こうとくは 無名のりんご 蜜入りリンゴと言えば、山形県で技術が完成された「サンふじ」というおいしい無袋栽培のリンゴですが、山形県の朝日町で開発された美味しいリンゴが有名です。こちらは正統派といえるでしょう。 これとは、違った個性派の無名な美味しいリンゴがあります。あまり知られていないリンゴですが「こうとく」という品種のリンゴです。長年、見た目の悪さと小玉が市場評価をとれないまま、嫌われていました。 このリンゴ、最近...... 続きを読む
くだもの歳時記
シルバーベルは12月の洋梨 シルバーベルの名前は初めての方も多いと思います。出回りも少ないし旬も短いから当然でしょう。それに山形では圧倒的にラフランスが人気だから、致し方ありません。実は、血統は由緒正しき人気のラフランスの双子の姉妹にあたります。「偶発性の枝変わり」突然変異から山形県で生まれた品種です。 雪化粧する12月に旬を迎える山形生まれの 西洋なし「シルバーベル」。1個約400gと大きくなる品種、通常のラフランスの...... 続きを読む
つや姫 評価と人気が上昇 山形の新品種「つや姫」は2010年に10年間の研究開発のすえに全国デビューしました。デビュー当初は種子の制限もあって栽培面積も少なく、業界での評価もまちまちでしたが、11年、12年と全国での評価が高まり、特別栽培米という性質上、品質を重視して少しずつ生産量を増やしてきました。 この方針が功を奏したのか人気、実力ともに高まり、多くの皆様から支持を得ることができ、山形の新品種「つや姫」から日本の新品種「つや姫」...... 続きを読む
スイカの生産者はスイカ敲き 山形県北部の尾花沢市にある斉藤徳司さんのスイカ畑を取材させてもらいました。西瓜の蔓が延びて、畑いっぱいに広がっています。80アールの適度な傾斜のある黒い土の畑です。「自分自身でスイカを沢山食べてきて化学肥料で作った西瓜のあと味がいやで、全面的に有機肥料を使っています」とこだわりを伝えてくれました。 自身、長年の西瓜作りと、糖度センサーがない時代に選果の検査員を長年携わって西瓜を手で、スイカを敲...... 続きを読む
だだちゃ豆のより良い遺伝子 だだちゃ豆生産者・伊藤稔さんに「だだちゃ豆」の栽培についてインタビューさせていただきました。 だだちゃ豆の生産者、大泉地区矢馳の伊藤 稔さんはこの地域で40年だだちゃ豆を栽培しています。農家自らが種子を採取し、より良い遺伝子を次につなぐために種子の選別(自家採取)は慎重かつ重要な作業に位置付けられます。品種改良を生産者自らが続けて、各農家がオリジナルのだだちゃ豆を生産してきたのです。 &...... 続きを読む
だだちゃ豆 花は小さい白い花 だだちゃ豆の花は小さくて可愛い白い花、ようく注意してみないと確認できません。そうういえばインゲンなどの豆の花も小さくて白い花だったことを思い出させます。 だだちゃ豆はもとを辿れば大豆に属しますから大豆の花をみると品種によって白、ピンク、紫とあるようですが、その花の色によって大豆にどんな特徴があるかはわかりませんが だだちゃ豆と同じ白い花の咲く大豆はどんな特徴があるのか興味が...... 続きを読む
「朝のくだものは金」と謂われるが くだものには、体調を整えるビタミンや吸収しやすくエネルギー源になる果糖、ブドウ糖が多く含まれています。脳のエネルギー源はブドウ糖のみです。睡眠中に消費されたブドウ糖をできるだけ早い時点で効率良く摂取し、活力ある1日を送るため、そのスタートとなる朝食でくだものを十分に摂り、失われた有効成分を速やかに補給すると効果的です。 また、くだものには水分やさわやかな食感を与える有機酸が...... 続きを読む
朝のフルーツは金とは くだものには、体調を整えるビタミンや吸収しやすくエネルギー源になる果糖、ブドウ糖が多く含まれています。脳のエネルギー源はブドウ糖のみです。 睡眠中に消費されたブドウ糖をできるだけ早い時点で効率良く摂取し、活力ある1日を送るため、そのスタートとなる朝食でくだものを十分に摂り、失われた有効成分を速やかに補給すると効果的です。 また、くだものには水分やさわやかな食感を与える有機酸が多く、朝でも食べやすい...... 続きを読む
