ブログ|味の農園 - Part 15
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くだもの歳時記

和梨 やまがたの刈屋梨

  和梨産地のブランド刈屋梨 山形県では、和梨栽培は古くから行われ、130年以上の歴史を誇る。産地はいくつかあるが、「刈屋のなし」を抜きにしては語れない。ところが現在、「刈屋」という地名は、正式な住所としてどこを探しても見つからなくなってしまった。   「ここから近い、畑になっている辺りが、昔は『刈屋』という地名だったんだ」とは、酒田市の北部、旧本楯村豊川地区の生産者。「この辺は鳥海山の恵みのおかげでね。日向川が、鳥海山のブナの...... 続きを読む

山形桃の美味しさの秘密は北限にあり

白桃 黄桃 山形の桃

  昼は猛暑で夜涼しい温度格差が 桃は温暖な気候を好む作物なので大産地では山形県がほぼ北限となります。ところが、この北限の桃が、その完成度の高さで評判になっており、品質、生産量ともに全国でも5本の指に数えられます。   北限の桃だけにゆっくり、じっくり育つことが「果肉の締まり、ツルっとしたきめ細かさ」に大きな影響しているとみられます。山形の桃の畑に行くと、ふわっと甘くかぐわしい桃の匂いが鼻をくすぐる。まさに天然のアロマセラピーそ...... 続きを読む

「だだちゃ豆」の名前の由来とは

殿様のだだちゃ豆 だだちゃ豆通販 白山だだちゃ豆

  だだちゃ豆 名前の由来から だだちゃ豆の「だだちゃ」の意味とか由来とかのお話になると必ずたどりつくこのお話し。お陰様でだだちゃ豆は人気と共に、多くの皆様にだだちゃ豆を知っていただけることになった昨今ですが、改めてお伝えしておきたいと思います。   だだちゃ豆の「だだちゃ」とは、山形県庄内地方の方言で「親父」「お父さん」という意味です。その昔、庄内藩、鶴岡の殿様が大変な枝豆好きで、毎日枝豆を持ち寄らせては「今日はどこのだだちゃ...... 続きを読む

だだちゃ豆の旨み成分とは

だだちゃ豆 白山 旨み

    だだちゃ豆と大豆の違い 実はあまり知られていないのですが「だだちゃ豆と大豆は本当は同じものだった」というのは大豆になるものを早くに収穫したものが枝豆といえるのです。   夏のビールのつまみに欠かせないエダマメ。実はエダマメは大豆と同じもので、大豆を未熟な若いうちに収穫して食べるものという事実を知らない人が思いのほか多いようです。   実は枝豆と大豆も同じもので収穫の仕方がちがっている...... 続きを読む

だだちゃ豆の品種はいくつある

だだちゃ豆 品種 白山

    幕末に庄内藩士の娘が育種 明治維新のとき廃藩置県の施政により大泉村白山に帰農した庄内藩士、森屋藤十郎の娘初が、隣村の寺田から貰い受けた早生種の茶豆の種を畑に植えたところ、なかに晩生で味の良い豆があったため、その種を大切に保存して自分の畑で増やしていき、現在のだだちゃ豆のルーツとなった「藤十郎だだちゃ」を育てたという品種改良のお話があります。   旧大泉村、役場跡地にだだちゃ豆の記念碑に由来が刻まれて残って...... 続きを読む

だだちゃ豆 江戸期からのプレミア枝豆

だだちゃ豆 白山だだちゃ だだちゃ豆通販

  庄内藩は酒井家の城下町鶴岡 だだちゃ豆の里 山形県鶴岡市について簡単に説明してみましょう。鶴岡市は山形県庄内平野の南部に位置し、酒田市と共に庄内平野を代表する人口10万人余りの行政区域です。   元和8年(1622年)酒井忠勝 (出羽国庄内藩主)が庄内に遷封され鶴岡に居城、江戸時代に、庄内藩酒井氏の城下町として盛え、加茂港は北前船の着く港町であり、明治以後も羽越本線開通まで新潟港へ向かう船が出て頻繁に交易をおこなっていたよう...... 続きを読む

露地さくらんぼの収穫

佐藤錦 露地モノ 山形

傘に入れないサクランボ さくらんぼ生産者にお聞きすると露地サクランボが数本ある。というお話が時々耳にします。露地サクランボとは雨除けハウスの設備がないサクランボのことです。何本かがまとまった畑から離れているとか、雨除けハウスが架けられない傾斜地とか。中途半端な畑にみられるようです。 このような環境のサクランボは産地全体からすると結構な面積になります。そして雨除けハウスのサクランボが出回る前に、収穫され市場に出回ります。その数量は正確な集計がなく把握...... 続きを読む

