ブログ|味の農園 - Part 16
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くだもの歳時記

サンふじ 無袋ふじの選び方

選び方 サンふじ りんご

  ふじりんご蜜入りの見極め りんごは果皮が赤く染まり、軸が太くて果皮に張りとツヤがあるもの選びます。お尻の部分は美味しさを見極めるにはとても重要なポイントです。   お尻がとんがっているものや緑色のものは未熟傾向で、お尻が丸みを帯びているもの、オレンジ色、黄色いものは完熟して蜜が入りやすく甘味があるといわれます。   またサイズは大きすぎるものよりも中くらいのほうがよく、持ったとき大きさ以上にズッシリ...... 続きを読む

蜜入りんご「こうとく」とは

こうとく 蜜入り 山形りんご

  市場評価が低く埋もれた品種 「こうとく」は全面に蜜が入り、食味、香りが高いりんごとして評価が高くなってきました。一方、「着色が悪く小玉リンゴ」として長い間、決定的に市場から低く評価され下積み期間を余儀なくされました。主流のサンふじに比べると格段に評価は低いリンゴでした。   そして、ようやく日の目を見るようになった苦労人の実力派の「こうとく」はこれまで誰にも知られず「まぼろしのリンゴ」として水面下に30年以上埋もれてきた存在...... 続きを読む

庄内柿と庄内藩と松ケ岡開墾場の話し

  庄内藩士 開墾の情熱と庄内柿 さて、今回は庄内藩士の開墾に始まる柿のお話です。時代はずっと遡り幕末から明治に代わる頃の庄内藩の顛末になります。当時、徳川譜代の庄内藩は賊軍と呼ばれ、江戸を落ち会津、米沢と共に戊申戦争を最後まで戦い恭順して終ります。藩主の謹慎、公地没収などの処分を受ける中、明治四年には廃藩置県となり、月山山麓の原野 松ヶ岡を開墾する一大事業が持ち上がります。   松ヶ岡開墾場は、明治維新直後、旧荘内藩家老菅実秀...... 続きを読む

庄内柿の誕生の物語

  庄内柿の誕生 庄内藩の開墾から 秋になると庄内地方のあちらこちらの家で色付き始める柿の実。甘く柔らかく、歯ごたえもしっかりした柿、子供からお年寄りまでみんなが大好きな『庄内柿』です。この『庄内柿』は明治18年、偶然に紛れ込んだ1本の柿の木から始まりました。   そして、この種のない不思議な柿の木の将来性を感じ取った元庄内藩士、酒井調良が苗木を育成し普及に励んだことが、今日の庄内の秋を代表する果物『庄内柿』を生み出したのです。...... 続きを読む

庄内柿を開発し普及した庄内藩士

    庄内柿は別名 調良柿と呼ばれ 種のない不思議な柿を見つけた酒井調良は、明治26年、西田川郡黒森村(現在の酒田市)に果樹園を作り、その柿の苗木育成に挑戦します。その果樹園は、晩年の調良の号ともなる『好菓園』という名で呼ばれました。   調良はこの果樹園で接ぎ木を繰り返すことによって本数を増やし、明治30年ころには苗木の分譲ができるようになるまで栽培し続けました。この柿の木の将来性を信じていた調良は庄内地方の各地...... 続きを読む

だだちゃ豆 美味しい茹で方

だだちゃ豆茹で方 だだちゃ豆通販 白山だだちゃ豆

  だだちゃ豆の茹で方を復習 だだちゃ豆の知名度が高まってきたこともあり、いろいろなかたちで食べられるようになってきました。私たち生産者にとってはとてもうれしいことです。たとえば「だだちゃ豆アイス」、「だだちゃ豆まんじゅう」、「だだちゃ豆のドライフーズ」など加工品はお土産ばかりでなく一般食品や機能性の研究にもみられるようになり可能性の深堀がされ始めました。 しかし基本が大事、だだちゃ豆は鮮度が命です。朝採れしただだちゃ豆を出来るだけ早く...... 続きを読む

ぶどうの美味しさは温度格差に

ぶどう 山形ぶどう シャインマスカット

  山形の気候が山梨と似ている 何故、勝沼がぶどうの産地になったのかといういうと、気候が適しているのは、雨の降り方が少ないことと朝晩の温度格差が大きい事が要因と考えられます。これは高い山々の囲まれた盆地であることが関連しています。そして土壌によるものが大きいのではないでしょうか。 山梨のぶどう産地は扇状地が多く砂地で水捌けが良く、標高が高い山々に囲まれた盆地のため昼夜の温度格差が大きく、日照時間が多く、傾斜地であることが葡萄という作物に...... 続きを読む

