蜜リンゴと洋なしをワイン製法で 近年になって、コロナ禍の影響もあってか果物を使ったリキュールが人気を博してきています。しかし、その多くがフルーツ果汁にアルコール添加する製造方法が果実リキュールの大多数という状況にになっている現状があり、くだもの酒のファンの一人として少し残念なところを感じます。 安全性とか、製造方法に違法性とかの顕著な問題は全くありません。それはそれで合法的であり、お客様も問題なく購買している状況や人気も...... 続きを読む
くだもの歳時記
シードルの美味しさと楽しみ方 洋なしスパークリングといわれるシードルポワレは、搾りたての洋梨100%でつくられるスパークリング果実酒になります。果実の味と香り溢れる清涼な味わいと、軽やかな飲み口を楽しめるのが魅力です。 ALCも2%から9%ぐらいまでで、甘味料や酸味料は一切加えていない自然の味わい。キリッと冷やしたポワレは、ディップやデザート、魚介、豚・鳥肉料理ともピッタリ、ブリヤサバランなどのフレッシュチーズと合わせると感動の味になるといいます。 ...... 続きを読む
蜜りんごの美味しさ乗せシードル リンゴや洋なしのシードルの歴史はワインと同じくらい古く、ヨーロッパでは紀元前からシードル造りがおこなわれていました。4世紀ごろには、ローマでシードルを意味する単語が使われるようになり、9世紀にスペインにおいて、りんごのお酒を意味するものとして定着します。 さて、この度の「蜜りんごシードル」は蜜入りリンゴの究極品種といわれる品種「こうとく100%原料」です。天童市の阿部りんご園の生産した特有の香りの高さ、爽...... 続きを読む
サンふじとふじりんごの違いは サンふじとふじりんご、よく聞く言葉ですが、正確にはよく知られていないのが現実です。りんごの栽培過程でふじに袋掛けをして育てているかどうかで呼び方が違います。 袋を掛けずに太陽をいっぱい浴びて育てたふじを「サンふじ」、袋を掛けて育てたふじを「ふじ」と分けています。 長野県では「サンふじ」が主流で、この「サンふじ」という呼び方は、JA全農長野が1983年に商標登録をしました。秋の果物「りんご」の王様といわれる「...... 続きを読む
りんごのシャリ感 硬さの目安 旬のりんご、どれもおいしそうですが、年を越した春まで品質を維持したりんごを選ぶのは、見た目だけで判断できないので意外と難しいものです。 りんごにも個体差がありますから産地、品種、栽培方法、大玉で美しい外見でも、「ボケりんご(果肉が柔らかくなり粉質化した状態)」になっていたりします。りんごのボケとはシャリ感が無くなり柔らかく味がボケてしまうことをいいます。 小玉で肌(果皮)が荒れあり...... 続きを読む
りんご 葉でつくられる味 りんごの甘さは、光合成により葉で作られたソルビトールが果実に運ばれ、果実内で果糖やブドウ糖、さらに果糖とブドウ糖が結合してショ糖に変換されます。 また、生育期の果実内ではソルビトールからブドウ糖を経由してデンプンに合成され、果実に蓄積されます。成熟するにつれてデンプンが分解されるとともにショ糖が著しく増加してきます。 そして、成熟にともない、酸っぱい元となるリンゴ酸も減少して、糖度が増...... 続きを読む
青森県藤崎町で誕生 世界で最も生産されているりんごの品種が「ふじ」。その「ふじ」が誕生した地が青森県藤崎町です。藤崎町は、青森県津軽平野の中央に位置する町。リンゴの品種「ふじ」が育成され、その名の由来となった町である。 1938年(昭和13年)、誘致によって藤崎町に創設されたのが農林省園芸試験場東北支場でした。約18.5ヘクタールの広大な場所です。 園芸試験場では、寒冷地での農業、とりわけ園芸作物に関する広範な研究が行われ、りんご...... 続きを読む
サンふじとは サンふじと「ふじ」りんごとしての品種は同じものです。栽培方法が違います。サンふじは無袋栽培のふじリンゴを指します。 無袋ふじは無袋栽培のりんごは、太陽光をたくさん浴びるため、一般的に有袋栽培のものよりも糖度が高く蜜が入りやすいと言われています。 無袋のりんごは販売時に「サン(太陽のサン)」が品種名の前につけられ、つまり「サンふじ」とは、無袋ふじを指しています。山形県の山間の町、朝日...... 続きを読む
日本のりんごの始まり りんごは日本では植物学的にはセイヨウリンゴと呼ばれ、世界では数千年前から栽培されている果樹。栽培面積も多く、単位当たりの収穫量も多い果物であることから、現在では木になる果物としては世界で一番生産量が多い果物です。 現在、世界一の生産量を誇るりんご品種「ふじ」は、かつて青森県にあった農林省園芸試験場東北支場(現 農研機構果樹研究所)が育成し、1962年(昭和37年)に、藤崎町の町名などにちなんで命名・品種登録されたり...... 続きを読む
蜜りんごの美味しさ成分 サンふじ、こうとくなどのりんごを切ったとき蜜があるとこれは美味しいリンゴと断定してしまいます。それは蜜りんご食べて美味しい経験を今までしてきたからにほかなりません。しかし、それは何が美味しくしているのか具体的には根拠はありませんでした。 何故そんなに美味しいのか。何が美味しさの本体なのか。考えていませんでした。この機会にその本質に迫ってみたいと思います。 蜜入りリンゴを切った瞬間に甘い濃...... 続きを読む
