました。 そして、ローマ...... 続きを読む
りんご八千年の歴史から りんごが最初に栽培されたのは新石器時代で、8000年ぐらい前の炭化したりんごがトルコで発掘されています。野生種のりんごの採集から、りんごの栽培の歴史が始まり約4,000年前には人為的に栽培されていたと言われています。 そしてその後、紀元前1300年にはエジプト、ナイル川デルタ地帯に果樹園の跡が発見されます。ギリシャ時代にはりんごの野生種と栽培種を区別し、接ぎ木で繁殖させる方法が書かれました。 ...... 続きを読む
りんごの変色のメカニズムは りんごのカット面が茶色くなる原因はリンゴポリフェノールの主成分であるプロシアニジンやその他のポリフェノールが酸化されるためです。結果的にプロシアニジンの酸化によって他の果実成分が酸化されるのを守っているのです。 つまり、カット面が茶色くなった(酸化した)時点で、プロシアニジンはその抗酸化力の一部を使ってしまったことになります。そのため、プロシアニジンが体内に入ってから抗酸化力を発揮するためには、食べる時点での...... 続きを読む
りんごは朝に食べる 朝にりんごを食べるメリットは、りんごの抗酸化作用のポリフェノールが100種類以上も含まれ、体の酸化を防ぐ老化予防のアンチエイジング効果に期待ができます。そしてりんごに多く含まれる水分でお通じを促し、かむ回数を増やすこと冒頭でお話したようにダイエットへの効果が期待できるといった点です。 特に日常から間食が多い方は、小腹が空いたときに、お菓子類を食べる代わりにりんごに置き換えてみてはいかがでしょうか。おなかの調子が整うこ...... 続きを読む
リンゴで健康ケアを実現 生活習慣病として、血糖・血圧・肥満・消化器系の悩みなどがありますが、りんごを毎日の食生活に取り入れることで健康的なケアが期待できます。 りんごに豊富に含まれるカリウムは、高血圧などの原因となるナトリウム(塩分)を排出する働きをします。 カリウムは野菜にも含まれていますが、茹でるなどの加熱調理によりかなりの量が流出します。 りんごの皮部分にはポリフェノール、β-カロテン、食物繊維などがりんごの皮の部分により多く含ま...... 続きを読む
りんご皮 ポリフェノール摂取 りんごにはポリフェノール成分が多く含まれていることが分かり、注目を浴びています。 ポリフェノールは、糖尿病や肥満、動脈硬化といった生活習慣病の予防や、ガンの予防、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える作用、肌を白くする作用などが知られています。 ポリフェノールとは、植物が光合成を行うときにできる物質の総称です。植物が持っている物質ですが、人のからだの中に入っても、抗酸化物質として有効に働くこと...... 続きを読む
1個のりんご 医者を遠ざける りんごを含む、果物と野菜を1日5皿食べる「ファイブ・ア・デイ」を実践する家庭で育った人なら、「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という古い格言を知っているはずですね。 果物と野菜を1日5皿食べる「ファイブ・ア・デイ」という意味は1日、果物を200g以上と野菜はたくさんという意味に置き換えて、フルーツと野菜をたくさん食べると医者を遠ざけるよという意味でいいと思います。 ここにあるのは...... 続きを読む
りんご1個で医者いらず 英国のことわざで、1日1個のりんごは医者を遠ざける」または「「風邪にはりんご」といわれ、TVや雑誌などで病気の方へお見舞いの際に、花やりんごを渡す場面を目にしたこともあると思います。 一日一個のりんごで医者がいらなくなるほど、りんごは健康にとってよい食べ物だという意味です。ことほど左様に実感されている方も多いのではないでしょうか。 このように、りんごは民間療法の一つとして、お腹の調子が悪...... 続きを読む
エチレンガスを抑制 蜜入りの新鮮なリンゴを食べた瞬間の触感、感動が忘れられない美味しいリンゴの魅力です。またその歯ごたえ、食感、濃厚な甘さ、適度な酸味が美味しさの価値観といっても過言ではないでしょう。このような美味しいリンゴにいつも出会えるとは限りません。100%満足するりんごにはなかなかめぐり合わないのが現実です。 それは、あなたのお手元に届くまでの過程がどのような過程を経たものかわかりません。リンゴをもいだ時の新鮮さがどれくらい持続できるかもと...... 続きを読む
りんごは皮ごと生で食べる お腹の調子が悪い時や風邪をひいたり、体調の悪時はりんごがいいとよく言います。りんごを加熱調理すると栄養成分が高くなるといいますが本当でしょうか。にわかには信じられないこの質問。しかし、これは最近の研究の結果、本当だということがわかってきました。 したがって、りんご(くだもの全般)は生で食べた方が身体に良いという常識が覆されつつあります。どうやら、りんごの栄養成分、ビタミン、ミネラル、...... 続きを読む
変色の注目成分プロシアニジン 「1日1個のりんごは医者いらず」と言われている理由、 この言葉はイギリスの一地方で生まれたことわざであるとされていますが、それほどりんごには健康をサポートする栄養成分が豊富に含まれています。 りんごの内臓脂肪を減らすことでいま話題になっているりんごポルフェノールの成分プロシアニジンもその一つでしょう。 りんご由来のポリフェノール「りんごポリフェ...... 続きを読む
取り置きで冷凍材料として りんごを沢山いただいて食べきれないれないリンゴあったら、冷凍保存してみませんか。りんごの通常の切り方からクシ切りして皮付きのまま冷凍保存できます。随時、解凍してコンポートなど加熱処理してつくることもできるし、冷凍保存するとデザートやスイーツなどにもすぐに使えて便利になります。 冷凍ならではの良さもたくさんあるので、好きな方はもちろん、スイーツ好きの方も必見です。りんごを8等分してクシ切り、小...... 続きを読む
蜜にも旬が 蜜は無くなる ふじりんご(サンふじ)は貯蔵性が高いのも特徴の一つで、専用の低温保管庫での保存だと半年以上品質を保てると言われています。 しかし、蜜についてはどの品種も収穫して1カ月余りで消えて無くなるという宿命があります。どんな技術を駆使しても不可能のようです。それはリンゴが生きている限り呼吸をしているからなのです。 このときにリンゴ自体の呼吸によってエネルギーである糖質...... 続きを読む
ふじは長期保存が可能 ふじりんごは秋から冬にかけて旬をむかえる長期保存が可能なりんごの品種です。保存の方法をしっかり守るとより長く、美味しく楽しむことができます。 ふじりんごの保存時で注意すべきことは、温度が高いところと乾燥に弱いことです。長期保存したい場合は、低温(0~5℃)で湿度(80%以上)の場所に保存しておきましょう。 ふじりんごの旬である冬場であれば暖房の効いていない涼しい場所で日の当たらない場所(冷暗所)暖かいところであれ...... 続きを読む
りんごポリフェノール 皮に多い りんごには様々なポリフェノールが含まれており、それらは総称して「りんごポリフェノール」と呼ばれています。最も多く含まれているポリフェノールは「プロシアニジン」といいます。 強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去して血流を改善したり、美白効果があると言われています。 していりんごを切ると切り口から茶色く変色してきますが、あれはりんごポリフェノールが空気中の酸素と...... 続きを読む