タンニンを水溶性から不溶性に 柿の渋味はとよく知られていますがその柿の渋味の元になるタンニン、カキタンニンを水溶性から不溶性に変化することにより、渋みを感じなくなる。庄内柿(平核無)の渋がきの脱渋方法として広く用いられているのは、炭酸ガスかアルコールによる方法(ごく一部樹上脱渋があります)です。 いずれの方法もカキタンニンを水溶性から不溶性に変化することにより、渋味を感じなくなることを利用しています。アルコール脱渋では、...... 続きを読む
リンゴを 擦りおろし冷凍保存 親類や知人、ご近所から貰ったり、旬の時期の安いときにネットショップで訳ありりんごを箱買いしたりするりんごですが、大量に買うと気がつくと意外に傷んで、もったいない思いをしたことはないでしょうか。そこで、長期間保存が可能になる方法と、その冷凍したりんごを活用した保存方法と活用方法を考えてみたいと思います。 また、「1個そのままの生で」「コンポート」「すりおろし」にしたものとそれぞれに冷凍後の食感...... 続きを読む
つや姫はレジェンドの良食味 「つや姫」の開発は1998(平成十)年に山形県でコシヒカリを上回る味を目指して完成まで十年間の開発期間がかかりました。大本を辿ると美味しいお米の源流であるレジェンド「亀の尾」に行き着きます。 「夢の米」プロジェクトとしてスタートしました。十万個体の中から選び抜かれて、デビューから10年を過ぎた頃から、ようやく全国から評価をいだけるようになってきました。 コメの品種改良は異なる特性を持つ品種を...... 続きを読む
つや姫 誕生の物語とは 「つや姫」の開発は1998(平成十)年に山形県でコシヒカリを上回る日本一の味を目指して十年間の開発期間を経て生みだされた秘蔵子。長年作付けしてきたササニシキやはえぬきの人気に陰りが出ていたことに大きな懸念があった。 山形県は起死回生の一手として「夢の米」プロジェクトとしてスタートしました。山形生まれのレジェンド亀の尾を交配親として、十万個体の中から選び抜かれて、ようやくデビューを迎えることができました。 &nb...... 続きを読む
岩手県産マツタケをお届けします 味の農園は山形なのに、なぜ松茸なの?と思う方もいらっしゃると思いますが、実は山形はもちろん、東北、さらには全国のおいしい物を求めて走り回っているのです!その中で出会ったのが岩手県久慈の松茸です! 岩手県久慈で見つけたこの松茸。地元のおばちゃん達がせっせと山を歩いて収穫をしています。そのため市場に出回る物とちがって大きさも、形もさまざま。けれども、品質は数ある名産地に負けない、香りと味をもっています! ...... 続きを読む
だだちゃ豆のサヤに入る粒数 本来、だだちゃ豆では1つのサヤに入る豆の数は1粒:2-3割、2粒:4ー6割、3粒:2-3割あるとされています。この美味しい豆の粒の割合を種子の選抜によって2粒の割合を多くする改良を重ねているとも言えます。 特に産地鶴岡市のJA鶴岡では「だだちゃ豆専門部会」を組織し、伝来の形以外のたとえば1つ豆や4つ豆を取り除く努力を重ねます。決して収穫量を多くする目的ではなく、あくまでも食味にこだわった選別に...... 続きを読む
スイカ日本一名産地 尾花沢 スイカといえば子供のころを思い出すとお盆の頃の食べもの。仏間にはお盆のお供えやお盆飾りがきれいに飾られています。そこには必ず大きなスイカが飾られていました。そしてお盆が過ぎないと食べられないことも知っていました。 お盆んが終わると、子供たちが集められて縁側に座ってみんなでスイカの種を飛ばしながらお腹いっぱい食べました。ノスタルジックな昭和の日本の原風景です。 8月...... 続きを読む