和梨 やまがたの刈屋梨

  和梨産地のブランド刈屋梨 山形県では、和梨栽培は古くから行われ、130年以上の歴史を誇る。産地はいくつかあるが、「刈屋のなし」を抜きにしては語れない。ところが現在、「刈屋」という地名は、正式な住所としてどこを探しても見つからなくなってしまった。   「ここから近い、畑になっている辺りが、昔は『刈屋』という地名だったんだ」とは、酒田市の北部、旧本楯村豊川地区の生産者。「この辺は鳥海山の恵みのおかげでね。日向川が、鳥海山のブナの...... 続きを読む

山形桃の美味しさの秘密は北限にあり

白桃 黄桃 山形の桃

  昼は猛暑で夜涼しい温度格差が 桃は温暖な気候を好む作物なので大産地では山形県がほぼ北限となります。ところが、この北限の桃が、その完成度の高さで評判になっており、品質、生産量ともに全国でも5本の指に数えられます。   北限の桃だけにゆっくり、じっくり育つことが「果肉の締まり、ツルっとしたきめ細かさ」に大きな影響しているとみられます。山形の桃の畑に行くと、ふわっと甘くかぐわしい桃の匂いが鼻をくすぐる。まさに天然のアロマセラピーそ...... 続きを読む

「だだちゃ豆」の名前の由来とは

殿様のだだちゃ豆 だだちゃ豆通販 白山だだちゃ豆

  だだちゃ豆 名前の由来から だだちゃ豆の「だだちゃ」の意味とか由来とかのお話になると必ずたどりつくこのお話し。お陰様でだだちゃ豆は人気と共に、多くの皆様にだだちゃ豆を知っていただけることになった昨今ですが、改めてお伝えしておきたいと思います。   だだちゃ豆の「だだちゃ」とは、山形県庄内地方の方言で「親父」「お父さん」という意味です。その昔、庄内藩、鶴岡の殿様が大変な枝豆好きで、毎日枝豆を持ち寄らせては「今日はどこのだだちゃ...... 続きを読む

だだちゃ豆の旨み成分とは

だだちゃ豆 白山 旨み

    だだちゃ豆と大豆の違い 実はあまり知られていないのですが「だだちゃ豆と大豆は本当は同じものだった」というのは大豆になるものを早くに収穫したものが枝豆といえるのです。   夏のビールのつまみに欠かせないエダマメ。実はエダマメは大豆と同じもので、大豆を未熟な若いうちに収穫して食べるものという事実を知らない人が思いのほか多いようです。   実は枝豆と大豆も同じもので収穫の仕方がちがっている...... 続きを読む

だだちゃ豆の品種はいくつある

だだちゃ豆 品種 白山

    幕末に庄内藩士の娘が育種 明治維新のとき廃藩置県の施政により大泉村白山に帰農した庄内藩士、森屋藤十郎の娘初が、隣村の寺田から貰い受けた早生種の茶豆の種を畑に植えたところ、なかに晩生で味の良い豆があったため、その種を大切に保存して自分の畑で増やしていき、現在のだだちゃ豆のルーツとなった「藤十郎だだちゃ」を育てたという品種改良のお話があります。   旧大泉村、役場跡地にだだちゃ豆の記念碑に由来が刻まれて残って...... 続きを読む

だだちゃ豆 江戸期からのプレミア枝豆

だだちゃ豆 白山だだちゃ だだちゃ豆通販

  庄内藩は酒井家の城下町鶴岡 だだちゃ豆の里 山形県鶴岡市について簡単に説明してみましょう。鶴岡市は山形県庄内平野の南部に位置し、酒田市と共に庄内平野を代表する人口10万人余りの行政区域です。   元和8年(1622年)酒井忠勝 (出羽国庄内藩主)が庄内に遷封され鶴岡に居城、江戸時代に、庄内藩酒井氏の城下町として盛え、加茂港は北前船の着く港町であり、明治以後も羽越本線開通まで新潟港へ向かう船が出て頻繁に交易をおこなっていたよう...... 続きを読む