佐藤錦 作柄を決める3つの条件

山形さくらんぼ 佐藤錦 さくらんぼ開花

   豊作までの長い道のり さくらんぼの花が咲くと、受粉の条件が良ければその咲いた数だけさくらんぼの実がつきます。しかし全てが生育するわけではありません。サクランボの満開後、20日間でマッチの先のような小さな実が50%以上落果してしまいます。細かな育たない実は落ちて無くなってしまいます。これを生理落果といいます。 サクランボの生理落果の理由は、栄養のバランスが充分とれなかったり、栄養が実に行かなくなり落ちてしまうものもあります...... 続きを読む

さくらんぼの霜害とは

さくらんぼ 遅霜 佐藤錦

 さくらんぼの開花から約1カ月になりました。今の山形さくらんぼの様子をお伝えします。今年は4月の上旬の開花前に、山形の果樹地帯は強い低温と霜の影響を受けました。 この時期はサクランボの生育にとって開花受粉の直前の大事な時期。低温や霜は直接受粉の妨げになります。蕾が膨らみ実の成る雌しべが枯死しまう害を受けやすい時期で、県内の各地で霜の害が確認されました。   温暖化で霜害が多くなる ここに温暖化による現象として晩霜(おそじ...... 続きを読む

サクランボ 温室栽培 2月の満開

温室さくらんぼ さくらんぼ通販 母の日さくらんぼ

  温室さくらんぼ栽培メカニズム 雪国山形の2月上旬は1年でいちばん寒い時期で積雪のいちばん多い時期なので産地の村山盆地の最低気温は-3℃から-5℃程になることも珍しくありません。積雪は多ところで1メートル、少ない平野部でも50センチ以上です。 前年の秋から12月中旬頃まで寒い外気で休眠(さくらんぼの樹の活動を停止した状態)に入ったサクランボの樹は12月下旬には温室のビニールを被覆させて暖房を入れます。時には雪が積もったままビニ...... 続きを読む

さくらんぼの交配の条件とは

佐藤錦 サクランボ さくらんぼ満開

サクランボが交配して実を成らせるには、受粉は同じ品種同士では受粉しないという性質があります。そして、違う品種でも受粉には相性があって相性がいいものとそうでないものの間には大きな受粉効率の違いがあります。その違いは花の咲くタイミングであったりその年の天候であったり、その畑の条件であったりします。どのような品種の組み合わせがいいのか、佐藤錦を収穫の中心に他の品種が1-2割、授粉用の品種が必要とされています。   [caption id="attachment...... 続きを読む

さくらんぼ とマメコバチの役割

さくらんぼ佐藤錦 山形さくらんぼ 紅秀峰

  百花繚乱の春にマメコバチ 近年、さくらんぼの花の開花は早まって来ている気がします。他の果物の開花も同じ傾向が。地球温暖化と関係しているのでは気になるところです。大型連休の直前から連休が明ける頃、山形では様々な果樹の花が盛りを迎えます。サクランボ、ラフランスなどが一帯を白く染めて幻想的な景色を魅せてくれます。少し遅れてリンゴの花が開きます。 サクランボの畑は、全体が雨除けハウスの鉄パイプで覆われているので分かりやすい存在です。「雨除け...... 続きを読む

さくらんぼ ラフランス 桃 りんご のお花見

さくらんぼ 満開 佐藤錦

    くだもの果樹園のお花見 サクラ(ソメイヨシノ)の満開が終わるころ、果樹園のさくらんぼの花が徐々に満開を迎えます。山形県の桜は満開から葉桜へと姿を変え、お花見の舞台は「果樹園の花々」へと移り変わります。 山形県ではソメイヨシノが4月中旬に満開になり、約1週間後にサクランボ、桃、ラ・フランスの花の開花がはじまります。サクランボの花が終わる5月上旬にはリンゴの花も満開になって来ます。 それぞれの花は1...... 続きを読む