りんご 鳥の集まる木 中国の呼び名「林檎(りんちん)」をりんきん、りんき、りうごうなどと呼んでいたのが転化したと思われる。 漢字の林檎は、鳥が好んで集まる木という意味があるとされます。 りんごに限らず果物の甘い味や香りは鳥を呼び寄せることができると思いますが、その中でもりんごが特に鳥を呼び寄せていたのかもしれません。 そしてりんごという名前についても「檎」という漢字が漢音で「キン」呉音で「ゴン」と呼ばれていた事...... 続きを読む
りんご一日半分~1個食べる 習慣的にりんご(1/2個程度)を毎日食べるようになると、りんごに多く含まれている水溶性食物繊維のペクチンが消化を促進させ、胃酸のバランスを整えてくれます。 便秘や下痢にりんごがよいといわれるのはこのためです。またペクチンはアレルギー性疾患の予防に有効だという報告もされています。 さらにりんごに含まれるポリフェノールの一種「カテキン」には抗酸化作用があり、高血圧やがん予...... 続きを読む
りんご八千年の歴史から りんごが最初に栽培されたのは新石器時代で、8000年ぐらい前の炭化したりんごがトルコで発掘されています。野生種のりんごの採集から、りんごの栽培の歴史が始まり約4,000年前には人為的に栽培されていたと言われています。 そしてその後、紀元前1300年にはエジプト、ナイル川デルタ地帯に果樹園の跡が発見されます。ギリシャ時代にはりんごの野生種と栽培種を区別し、接ぎ木で繁殖させる方法が書かれました。 そして、ローマ...... 続きを読む
りんご八千年の歴史から りんごが最初に栽培されたのは新石器時代で、8000年ぐらい前の炭化したりんごがトルコで発掘されています。野生種のりんごの採集から、りんごの栽培の歴史が始まり約4,000年前には人為的に栽培されていたと言われています。 そしてその後、紀元前1300年にはエジプト、ナイル川デルタ地帯に果樹園の跡が発見されます。ギリシャ時代にはりんごの野生種と栽培種を区別し、接ぎ木で繁殖させる方法が書かれました。 ...... 続きを読む
りんごの変色のメカニズムは りんごのカット面が茶色くなる原因はリンゴポリフェノールの主成分であるプロシアニジンやその他のポリフェノールが酸化されるためです。結果的にプロシアニジンの酸化によって他の果実成分が酸化されるのを守っているのです。 つまり、カット面が茶色くなった(酸化した)時点で、プロシアニジンはその抗酸化力の一部を使ってしまったことになります。そのため、プロシアニジンが体内に入ってから抗酸化力を発揮するためには、食べる時点での...... 続きを読む
りんごは朝に食べる 朝にりんごを食べるメリットは、りんごの抗酸化作用のポリフェノールが100種類以上も含まれ、体の酸化を防ぐ老化予防のアンチエイジング効果に期待ができます。そしてりんごに多く含まれる水分でお通じを促し、かむ回数を増やすこと冒頭でお話したようにダイエットへの効果が期待できるといった点です。 特に日常から間食が多い方は、小腹が空いたときに、お菓子類を食べる代わりにりんごに置き換えてみてはいかがでしょうか。おなかの調子が整うこ...... 続きを読む
リンゴで健康ケアを実現 生活習慣病として、血糖・血圧・肥満・消化器系の悩みなどがありますが、りんごを毎日の食生活に取り入れることで健康的なケアが期待できます。 りんごに豊富に含まれるカリウムは、高血圧などの原因となるナトリウム(塩分)を排出する働きをします。 カリウムは野菜にも含まれていますが、茹でるなどの加熱調理によりかなりの量が流出します。 りんごの皮部分にはポリフェノール、β-カロテン、食物繊維などがりんごの皮の部分により多く含ま...... 続きを読む
りんご皮 ポリフェノール摂取 りんごにはポリフェノール成分が多く含まれていることが分かり、注目を浴びています。 ポリフェノールは、糖尿病や肥満、動脈硬化といった生活習慣病の予防や、ガンの予防、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える作用、肌を白くする作用などが知られています。 ポリフェノールとは、植物が光合成を行うときにできる物質の総称です。植物が持っている物質ですが、人のからだの中に入っても、抗酸化物質として有効に働くこと...... 続きを読む
1個のりんご 医者を遠ざける りんごを含む、果物と野菜を1日5皿食べる「ファイブ・ア・デイ」を実践する家庭で育った人なら、「1日1個のりんごは医者を遠ざける」という古い格言を知っているはずですね。 果物と野菜を1日5皿食べる「ファイブ・ア・デイ」という意味は1日、果物を200g以上と野菜はたくさんという意味に置き換えて、フルーツと野菜をたくさん食べると医者を遠ざけるよという意味でいいと思います。 ここにあるのは...... 続きを読む
りんご1個で医者いらず 英国のことわざで、1日1個のりんごは医者を遠ざける」または「「風邪にはりんご」といわれ、TVや雑誌などで病気の方へお見舞いの際に、花やりんごを渡す場面を目にしたこともあると思います。 一日一個のりんごで医者がいらなくなるほど、りんごは健康にとってよい食べ物だという意味です。ことほど左様に実感されている方も多いのではないでしょうか。 このように、りんごは民間療法の一つとして、お腹の調子が悪...... 続きを読む