露地さくらんぼの収穫

佐藤錦 露地モノ 山形

傘に入れないサクランボ さくらんぼ生産者にお聞きすると露地サクランボが数本ある。というお話が時々耳にします。露地サクランボとは雨除けハウスの設備がないサクランボのことです。何本かがまとまった畑から離れているとか、雨除けハウスが架けられない傾斜地とか。中途半端な畑にみられるようです。 このような環境のサクランボは産地全体からすると結構な面積になります。そして雨除けハウスのサクランボが出回る前に、収穫され市場に出回ります。その数量は正確な集計がなく把握...... 続きを読む

佐藤錦 作柄を決める3つの条件

山形さくらんぼ 佐藤錦 さくらんぼ開花

   豊作までの長い道のり さくらんぼの花が咲くと、受粉の条件が良ければその咲いた数だけさくらんぼの実がつきます。しかし全てが生育するわけではありません。サクランボの満開後、20日間でマッチの先のような小さな実が50%以上落果してしまいます。細かな育たない実は落ちて無くなってしまいます。これを生理落果といいます。 サクランボの生理落果の理由は、栄養のバランスが充分とれなかったり、栄養が実に行かなくなり落ちてしまうものもあります...... 続きを読む

さくらんぼの霜害とは

さくらんぼ 遅霜 佐藤錦

 さくらんぼの開花から約1カ月になりました。今の山形さくらんぼの様子をお伝えします。今年は4月の上旬の開花前に、山形の果樹地帯は強い低温と霜の影響を受けました。 この時期はサクランボの生育にとって開花受粉の直前の大事な時期。低温や霜は直接受粉の妨げになります。蕾が膨らみ実の成る雌しべが枯死しまう害を受けやすい時期で、県内の各地で霜の害が確認されました。   温暖化で霜害が多くなる ここに温暖化による現象として晩霜(おそじ...... 続きを読む

サクランボ 温室栽培 2月の満開

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  温室さくらんぼ栽培メカニズム 雪国山形の2月上旬は1年でいちばん寒い時期で積雪のいちばん多い時期なので産地の村山盆地の最低気温は-3℃から-5℃程になることも珍しくありません。積雪は多ところで1メートル、少ない平野部でも50センチ以上です。 前年の秋から12月中旬頃まで寒い外気で休眠(さくらんぼの樹の活動を停止した状態)に入ったサクランボの樹は12月下旬には温室のビニールを被覆させて暖房を入れます。時には雪が積もったままビニ...... 続きを読む

さくらんぼの交配の条件とは

佐藤錦 サクランボ さくらんぼ満開

サクランボが交配して実を成らせるには、受粉は同じ品種同士では受粉しないという性質があります。そして、違う品種でも受粉には相性があって相性がいいものとそうでないものの間には大きな受粉効率の違いがあります。その違いは花の咲くタイミングであったりその年の天候であったり、その畑の条件であったりします。どのような品種の組み合わせがいいのか、佐藤錦を収穫の中心に他の品種が1-2割、授粉用の品種が必要とされています。   [caption id="attachment...... 続きを読む

さくらんぼ とマメコバチの役割

さくらんぼ佐藤錦 山形さくらんぼ 紅秀峰

  百花繚乱の春にマメコバチ 近年、さくらんぼの花の開花は早まって来ている気がします。他の果物の開花も同じ傾向が。地球温暖化と関係しているのでは気になるところです。大型連休の直前から連休が明ける頃、山形では様々な果樹の花が盛りを迎えます。サクランボ、ラフランスなどが一帯を白く染めて幻想的な景色を魅せてくれます。少し遅れてリンゴの花が開きます。 サクランボの畑は、全体が雨除けハウスの鉄パイプで覆われているので分かりやすい存在です。「雨除け...... 続きを読む

さくらんぼ ラフランス 桃 りんご のお花見

さくらんぼ 満開 佐藤錦

    くだもの果樹園のお花見 サクラ(ソメイヨシノ)の満開が終わるころ、果樹園のさくらんぼの花が徐々に満開を迎えます。山形県の桜は満開から葉桜へと姿を変え、お花見の舞台は「果樹園の花々」へと移り変わります。 山形県ではソメイヨシノが4月中旬に満開になり、約1週間後にサクランボ、桃、ラ・フランスの花の開花がはじまります。サクランボの花が終わる5月上旬にはリンゴの花も満開になって来ます。 それぞれの花は1...... 続きを読む

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