黒豆のおいしさ育てる風土 ここ丹波篠山は内陸型の盆地になっています。その特有の地形が寒暖差を生み、黒豆に甘みを与え、早朝の深い霧が、しっかりと潤いを与えます。 粘土質の保水力の高い土壌は、ミネラルや栄養分を多く蓄え、 さらに清らかな空気と水と美しい自然に恵まれ、美味しい豆を耕作するのに最適な土地なのです。この土地の代々の生産者は土作りを続けながらより美味しい丹波黒を求めて努力を惜しみませんでした。 フランスの有...... 続きを読む
くだもの歳時記
丹波の黒豆 煮豆に美味しさ 丹波黒は枝豆としてよりもお正月の煮豆の黒豆としての存在のほうが有名な黒豆です。なんといっても煮豆の美味しさとそのふっくらした柔らかな食感、そして豆の大きさに存在感があります。 だだちゃ豆はプレミアムな枝豆として全国的に知られるようになりましたが、その違いとは何でしょうか。一緒に見ていきましょう。丹波黒は丹波黒豆枝豆としてよりは、お正月に食べる黒豆の煮物としてのほうが全国的に知られている黒大豆といえます。黒...... 続きを読む
枝豆との違いは何か 枝豆とは何か言えば、夏には欠かせないおつまみ。ごはんのお友ではないのに、夏の定番。ビール好きにはたまらないモノかもしれません。 「枝豆」とは大豆の未成熟の豆のことを指し、葉っぱの色が緑から茶色になるまで完熟すると大豆になります。この大豆は保存できる水分まで乾燥させますから、そのころには全く枝豆のイメージは無くなります。 大豆をが熟す前の緑色の状態のときに収穫したものが枝豆...... 続きを読む
だだちゃ豆を上手に茹で冷凍 これまで何度も申し上げてきた通り、だだちゃ豆は新鮮さが美味しさの命です。最高の美味しさを求めるなら「朝採れ新鮮」のだだちゃ豆でしかも本豆(晩生白山だだちゃ豆)と地元の人たちは言います。 そして、本当の朝採れだだちゃ豆を一番おいしくいただくのであればやはり新鮮なだだちゃ豆を茹ですぐ召上るのが一番です。あの茹でた時に広がる何とも言えない香ばしい甘い香りを楽しんで食べていただきたいのです。 ...... 続きを読む
だだちゃ豆 尾浦の特徴とは 7月下旬に収穫がはじまる「だだちゃ豆」ですが、最終の9月上旬から収穫されるのがこの秋の品種尾浦(おうら)です。だだちゃ豆の特徴であるクビレがあまり無いのと、サヤにだだちゃ豆特有の茶色の産毛が無いにも拘わらず、こちらも正真正銘のだだちゃ豆の品種です。 だだちゃ豆の異端児とも呼べる尾浦は、だだちゃの特徴でもある。「くびれ」が無く、茶色い産毛も見あたりません。一回り大きな緑色のサヤと実を待つ9月収穫のだだちゃ豆では最晩成の一番...... 続きを読む
だだちゃ豆の美味しさ根粒菌 ぷっくらとおいしそうに膨らんだ「だだちゃ豆」の美味しさの 決め手は「根粒菌」をいかに多くするかにかかっています。上記の画像のようにだだちゃ豆の根には瘤がいっぱい、この瘤の中には根粒菌が増殖します。 だだちゃ豆はほかの作物のような連作障害(同じ土地に同じものを作ると障害が起きる)がありません。それは根粒菌が連作障害を回避する役割を担っているからだといわれています。 逆に...... 続きを読む
だだちゃ豆の中耕培土とは だだちゃ豆は植付けが一段落すると中耕培土(ちゅうこうばいど)という土寄せ作業を始めます。6月中旬ころからの作業で、一部は同時並行的に植え付け作業とも重なってしまうこともあります。 中耕、培土とは植え付けられた畝と畝の間を耕しながら土を寄せていく作業です。作物の栽培において、作物の株際(かぶぎわ)に土を寄せる作業をいい、土寄せともいいます。だだちゃ豆の茎の基部を土で押さえて倒伏を防ぐ物理的効果のほかに、培土に...... 続きを読む
だだちゃ豆の播種と定植 田んぼの田植えを早々に終えた5月15日頃からだだちゃ豆の定植(植付け)が始まります。種を播いて2週間くらいの苗を植えるので5月になるとだだちゃ豆の播種は始まることになります。15センチほどに育った苗が専用の植え付け機械によって一列ずつ丁寧に1ヵ所に1本ずつ植えられていきます。 そして、播種と定植を繰り返し続けて6月いっぱいまで続きます。定植後、10日後には中耕(土寄せ)という作業も同時に始まってだ...... 続きを読む
だだちゃ豆は早朝に収穫する 真夏に旬を迎えるだだちゃ豆の収穫は猛暑の中の大変な作業です。新鮮さが美味しさの大切なところだけに早朝5時には収穫が始まります。そして7月からお盆のお休みも無く9月上旬まで続きます。 鶴岡市の白山(大泉地区)で代々白山だだちゃ豆を栽培する伊藤さんのだだちゃ豆の収穫の作業は特に選別に重きを置いて選別が徹底されているので高品質の新鮮なだだちゃ豆をお届けできるように配慮がされています。 &nbs...... 続きを読む
だだちゃ豆は ゆで過ぎない! だだちゃ豆を美味しく食べていただく為の簡単な茹で方のコツをお教えします。だだちゃ豆は1、茹で過ぎない(柔らかいと美味しくありません)2、すぐ茹でる(届いたら手早くすぐ茹でます。3、すぐ冷ます(すぐ冷ますことで美味しさが保てます)。 だだちゃ豆は、劣化が早いので収穫してから出来るだけ早く茹で上げることが何より大事です。そして特徴としては香りがいのちの枝豆ですから風味を残すように大きな鍋で手早く処理すること...... 続きを読む
幕末に庄内藩士の娘が育種 明治維新のとき廃藩置県の施政により大泉村白山に帰農した庄内藩士、森屋藤十郎の娘初が、隣村の寺田から貰い受けた早生種の茶豆の種を畑に植えたところ、なかに晩生で味の良い豆があったため、その種を大切に保存して自分の畑で増やしていき、現在のだだちゃ豆のルーツとなった「藤十郎だだちゃ」を育てたという品種改良のお話があります。 旧大泉村、役場跡地にだだちゃ豆の記念碑に由来が刻まれて残って...... 続きを読む