さくらんぼの授粉 蜜蜂とマメコバチ

山形さくらんぼ 佐藤錦 さくらんぼ開花

さくらんぼに実がどれくらいつくのかを決めるのはに大切なのはサクランボの満開の期間のお天気です。授粉できる時期に環境が揃うかにかかっています。さくらんぼの開花授粉はミツバチ、マメコバチなどの昆虫が主役なのです。   ミツバチとマメコバチの行動 昆虫が活発に活動できる温かい陽気がこの期間の理想のお天気なるかどうか豊作か否かに大きな影響があります。この蜂たちには特徴的なところがあります。ミツバチは行動範囲が広く、マメコバチは丁寧な授粉という特徴があり...... 続きを読む

蜜入りこうとく(高徳)の扱い方

こうとく 蜜入り 山形りんご

  こうとくは 無名のりんご 蜜入りリンゴと言えば、山形県で技術が完成された「サンふじ」というおいしい無袋栽培のリンゴですが、山形県の朝日町で開発された美味しいリンゴが有名です。こちらは正統派といえるでしょう。   これとは、違った個性派の無名な美味しいリンゴがあります。あまり知られていないリンゴですが「こうとく」という品種のリンゴです。長年、見た目の悪さと小玉が市場評価をとれないまま、嫌われていました。 このリンゴ、最近...... 続きを読む

シルバーベル クリスマスの洋梨

シルバーベル通販 シルバーベルお取り寄せ シルバーベル選び方

  シルバーベルは12月の洋梨 シルバーベルの名前は初めての方も多いと思います。出回りも少ないし旬も短いから当然でしょう。それに山形では圧倒的にラフランスが人気だから、致し方ありません。実は、血統は由緒正しき人気のラフランスの双子の姉妹にあたります。「偶発性の枝変わり」突然変異から山形県で生まれた品種です。   雪化粧する12月に旬を迎える山形生まれの 西洋なし「シルバーベル」。1個約400gと大きくなる品種、通常のラフランスの...... 続きを読む

つや姫庄内平野の稲刈り

  つや姫 評価と人気が上昇 山形の新品種「つや姫」は2010年に10年間の研究開発のすえに全国デビューしました。デビュー当初は種子の制限もあって栽培面積も少なく、業界での評価もまちまちでしたが、11年、12年と全国での評価が高まり、特別栽培米という性質上、品質を重視して少しずつ生産量を増やしてきました。 この方針が功を奏したのか人気、実力ともに高まり、多くの皆様から支持を得ることができ、山形の新品種「つや姫」から日本の新品種「つや姫」...... 続きを読む

尾花沢スイカの特徴と生産者の想い

尾花沢スイカ スイカ通販 スイカ生産者

  スイカの生産者はスイカ敲き 山形県北部の尾花沢市にある斉藤徳司さんのスイカ畑を取材させてもらいました。西瓜の蔓が延びて、畑いっぱいに広がっています。80アールの適度な傾斜のある黒い土の畑です。「自分自身でスイカを沢山食べてきて化学肥料で作った西瓜のあと味がいやで、全面的に有機肥料を使っています」とこだわりを伝えてくれました。   自身、長年の西瓜作りと、糖度センサーがない時代に選果の検査員を長年携わって西瓜を手で、スイカを敲...... 続きを読む

だだちゃ豆栽培を生産者に訊く

だだちゃ豆 だだちゃ豆通販 白山だだちゃ

  だだちゃ豆のより良い遺伝子 だだちゃ豆生産者・伊藤稔さんに「だだちゃ豆」の栽培についてインタビューさせていただきました。   だだちゃ豆の生産者、大泉地区矢馳の伊藤 稔さんはこの地域で40年だだちゃ豆を栽培しています。農家自らが種子を採取し、より良い遺伝子を次につなぐために種子の選別(自家採取)は慎重かつ重要な作業に位置付けられます。品種改良を生産者自らが続けて、各農家がオリジナルのだだちゃ豆を生産してきたのです。 &...... 続きを読む

だだちゃ豆 小さな白い花

だだちゃ豆の花 だだちゃ豆 枝豆

   だだちゃ豆 花は小さい白い花 だだちゃ豆の花は小さくて可愛い白い花、ようく注意してみないと確認できません。そうういえばインゲンなどの豆の花も小さくて白い花だったことを思い出させます。   だだちゃ豆はもとを辿れば大豆に属しますから大豆の花をみると品種によって白、ピンク、紫とあるようですが、その花の色によって大豆にどんな特徴があるかはわかりませんが だだちゃ豆と同じ白い花の咲く大豆はどんな特徴があるのか興味が...... 続きを読む

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